ポイントエッジセット - ラティスとその他のトラス構造の高度な設計
ポイントエッジセットがInspire内のインプリシットモデリングでどのように使用されるかについての詳細な説明。
3次元ポイントとポイントのペア間のエッジから、驚くべき数の工学的形状が得られます。Inspireインプリシットモデリングでは、これらをポイントエッジセット(PES)と呼んでいます。高度なラティス設計や、他のトラスまたはストラット状の構造の作成に、Inspireポイントエッジセットを活用できます。
ポイントエッジセット(PES)とは?
Inspireのポイントエッジセットの説明。
数学好きなユーザーは、ポイントエッジセットを有向グラフとして認識します。Inspireインプリシットモデリングでは、PESを3Dポイントの集合体として、オプションで始点から終点まで移動するエッジの集合体として記述しています。
PESでのエッジを考える1つの方法は、開始座標と終了座標で定義される3Dラインセグメントを表すというものです。PESにはエッジがない場合もありますが(ポイントクラウドに似たものになります)、ポイントは常に必要になります。
決定的なのは、PESにはボリュームがないということです。ポイントは球ではなく、エッジは円筒でもカプセルでもありません。ただし、PESからボリュームを作成する方法は多数あります。



ポイントエッジセットはフィールドか?
ポイントエッジセットとフィールドの比較。
ポイントエッジセットはフィールドとして使用できます。インプリシットモデリングは、オブジェクトの基礎となるフィールドを使用して、他のインプリシット形状に局所的に影響を与えることができます。
例えば、ラティス内のストラットの厚さは、参照面までの距離の関数とすることができます。PESはフィールドを発し、同じように使用することができます。PESが発するフィールドは、PES構造上の最も近いポイントまでの符号なし距離であり、ポイントまたはエッジのスパンに沿ったポイントのいずれかになります。ポイントにもエッジにも内部がないため、フィールドは符号なしとなり、距離はすべて正になります。


ポイントエッジセットを使用した設計の開始
ポイントエッジセットを使用した設計の概要。
- ポイントエッジセットツールを使用します。
- ポイントエッジセットを受け入れる他のインプリシットモデリングツール のいずれかを使用します。
PESを作成または生成する場合、ガイドパネルの「ポイント」タブと「エッジ」タブを使用して、ポイントとエッジを生成します。ポイントがなければエッジは存在しないので、まずポイントを作成します。









セルストラットラティスとポイントエッジセットの違い
セルストラットラティスとポイントエッジセットの比較。
セルストラットラティスとポイントエッジセットはよく似ています。ただし、セルストラットラティスは、利便性とスピードを高めるために異なる方法で計算されます。ラティスとは、予測可能な単位セルの繰り返しであり、構造全体が1つのエンティティになり、個々のポイントやエッジを編集することはできません。
セルストラットラティスは、ポイントエッジセットに変換でき、各ポイントとエッジが編集可能になります。これは高度なラティス設計に役立ちます。一般に、ポイントエッジセットはより柔軟な作業方法です。ラティスレイアウトには厳密な要件はなく、ポイントとエッジは編集可能な個々のエンティティです。
ポイントエッジセットのポイントの生成
Inspire インプリシットモデリングには、ポイントエッジセットのポイントを生成する複数の方法が用意されています。
オプション | 説明 |
---|---|
均一ランダム | 均等に分散したランダムポイントを使用して、ボディまたはその軸に沿った境界ボックス内にポイントを分布させます。ポイントは、厳密に内側、厳密に外側、またはボディのサーフェス上にあるように制限できます。 |
最小間隔 | 指定された(ユークリッド)距離より近い2点が存在しないように、ボディまたはその軸に沿った境界ボックス内にポイントをランダムに配置します。ポイントは、厳密に内側、厳密に外側、またはボディのサーフェス上にあるように制限できます。 |
