インプリシット形状の反転

基礎となるフィールドのすべてのスカラー値の符号を逆にすることで、インプリシットボディの"内側"と"外側"を入れ替えます。

例として、実際に球体のフィールドを反転させてみます。この場合、球体を囲む境界ボックスの大きさの立方体となり、その内側に球形の切り抜きができます。元々あった球体の固体部分が空洞状態になり、この球体を囲んでいた外側部分が固体状態になりました。同様に、以下の例では、Gyroidラティスが反転され、固体領域とボイド領域が入れ替わり、さらにラティス周りに固体材料の薄いパディングが配置されています。このパディングは以前はラティスとラティスを囲むバウンディングボックスの間のボイドでした。

  1. インプリシットモデリングリボンで、反転ツールを選択します。

    ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。
  2. オプション: 表示品質では、低いから非常に高いの中から選択します。要素密度の低いものから非常に高いものまで対応します。品質が高いほどより鮮明に形状フィーチャーが生成されますが、処理速度は遅くなります。複雑な関数を作成する場合は、低い品質で作業し、関数が完成した後に高い品質に切り替えることをお勧めします。
  3. 反転させるインプリシットボディを選択します。
  4. 2つ目のインプリシットボディをマスクとして選択し、選択されたボディのうち反転が作用するボリュームを決定します。
  5. OKをクリックします。