SimSolid 2026 リリースノート

新機能

物理ベースのソリューション
ローターダイナミクス
ローターダイナミクスの解が複素固有値解析に対応しました。この実装は、回転参照フレームで定式化された運動方程式に基づいています。解にはコリオリ効果と応力効果の両方を含めることができます。また、角速度の範囲を入力として含めることもできます。出力には複素周波数が含まれ、角速度と周波数/減衰の対応をプロットすることも可能です。
電磁界解析
SimSolidに電磁気解析機能が追加されました。現在、次の2つ解法がサポートされています。
  • Sパラメータ:Sパラメータは、ネットワークのポート間で信号がどれだけ伝送、反射、または転送されるかを理解する方法です。SimSolidでは、導波管ポートや完全導電体を定義できます。
  • モーダル解析:モーダル解法を利用すると、電磁波がシステム内でどのようにモードとして伝播するか把握できます。
直交異方性材料による座屈/モーダル初期応力
直交異方性材料の座屈解析とモーダル初期応力解析が新たにサポートされました。
初期応力モードの複数荷重ケース対応
初期応力モードを、複数荷重ケース解析にリンクできるようになりました。周波数やモードの形状をプロットするだけでなく、周波数ダイアグラムもプロットできるようになりました(周波数と荷重ケースの対応をプロットするなど)
リモート変位の強化
リモート変位には、平行移動/回転および力/モーメントの組み合わせを設定できるようになりました。これらの荷重は、取り付けられたフェイス/スポットに剛性的に加えられます。
ユーザビリティ
結合フィルター
プロジェクトレベルでフィルターを定義し、プロジェクトツリーに結合を表示/非表示できるようになりました。これらのフィルターは、すべての設計スタディのすべての結合に適用可能です。複数のフィルターのオン/オフを同時に切り替えることができます。
パート結合の再利用
パート結合を、アセンブリの複数のインスタンスにコピーできるようになりました。これにより、類似したパートのペア間の結合を作成するための重複作業が排除され、モデル構築のパフォーマンスが向上します。
ユーザー定義のパートの色の割り当て
アセンブリのパートの色を手動で割り当てることができるようになりました。パートの色をランダムに割り当てるオプションは、アセンブリを右クリックし、パートの色をランダムに設定を選択することで引き続き使用可能です。色のオンとオフを切り替えるには、ツールバーのパートの色分け表示オプションを選択します。
クリップ平面のキャップ
クリップ平面のキャップの切り抜きをオン/オフで切り替えられるようになりました。これに加えて、キャップの切り抜き部分の色も選択できるようになりました。
ダイナミクス解析におけるボルト/ナットの力
ダイナミクス解析で、ボルト/ナットの力が出力されるようになりました。ダイアログでは、絶対最大値が自動的にテーブルに表示され、並べ替えにより問題のあるボルトを迅速に切り分けることができます。これに加えて、個々のボルトごとに周波数範囲全体の力を照会できるようになりました。
接合用のスイープソリッド
あらゆるスイープソリッドを使用して、ソリッドからさまざまな接合(シーム溶接、接着接合、レーザー溶接など)を作成できるようになりました。