パート/メッシュから | CADボディ(ParaSolid、STEPなど)とPolyNURBSボディの場合、オブジェクトのサーフェスメッシュ近似の頂点に基づいて、ポイントを抽出できます(さまざまなメッシュ設定を利用できます)。これらはまた、ボディの各フィーチャーカーブ(Uサンプリング)に沿って、または各サーフェス(UVサンプリング)にわたって、サンプルポイントを配置することによって生成できます。 三角形または四角形のメッシュボディ(サーフェスメッシュ)の場合、ポイントはメッシュの頂点に基づいて抽出できます。 四面体または六面体のボリュームメッシュの場合、ポイントはメッシュの頂点に基づいて抽出できます。 すでに(インプリシットモデリングを介し)セルストラットラティスになっているボディの場合、そのラティスの基礎となるユニットセル内の節点位置を、ポイントエッジセットに抽出できます。 インプリシットモデリングポイントクラウドオブジェクトが作成されている場合、これらのポイントをポイントエッジセットに抽出することができます。 |
インポート | 外部で作成されたポイントは.csvファイルに保存した後、ポイントエッジセットにインポートすることができます。 |
ポイントエッジセットのエッジの生成
Inspire インプリシットモデリングには、ポイントエッジセットのエッジを生成する複数の方法が用意されています。
オプション | 説明 |
---|---|
エッジなし | ポイントだけを含むように(エッジは含まない)、ポイントエッジセットを強制します。 |
Valence | 各ポイントを「k」個の最近隣ポイントに接続します。ここで、「k」はユーザー指定の定数にすることも、空間内で変化するフィールド駆動型プロパティにすることもできます。 |
Voronoi / Delaunay |
3D Voronoi図の作成で、ポイントエッジセット内の各ポイントをシードポイントとして扱います。各シードの周囲には、PES内の他のどのポイントよりもそのシードに近いすべての場所を含む領域があります。エッジは、隣り合う3つの境界が互いに接するところに存在します。 Voronoi図の双対はDelaunay四面体分割です。この場合、Voronoi領域が面を共有するシードポイント間にエッジが描画されます。 |
パート/メッシュから | CADボディ(ParaSolid、STEPなど)とPolyNURBSボディの場合、オブジェクトのサーフェスメッシュ近似のエッジに基づいて、エッジを抽出できます(さまざまなメッシュ設定を利用できます)。これらはまた、ボディの各フィーチャーカーブ(Uサンプリング)に沿って、または各サーフェス(UVサンプリング)にわたって、サンプルポイントを配置することによって生成できます。 三角形または四角形のメッシュボディ(サーフェスメッシュ)の場合、エッジはメッシュのエッジに基づいて抽出できます。 四面体または六面体のボリュームメッシュの場合、エッジはメッシュのエッジに基づいて抽出できます。 ポイントエッジセットのいくつかの初期ポイントに基づいて、各ポイントとベクトルに基づいてエッジを作成できます。ベクトルは、(スカラーフィールドの勾配として計算された)法線ベクトルを供給する勾配を含むインプリシットボディ(フィールド)から得られます。ポイントと法線ベクトルは無限ラインを定義するので、開始距離と終了距離の値(法線ベクトルの方向に初期ポイントから測定)を使用して、このラインに沿ったエッジの開始位置と終了位置を指定できます。完了すると、これにより、ポイントエッジセットのポイントとエッジの最終セットが定義されます。 すでに(インプリシットモデリングを介し)セルストラットラティスになっているボディの場合、そのラティスの基礎となるユニットセル内のエッジを、ポイントエッジセットに抽出できます。 |
インポート | 外部で作成されたエッジは.csvファイルに保存した後、ポイントエッジセットにインポートすることができます。この.csvファイルで定義されたエッジとポイント(別の.csvファイルでインポート)の間には対応関係が存在する必要があります。具体的には、エッジはポイントのリスト内の正しい行インデックスを参照する必要があります。 |
なぜエッジのないポイントエッジセットを作るのか?
