新機能
SimSolid 2023.1の新機能に関する情報。
Altair SimSolid 2023.1 リリースノート
主な特長
- スキンの厚みづけ
- スーパーエレメント
- 太陽熱荷重
- 標準結合へのリモート荷重
- モード上限指定
新機能
- スキンの厚みづけ
- スキンやサーフェスをソリッドと一緒にSimSolidにインポートできるようになりました。指定した厚みを割り当て、ソリッドシートに変換することができます。スキンは、ソリッドの中立面、上面、または下面になります。閉じていないソリッド、サーフェスが欠けているソリッドはサポートされていません。
- スーパーエレメント
- スーパーエレメントは、仮想コネクターとしてインポートできます。変位成分で定義された剛性マトリックスは、.dmigファイルを使用してインポートすることができます。
- 太陽熱荷重
- 太陽熱荷重は、定常熱解析の境界条件としてサポートされるようになりました。この機能は、日射による熱流束を自動的に評価し、日陰のないサーフェスに適用します。
- リモート荷重または標準結合
- フェイスやスポットに加えて、標準的な仮想コネクターにもリモート荷重を適用できるようになりました。これは静解析と動解析の両方でサポートされています。
- モード上限指定
- 固有値解析設定で周波数間隔の上限を定義することにより、モーダル周波数を抽出できるようになりました。これは、固有値解析とモード予荷重解析の両方でサポートされています。
- 精密結合
- ECADファイルのインポート時に、正確な結合の新しいセットが自動的に作成されます。これらの結合は、ECADファイルの異なるパートのテッセレーション間で正確に作成されます。これはECADモデルでのみサポートされています。
- ボルトにかかる最大力/モーメント
- 隣接するパートと接触しているボルトの各部分の力とモーメントを利用できるようになりました。最大断面力とモーメントも、設計内のすべてのボルトについて表示されます。
機能強化
- 直接法ソルバーによる熱過渡解析
- 非定常熱解析は直接法ソルバーに基づいています。2023.1以前のバージョンで非定常熱解析を行ったすべてのプロジェクトは、新しい非定常熱解析用ソルバーに対応するように自動的に変換されます。これは、過去のプロジェクトの結果を再実行する必要があります。
- ローカル座標系での直接解析結果のコンタープロット
- 動解析のためのコンタープロットは、ローカル座標系で表示することができます。ローカル座標系は直交座標または円筒座標とすることができます。出力座標系の設定は、凡例からアクセスできます。選択情報および結果グラフは、出力座標系に基づいて結果を出力します。
- 複数荷重ケースのすべての荷重ケースにリモート荷重の編集を適用します。
- インポートされたリモート荷重の場合、リモートポイント座標がマッピングされたフェイスに加えた編集は、すべての荷重ケースでリモートポイントに適用できるようになりました。これは複数荷重ケースでのみサポートされています。
- その他の機能強化
-
- インポートされたリモート荷重により、最大10つのフェイスに荷重をマッピングできるようになりました。
- リベットに作用する合力とモーメントは、ボルト/ナットの合力で可視化することができます。
- ポアソン比が0.5より大きい直交異方性材料がサポートされました。
- 動解析における直交異方性材料の応力計算
- 非定常熱境界条件から定常熱境界条件へのコピー、またはその逆が可能になりました。
- リンクされた解析の自動解法がリファクタリングされました。リンクされたすべての解析は、解析マネージャーを使用することなく自動的に実行されます。これはどのような複雑なリンクにも適用され、すべてのリンクされた解析でサポートされています。
- すべての温度荷重ケースが、スーパーエレメントを除くすべての仮想コネクターをサポートするようになりました。
- インポートされたリモート荷重ダイアログの無効なデータをワンクリックで削除できるようになりました。
- モーダル解析の凡例境界を編集できるようになりました。
- パート名が STL ファイルからインポートされるようになりました。
- プロジェクトツリーまたはコンテキストメニューでの選択による接触条件の視覚化が改善されました。
- モードと熱解析のソリューション設定の”フィーチャーアダプト”オプションを削除しました。
既知の問題
- 仮想コネクター下での線形ガイドジョイントの問題。
解決された問題
- モード予荷重に関する問題。
- コンターがオンの状態でリンクされた解析を解くことに関連するクラッシュ。
- 並進慣性関数によるスケーリングに関する問題。
- 接触応答ときしみ - がたつき音解析のためのブックマークに関する問題。
- 非定常熱解析における負の温度結果に関するいくつかの問題。
- 非常に微細なジオメトリのインポートにおけるトーラス面周りのアダプティブに関する問題。
- 複数ロードケースのCSV保存に関する問題。
- 直交異方性材料の動解析におけるゼロ応力に関する問題。
- プロジェクトツリーでのパートのドラッグ&ドロップに関する問題。
- 周波数およびランダム応答解析の境界条件における関数ヘッダーの誤り。
- サブケースの切り替え時の選択情報の応答に関する問題。
- 幾何学的非線形解析の増分解析における円筒座標系での結果保存に関する問題。
- シート認識の問題。
- ボルトのカスタム接触条件に関する問題。
- 他の境界条件とともにフェイス上に分布質量を適用する際の問題。
- 異なる慣性荷重を一緒にかける際の問題。
- 整列境界条件を異なるサブケースにコピーする際の問題。
- ケーブル/ロッドが存在する場合の幾何学的非線形解析に関する問題。
- いくつかの警告に関しての修正。
- シーム溶接の作成に関する問題。
- いくつかのクラッシュ。
- いくつかの不安定性。
Altair SimSolid 2023 リリースノート
主な特長
- 非線形ジオメトリでの逐次荷重
- インポートされた仮想ブッシング
- ローカル座標系でのコンタープロット
- ソリューション設定の改善