機能強化

自己接触の超高精度化
自己接触で超高精度な結合がサポートされるようになりました。
開およびスリップのトレランス
開/閉およびスリップ/固着のトレランスを定義することで、非線形接触の接触ステータスを視覚化できるようになりました。
バッチモードの機能強化
  • 自己交差などのジオメトリの欠陥をチェックしキャプチャする新機能。
  • 複数荷重ケース解析に重力荷重を追加する新機能。
  • 複数荷重ケース解析から最大フォンミーゼス応力と最大変位を出力する機能。
標準結合の確認
標準結合の確認ダイアログから、結合と既定の接触の条件を編集できるようになりました。結合リストをCSVファイルにエクスポートすることも可能です。
パートの確認
パートの確認ダイアログのすべての列をCSVファイルにエクスポートできます。
質量のサマリー
質量のサマリーが改善され、パートの質量、剛性パート、溶接、接着、ブッシング、リモート質量、および分布質量を追加できます。
材料データベース
材料データベースで、SimSolidの複数の材料ファイル間を簡単に切り替えることができます。
Parasolidおよびレガシーリーダー用のCADインポートフォーマットの更新
ファイルフォーマット サポートされているバージョン
SOLIDWORKS(.sldpart、.sldasm) 99-2025
NX/Unigraphics(.prt) 11~NX CR 2412
その他
  • 色や視覚的な設定は、可能な限り維持されます。
  • シートやラミネートの作成/編集は、グラフィックのコンテキストメニューから使用できます。
  • リベットを作成する際のパートビューが半透明に変更されました。
  • 接地されたブッシング、ショックアブソーバー、ロッド、およびケーブルはすべて、仮想コネクターから境界条件にリファクタリングされました。
  • すべての設定のデフォルト値をリセットする新オプションが追加されました。
  • ノイバー量がCSVファイルに書き込まれます。
  • 標準ライセンスで、インポートされたスーパーエレメントの利用が可能です。
  • ローカル座標系のデフォルトの原点が、グローバル原点ではなく、アセンブリの歯車の位置になりました。
  • SimSolid用のNXプラグインは、Siemens NXのすべての新バージョンに対応しています。
  • ダイナミクス解析で、ケーブルが自動的にロッドに変換されます。
  • 衝突ダイアログが改善され、複数ステップを含む解法、およびさまざまな結合との衝突のチェックを除外する解法などが利用できるようになりました。
  • Teamcenterは現在、バージョン2506までサポートされています。

非推奨の機能

接地された仮想コネクター
接地されたブッシング、ショックアブソーバー、ロッド、およびケーブルはすべて非推奨になり、境界条件に移行されました。

解決された問題

  • 複素モードの収束性を改善しました。
  • モーダルのスーパーエレメントのエクスポートが改善され、従来のFEと一貫性のある解が得られるようになりました。
  • ダイナミクス解析の入力関数の近似精度が向上しました。
  • 直交異方性材料の誤った配向使用に関連する問題。
  • データム面のフラックスのプロットに関する問題。
  • 接着接合から局所解析への誤った変換に関連する問題。
  • インポートされた圧力、温度、力、およびリモート荷重のマッピングを改善しました。
  • フェイスの選択からの位相の出力に関する問題。
  • プロットで、温度単位が正確に置き換わるようになりました。
  • リンク解析における解決済みのワークベンチに関連する問題。
  • 寸法が小さいスポットの作成を改善しました。
  • 関連のない結合を編集した際のファスナー結合条件の自動更新に関する問題を修正しました。
  • 結果プロットの複数荷重ケース名に関する問題を修正しました。
  • パート、ダイアログ、結果プロットの表示に関する問題を修正しました。
  • ブッシング、リモート質量、および疲労イベントダイアログのリフレッシュに関する問題を修正しました。
  • 熱伝導プロットのテキストファイルへの保存に関する問題。
  • デフォルトの接触条件を変更しても解に反映されず、更新された接触条件がサポートされない問題。
  • 境界条件などのデータのコピーに関する問題。
  • ボルトが正しく認識されない問題。
  • アセンブリ内のスキンをレビューする際の問題。
  • ロッド/ケーブルの締め付けのマッピングに関する問題。
  • パート交換に関する全般的な改善。
  • CSVに対するブッシュの反応に関する問題。
  • ソリューションのフリーズに関する問題を修正しました。
  • 数値の不安定性に関する問題を修正しました。
  • 複数のクラッシュが修正されました。

既知の問題

弊社では、継続的にソフトウェアのパフォーマンス改善に取り組んでおり、以下に示す既知の問題は、今後のリリースで対応する予定です。
  • 仮想コネクター下での線形ガイドジョイントの問題。
  • 2025年10月14日をもって、Microsoft Windows 10のサポートは終了となりました。Microsoftの発表に伴い、Altair 2026.0 のすべてのアプリケーションはWindows 10のサポートを終了します。Altairは、お客様がこの変更に対応できるよう、この情報を提供します。Altair 2026.0は、Windows 11と、その他のLinuxベースのOSをサポートします。ご質問やご不明な点がございましたら、お近くのAltairサポートチームまでお問い合わせください。