ポイントクラウドとエッジのないポイントエッジセットの違いと用途の概要。
ポイントクラウド(別のインプリシットモデリングツール)と、エッジのないポイントエッジセットの間には、視覚的な類似点があります。ただし、その使い方や実用性は大きく異なります。この2つを区別する最良の方法は、次のようになります。
ポイントクラウド | ポイントエッジセット(エッジなし) |
---|---|
主に、フィールドやその他のフィールド駆動型効果を作成するため、およびパターンからポイントクラウドへツールの使用時にオブジェクトを配置するために空間的影響として使用されます。また、手動で形状をスカルプトするためにも使用できます。 | 主に、ラティスや他の円筒または球形のバンプまたはミシン目などの構造を作成するために使用されます。 |
各ポイントは、x-位置、y-位置、z-位置、スカラー値、影響半径、フォールオフ(影響領域とそれ以外の空間のブレンド)の6つの値で定義されます。 | 各ポイントは、x-位置、y-位置、z-位置の3つの値で定義されます。 |
ポイントクラウド内の各ポイントに付加されたスカラー値を補間して、ある範囲内でフィールド全体を作成できます。 | 補間するポイントエッジセットのポイントに関連付けられた値はありません。 |
ポイントは、移動ハンドルを使用して手動で配置することも、ボディのサーフェスをクリックして配置することもできます。 | 移動ハンドルを使用したり、ボディのサーフェスをクリックしたりしても、ポイントは配置できません。 |
これら2つの異なるタイプを行き来すると役立ちます。ポイントクラウドからポイントを抽出し、直接ポイントエッジセットにすることができます。逆に、ポイントエッジセットのポイントは、.csvファイルにエクスポートした後、ポイントクラウドガイドパネルからポイントクラウドに再インポートできます。
- 例えば、サーフェスやボリュームの上に等間隔またはランダムに配置されたり、フィーチャーのカーブに沿って配置されるなど、他の方法では作成が困難な配置のポイントが必要な場合です。
- どのポイントを保持し、セットからどのポイントを除くかに対する絶対的なコントロールが必要な場合です。
- モデルに球形のバンプやミシン目(切り抜き)を作成したいと考えている場合です。
ポイントエッジセットへのフィルターの適用
フィルターを使用すると、ポイントエッジセットに保持するポイントおよびエッジを指定することができます。
ポイントエッジセットを扱うことの真価は、PES構造をフィルタリングできることにあります。PESフィルターは、ポイントまたはエッジに対して動作します。フィルターを使用することで、どのポイントやエッジを保存するか、削除するか、何らかの他の形に変更するかなど、非常に具体的に指定できます。
PESフィルターは単一のPESにのみ適用されます。フィルター基準を満たすポイントまたはエッジに対して操作を実行するか、基準を満たさないポイントまたはエッジに対して操作を実行するかを選択できます。以下は、フィルタータイプのリストとその効果の簡単な説明です。
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インプリシットモデリングリボンで、PESフィルターツールを選択します。
ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。 - フィルターを識別するための名前を入力します。
- ポイントエッジセットコレクターを使って、フィルターを適用するポイントエッジセットを選択します。
- ポイントまたはエッジを選択して、フィルターが作用する対象を選択します。
- フィルターパスまたはフィルターリジェクトを選択して、フィルターのルールを満たすポイントまたはエッジを保持するか削除するかを選択します。
-
ポイント/エッジのフィルター基準ドロップダウンからコマンドを選択し、必要に応じてフィルタールールを調整します。
ポイントのフィルター基準 説明 境界ボックス 境界ボックスの内側にあるポイントを保持または削除します。 フィールド値 ポイントの位置にある参照フィールドの値に基づいて、ポイントを保持または削除します。 Valence 各ポイントを参照するエッジの数に基づいて、ポイントを保持または削除します。 サーフェス・スナップ 参照サーフェスへの距離に基づいて、その参照サーフェス上にポイントを移動します。 微小変更 システマティックまたはランダムなベクトルに沿ってポイントを移動します。 角度 各ポイントの位置で、インプリシットボディまたはフィールドに基づいて法線ベクトルを計算します。角度参照フィーチャー(ライン、面、フィールド)を指定し、ポイントの法線ベクトルと角度参照との間の角度を計算します。この角度の大きさに基づいて、ポイントごとにポイントを削除または保持します。 結合 同じPES内の他のポイントとの距離に基づいて、PES内のポイントを結合します。また、オプションで、ポイント同士がエッジで接続されている場合のみポイントを結合するかどうかを指定できます。 