- Spatialリーダー
新機能
- 非線形ジオメトリでの逐次荷重
- 複数の構造解析が互いにリンクされる構造連続解析が、構造非線形形状解析でサポートされるようになりました。
- インポートされた仮想ブッシング
- Connectionsの下のVirtual bushingsを.csvファイルからインポートできるようになりました。仮想ブッシングをインポートするには、ブッシングの座標、3つすべての軸に沿った線形および回転剛性、および座標系が必要です。指定された直径に基づいて、ブッシングがマッピングされます。これは、入力座標から指定された直径内にある2つのパートに結合されます。
- ローカル座標系でのコンタープロット
- 構造およびモーダル解析のすべてのコンタープロットを、ローカル座標系に沿ってプロットできるようになりました。ローカル座標系は直交座標または円筒座標とすることができます。Set Output Coordinate System設定には、凡例からアクセスできます。Pick infoおよびResult graphは、出力座標系に基づいて結果を出力します。
- 構造非線形解析に基づく疲労解析
- 疲労解析では、分離接触解析を伴う構造非線形解析を参照できるようになりました。これは、構造線形解析に加えてサポートされています。
- Spatialリーダー
- Spatialリーダーと呼ばれる新しいジオメトリリーダーが、CATIA V5およびV6ファイルでサポートされます。このリーダーは、 から選択できます。
- 剛体モードのカットオフ
- 動解析で剛体モードのカットオフを定義できるようになりました。デフォルトは1Hzに設定されています。
機能強化
- ソリューション設定の改善
- ソリューション設定が、グローバルおよびグローバル+ローカルと呼ばれる2つの高レベルアダプティブにリファクタリングされました。
- ボルト締め付けの新たなアプローチ
- ボルト / ナット締め付けがアクティブな荷重として実行されるようになりました。ターゲット軸力が正確に達成されるようになりました。
- カスタム座標系でのリモート荷重のインポート
- .csvからインポートされたリモート荷重が、グローバル座標系に加えてカスタム座標系を参照できるようになりました。
- 製品版
- 製品版を から選択できるようになりました。Basic、Standard、Advancedを含む製品版が使用可能です。これらに加え、30日間StandardバージョンにアクセスできるTrial版も使用できます。
- 材料データベースのリファクタリング
- 機械 / 熱など特定の物理特性に基づいて材料を作成できるよう、材料データベースがリファクタリングされました。熱解析のみを実行するのに機械的特性を入力する必要はなく、その逆も同様です。
- スポット溶接のリファクタリング
- スポット溶接は、適宜2T/3T/4T溶接を表すようにリファクタリングされました。すべての溶接は2T溶接に変換されなくなりましたが、プロジェクトツリーに作成済みとして表示されます。
- 動解析の境界条件のリファクタリング
- 動解析の同じジオメトリエンティティに複数の境界条件を適用できるようになりました。これにより、異なる方向に沿って異なる荷重関数を適用できます。
- RMS応答のプロジェクトファイルへの保存
- RMSフォンミーゼス応力が、評価後にプロジェクトファイルにも保存されるようになりました。
- リンクされた解析の実行
- リンクされたすべての解析は、解析マネージャーを使用することなく自動的に実行されます。これは、構造、座屈、モード予荷重、動的、熱応力、きしみ / がたつき音など、リンクされたすべての解析に適用されます。
- CADインポートフォーマットの更新
- 対応CADフォーマット一覧を更新しました。
- ファイルフォーマット
- サポートされているバージョン
- CATIA V5
- R10~R33
- NX/Unigraphics(.prt)
- 11~NX CR 2212
- SOLIDWORKS(.sldpart、.sldasm)
- 99~2023
- 更新されたTeamcenterバージョン
- 現在は、Teamcenterのバージョン10.0~13.4がサポートされています。
- PUNCHファイルへの回転の出力
- 周波数応答解析のために、回転がPUNCHファイルに出力されるようになりました。
既知の問題
- 仮想コネクター下での線形ガイドジョイントの問題。
解決された問題
- 動解析では、その周波数間隔のモードのみでなく、常に使用可能なすべてのモーダル空間が使用されるようになりました。
- 境界条件が円形スポットに適用される場合の熱解析に関する問題。
- マスターとメイトは、それぞれプライマリとセカンダリに置換されました。
- 動解析において、10,000Hzのみでなく、すべての周波数にわたって均一の関数が定義されるようになりました。
- Fusion用のSimSolidプラグインに関する問題。
- .csvからインポートされた熱情報で、その座標のジオメトリ単位が使用されるようになりました。
- インポートされた熱情報の近似に関する問題。
- アラインメントまたは慣性荷重を伴う逐次解析に関する問題。
- プロジェクトツリー内の材料を材料データベース内の同じ材料に置き換えることができるようになりました。
- 表示されるモデル、境界条件および結果に関するグラフィック問題。
- 選択情報とコンタープロットの同期に関する問題。
- いくつかのジオメトリリーダーに関する問題。
- ボルト / ナット締め付けに関する問題。
- 複数の設計スタディにわたって使用される場合の結合の破損に関する問題。
- 削除 / 除去済みパートの結合および境界条件の処理に関する問題。
- シーム溶接作成が改善されました。
- 形状非線形解析におけるアラインメントの境界条件に対する反力のプロットに関する問題。
- 複数荷重ケース解析での反力に関する問題。
- 結果プロットを精緻化した後のRMS結果のプロットに関する問題。
- 設計スタディをコピーした際の表示に関する問題。
- いくつかの不安定性。
- いくつかの製品クラッシュ。