シーム溶接の反力の表示
シーム溶接の結果の反力と応力の表を表示します。
各溶接部の総接触力と平均応力の表示に加え、シーム溶接の合力とスロート部の応力も単位長さごとに評価することが可能です。この評価のためのデータ点数は、溶接の長さによって自動的に決定されます。シーム溶接の設計基準、特にEurocode 3(EN 1993-1-8)で、単位長さあたりの合力と応力を使用することができます:Eurocode 3: Design of Steel Structures, Section 4.5.3)。
力/モーメント
- ProjectツリーでAnalysisワークベンチを開きます。
- ワークベンチツールバーで、 を選択します。
- Seam weld reactionダイアログで、Force/Momentタブを選択します。
- Evaluateをクリックすると、すべての溶接部について、溶接長さに沿った様々な力 / モーメント成分が計算されます。これにより、モデル内のすべての溶接部のピーク(最大値と最小値)が推定されます。
- 単位長さ当たりの力の破断基準として、使用するしきい値を設定します。
- Validateをクリックすると、評価後の各溶接の状態が表示されます。
- 表を並べ替えるには列見出しを選択します。
- 任意の行を選択すると、力およびモーメントの概要とそのベクトルがグラフィックス表示されます。
- オプション: (Zoom)を使用して、選択した溶接部をモデリングウィンドウで拡大表示します。
-
シーム溶接の単位長さあたりの反力を、溶接部の長さ方向に沿ってプロットして表示します。
- プロットウィンドウで、Save asを選択して、結果を画像またはテキストファイルとして保存します。
応力
- ProjectツリーでAnalysisワークベンチを開きます。
- ワークベンチツールバーで、 を選択します。
- Seam weld reactionダイアログStresses タブを選択します。
- Evaluateをクリックすると、すべての溶接部について、溶接長さに沿った様々な応力成分が計算されます。
-
応力(法線応力、せん断応力、相当応力)の破壊基準として望ましいしきい値を設定します。
相当応力は以下の式に基づいて計算されます。
- スロートに垂直な法線応力
- 溶接軸に垂直なせん断応力(スロート面内)
- 溶接軸に平行なせん断応力(スロート面内)。
- 弱い方の接合部の公称引張強度
- 適切な相関係数
- Validateをクリックすると、評価後の各溶接の状態が表示されます。
-
平均応力計算では、Include weld section
stressesをチェックすることで、各溶接部をさらに分割することができます。次に、Section
length to throat thickness ratioに値を入力します。
この値は、溶接が特定の溶接標準に拘束されないことを保証します。
- 表を並べ替えるには列見出しを選択します。
- オプション: (Zoom)を使用して、選択した溶接部をモデリングウィンドウで拡大表示します。
-
シーム溶接の単位長さあたりの応力を、溶接部の長さ方向に沿ってプロットして表示します。
- プロットウィンドウで、Save asを選択して、結果を画像またはテキストファイルとして保存します。