エッジフィルター 説明 境界ボックス 各エッジの両端と、オプションで中点がチェックされ、それらが境界ボックスの内側にあるかどうかどうかを確認します。チェックしたポイントのいずれか、またはすべてが、ボックスの内側にある場合、エッジを削除することができます。 長さ エッジは、それぞれの長さに基づいて保持/削除することができます。 角度 各エッジは、始点から終点までのベクトルを表します。角度参照フィーチャー(ライン、面、フィールド)を指定し、エッジベクトルと角度参照との間の角度を計算します。この角度の大きさに基づいて、エッジごとにエッジを削除または保持します。 フィールド値 エッジの両端、およびオプションで中点の参照フィールドの値に基づいて、エッジを保持または削除します。境界ボックスエッジフィルターと同様に、チェックされたポイントのいずれか、またはすべてが、フィルターに合格/不合格となるかを指定できます。 製造性 角度と長さの両方を同時にチェックする複合フィルター。エッジは、角度と長さのチェックに合格/不合格で、保持/削除されます。 トリミング トリミングボディを指定し、トリミングボディを横切るすべてのエッジを(場合によっては複数回)内部セクションと外部セクションに分割します。フィルターパスとフィルターフェイルオプションを使って、内部セクションまたは外部セクションのどちらを保持するかを指定します。 注: サーフェスの横断で分割されるため、ポイントとエッジの数は変わります。折りたたむ ポイント間のユークリッド距離が指定した距離内にあるポイントを結ぶエッジを折りたたみます。エッジの2つの端点は、エッジに沿った単一の中点に置き換えられます。折りたたまれたエッジのどちらかの端点に接続していた他のエッジは、新しい中点に結合されます。このフィルターは、この操作をPES全体に一度だけ適用します。さらに折りたたみを完了するには、折りたたむフィルターを追加する必要があります。 - チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。
複数のポイントエッジセットへの操作の適用
操作を使用して、ポイントエッジセットを結合したり、ブリッジしたりすることができます。
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インプリシットモデリングリボンで、PES操作ツールを選択します。
ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。 -
操作ドロップダウンからコマンドを選択します。
操作 説明 融合 すべてのポイントを単一のリストに結合し、新しく作成されたリスト内の正しいポイントを参照することによって、すべてのエッジも結合します。 ターゲットコレクターを使用して、結合したいポイントエッジセットを選択します。ブリッジ エッジの一方の端が最初のPESに由来し、もう一方の端が2番目のPESに由来する新しいエッジを作成することによって、2つのポイントエッジセット間をブリッジします。 ターゲットコレクターを使用して、ブリッジしたいポイントエッジセットを選択します。
ツールコレクターを使用して、選択したターゲットとブリッジしたいポイントエッジセットを選択します。
Valenceを指定して、各ポイント間のエッジを形成する最近隣の数を設定します。このValenceプロパティはフィールド駆動に設定でき、異なる場所で形成される結合の数を変更できます。 - チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。
ポイントエッジセットへのボリュームの追加
ポイントエッジセットツールでポイントエッジセットにボリュームを追加します。
インプリシットモデリングリボンのオフセットツールを使用してポイントエッジセットにボリュームを追加する方法は直感的に思えるかもしれません。この方法で機能し、フィールド駆動型設計を使用して異なる領域で厚さを変えることもできます。ただし、ポイントエッジセットからストラットツール や、このツールの下のドロップダウンにある任意のラティスタイプを使用することをお勧めします。
わかりやすくするため、エッジ(ラインセグメント)にボリュームを加えると、球状のエンドキャップを持つ円筒形のカプセルが作成されます。ラティスのようにPESを扱うと、より多くのオプションを単一のわかりやすいインターフェイスで利用できるようになります。以下の例は、可能な操作の一部です。
- エッジがソリッドカプセルになるか、中空カプセル(球状のキャップを持つ円筒)になるかを指定します。
- ボリュームを厚みを付けたエッジにするか、PESの境界ボックスの個体バージョンから、厚みを付けたエッジを引いて得られるボリュームにするかを指定します。
- 場合によっては勾配をつけるためにフィールド駆動型設計効果を考えて、エッジ(ストラット)の直径を指定します。
- ポイントで接合するエッジ間にはフィレットが必要です。
- ポイントに厚みを付けて球状にし、ボリューム内に膨張した節点を作成するように指定します。
- ラティスの周囲にシェルを配置したり、結合操作を使用して別のボディにラティスを接合するなどのアウターボディ処理。
ポイントエッジセットを使用したワークフローの合理化
ポイントエッジセットで作業するときにすべてのオプションが必要な場合は、ポイントエッジセットツールを使用してPESを作成してから、これをボリュームのある構造に変換することができます。
このアプローチは、お使いのアプリケーションに厳密に必要となるものを超える情報を表示する可能性があります。当社では、特定の一般的な設計活動に応じていくつかの合理化されたワークフローを作成しています。これらは背後でPESを使用していますが、作成するためのオプションのセット数は大幅に少なく表示されます。以下の表と画像は、これらのワークフローの概要を示しています。
名前 | 説明 | 例 |
---|---|---|
ピン/貫通![]() |
このツールは、孤立したエッジ(互いに接続しないエッジ)の作成専用です。これらは、ボリューム全体またはサーフェス上にピン状フィーチャーを作成するために使用できます。ピンを配置するポイントを生成する方法と、ピンの向きを記述するフィールドまたはフィーチャーを提供する必要があります。ピンの向きは、選択されたフィールドの勾配に従います。ほとんどの場合、この勾配はサーフェス上にあるポイントに対してサーフェスに垂直なベクトルを生成します。最後に、ピンの長さを決める(生成されたポイントからの)開始距離と終了距離を指定します。 注: ピンは必ずしも、その位置を示すポイントに重なっているとは限りません。 |
![]() ![]() |
標準グリッド![]() |
ポイントは、直交座標系、円筒座標系、球座標系のいずれかの標準グリッドに基づいて作成されます。必要に応じて、カスタムセルタイプを使ってポイントを追加することができます。エッジは、カスタムセルタイプを定義することによって、セル-ストラットツール ![]() |
![]() |
パートからストラットへ![]() |
ポイントは、サーフェスまたはボリュームメッシュの頂点(三角形、四角形、四面体、六面体など)、CADサーフェスやカーブのUVサンプリング、またはポイントクラウド内のポイントから抽出できます。エッジは、メッシュエッジ、CADフィーチャーカーブに追従し、サーフェスの法線ベクトルやフィールドの勾配として抽出された法線ベクトルにも沿うことができます。 |
![]() |
インポート![]() |
.csvファイルからポイント(オプションでエッジ)をインポートします。 |
![]() ![]() ![]() |
ポイントエッジセットを使用した設計のエクスポート
3MFファイルフォーマットを使用してポイントエッジ設定をエクスポートします。



インプリシット形状は、OpenVDBフォーマット(*.vdb)を使用して、スカラー値のグリッド(場合によっては単なるサーフェスに近い狭帯域の形状)としてエクスポートすることもできます。




ポイントエッジセットのまとめ
この記事を読み終えたので、ポイントエッジセットを使ったモデリングの威力を十分に利用できるようになっています。基本的な構造と、フィルター、演算子、エクスポートオプションの使い方を理解することで、モデリングアプローチに関して十分な情報に基づいた選択ができるようになります。
具体的なワークフローのヘルプは、各操作のドキュメントや、ドキュメントやYouTubeにあるチュートリアルビデオで確認できます。
ポイントエッジセットのFAQ
ポイントエッジセットはメッシュですか?
いいえ。メッシュには通常、面やボリュームの要素情報がありますが、そのような構造はPESでは強制されていません。サーフェスやボリュームメッシュに似たPESを作成しようとする場合、まず(例えば、パートを三角メッシュに変換することで)このメッシュを作成し、次にPESでこのメッシュからポイントとエッジを抽出することをお勧めします。
メッシュからポイントやエッジを抽出する場合、メッシュのサイズや精度の許容誤差などのコントロールはどこにありますか?
メッシュ設定は、インプリシットモデリングのコンテキストに入る前に、パートごとに指定します。これらを見つけるには、プロパティエディターが表示されていることを確認し、パートプロパティの「メッシュ」または「CADファセット」セクションの下で設定を編集します。
私の設計にはポイントエッジセットツールとラティスツールのどちらを使えばよいですか?
それは好みの問題です。ポイントエッジセットは、望まない限りラティスにはなりません。設計の別の部分でユーティリティ目的でフィールドにすることもできます。フィルターや操作など、PESの設計はすべて、ボリュームを追加してラティスにする前に行うことができます。または、PESを使用するラティスツールのいずれかを開始するときに、PESを作成することもできます。このバージョンのワークフローでもフィルターを適用できますが、ラティスのコンテキスト内から操作を適用することはできません。
削除したい単一のポイントまたはエッジがあるのですが、これをクリックして削除することができません。どうすればよいでしょうか?
個々の要素は、削除しようとしているポイントまたはエッジを切り分けるPESフィルターを使用してキャプチャーできない場合、選択できません。ポイントやエッジを切り分けるフィルターを作成できない場合は、PESを.csvファイルにエクスポートし、.csvファイルからポイントやエッジを手動で削除してから、修正したポイントとエッジを新しいPESに再インポートします。
PESをパターン化するとどうなりますか?
ポイントエッジセットをパターン化できます。ただし、その結果は、多くのポイントとエッジを含む拡張されたPESにはならず、フィルターや演算子を使用できる編集可能なPESを別途作成しません。これは、さまざまな場所で、PESの編集可能なインスタンス(コピー)を作成するだけです。パターン操作の前に元のPESを編集すると、これらの編集はパターン操作後のPESのすべてのインスタンスに表示されます。
私のPESのストラット(厚みを付けたエッジ)間をスムーズにブレンドしたいと考えています。使用する必要があるのは、スムーズツールですか、フィレットツールですか、それとも他のものですか?
(インプリシットモデリングリボンの)スムーズ操作とフィレット操作の両方を、ボリュームが与えられたPESに適用できます。ただし、これはおそらく、スムーズに移行するための最良の方法ではありません。その代わりに、PESを使用するラティスツールの1つを入力してから、ノードの移行をスムーズに変更することができ、これにより、ポイントに入る各ストラット(厚みが付けられたエッジ)の間にブレンドフィレットが追加されます。
一方の端のより広いPES構造にのみ結合した、垂れ下がったストラット/エッジを削除するにはどのようにすればよいですか?

- PESフィルターを使用して、Valence < 2のポイントをすべて削除します。これにより、1つのエッジだけが付随しているポイントがすべて見つかるので、これらを削除します。これにより、この削除されたポイントを参照するエッジもすべて削除されます。ポイントを削除すると垂れ下がったエッジが生成され、複数のValence < 2フィルターが必要になる場合もあります。
- PESフィルターを使用して、境界ボックスまたはフィールドフィルターを使ったラティスの境界ボックス内に完全には含まれていないエッジをすべて削除します。これは多くの場合機能しますが、信頼性は高くありません。エッジを削除すると垂れ下がったエッジが生成され、複数のフィルターが必要になる場合もあります。
- ラティスの境界ボックスが好ましくない方法でエッジをトリムするような稚拙な切り取りを避けるために、境界ボックスからはみ出るラティスを作成できます。一度作成したら、外側の境界ボックスのサーフェスから離れたポイントやエッジを削除します。次に、PESフィルターを使って、Valence < 2のポイントをすべて削除します。その後、サーフェススナップPESフィルターを使用して、サーフェスに近いポイントをサーフェス上に戻すことができます(サーフェス上で最も近いポイント)。ラティスの境界ボックスの外側にある残りのポイントおよびエッジはすべて破棄します。
- エッジのトリミングPESフィルターには、トリムされたエッジを閉じるオプションがあります。これは、モデルのサーフェス上にあるポイント(通常はエッジをトリミングした結果として)を三角形になるように接続する新しいエッジを追加します。これらのエッジは、ポイント同士を直接直線で結ぶこともできるし、(小さなエッジをたくさん使って)サーフェス上に沿ってモデルのコンターに追従することもできます。また、非常に近いサーフェスポイントを結合して、ラティスを閉じるための短いエッジを作成するオプションもあります。
以下の画像は、直接結合オプションを使用して閉じたラティスの拡大画像です。サーフェスポイント間の新しく作成されたエッジはすべて直線になります。
以下の画像は、サーフェスに沿う結合オプションを使用して閉じたラティスを示しています。サーフェスポイント間に新しく作られるエッジはすべて、カーブしており、ボディのサーフェスにコンフォーマルです。
他のボディ/ボリュームのブーリアン演算にPESを含めると、PESが消えてしまったのはなぜですか?
PESは、0次元と1次元のエンティティ、つまりボリュームを持たないポイントまたはエッジの集合体です。ただし、PESはフィールドも発し、ここでは空間内の各ポイントにより、PES内の最も近いポイント、またはエッジに沿ったポイントまでの距離が返されます。そのため、ブール演算に使用することができます。ただし、PESフィールドには内部がないため、予期せぬ結果が生じる可能性があります。
非インプリシット形状から単一の面またはカーブを使用して、PESを作成しようと考える場合はどうすればよいですか?

