SS-T:4090 SN 時間疲労

チュートリアルレベル:上級SN時間疲労荷重ケースを作成します。

前提条件
このチュートリアルで使用されている機能の一部は、 SimSolid Advanced versionでのみ利用可能です。このチュートリアルを完了するには、Advancedに切り替えてください。
目的
SimSolidは、簡略化されていない形状を使用したパートとアセンブリに対して機能するメッシュレス構造解析を実行しますが、ジオメトリの不完全性に寛容で、数秒から数分で実行を完了します。このチュートリアルでは次の操作を実行します:
  • SN時間疲労荷重ケースを作成します。
  • チャンネルのインポートとイベントの作成を行います。
  • 結果を解析して確認します。
モデルの説明
このチュートリアルには以下のモデルファイルが必要です。
  • SNTime.ssp
  • Channel1.csv
1.


このプロジェクトファイル(.ssp)には以下の指定があります。
  • すべてのパートの材料がSteelに設定されています。
  • 結果のある線形静的サブケースが含まれている。

プロジェクトを開く

  1. 新しいSimSolidセッションを開始します。
  2. メインウィンドウのツールバーでプロジェクトを開く をクリックします。
  3. プロジェクトファイルを開くダイアログで、SNTime.sspを選択します。
  4. OKをクリックします。

モデルの確認

  1. プロジェクトツリーで、Structural 1解析ワークベンチを展開します。
  2. 荷重/拘束ブランチを展開し、荷重を確認します。
    2.


  3. (結果プロット)をクリックし、目的のプロットを選択して、応力の高い領域を確認します。

疲労材料特性の追加

SN曲線がすでに割り当てられている場合は、この手順をスキップしてください。プロジェクトツリーアセンブリを右クリックし、表示 > 材料を選択して、割り当てられた材料特性を確認します。

  1. メインメニューで、設定 > 材料データベースをクリックします。
    3.


  2. Generic MaterialsグループのSteelを右クリックし、コンテキストメニューからコピーを選択します。
  3. コピーした材料を編集します。
    1. Steel1 - Copy_0を選択します。
    2. 材料の編集をクリックします。
  4. 疲労曲線を追加します。
    1. ダイアログの編集フィールドで、疲労特性ブランチを展開し、S-N曲線の追加をクリックします。
    2. 曲線定義法がUTSによる予測に設定されていることを確認します。
  5. 適用をクリックします。
  6. 保存をクリックします。

SN時間解析の作成

  1. メインウィンドウのツールバーで(疲労解析)をクリックします。
  2. ドロップダウンメニューでSN 時間を選択します。
    プロジェクトツリーに新しい解析が表示されます。SN時間ワークベンチのアイテムが一覧表示されます。
    4.


チャンネルのインポート

  1. ワークベンチツールバーで、(チャンネルのインポート)をクリックします。
  2. ファイルエクスプローラで、Channel1.csvを選択します。
  3. 開くをクリックします。
    インポートされたチャンネルがプロジェクトツリーに表示されます。
    5.


    荷重ケースごとに複数のチャンネルをインポートでき、同じファイルに複数のチャンネルを含めることができます。
  4. プロジェクトツリーChannel 1をクリックします。
    チャンネルグループダイアログが開き、荷重履歴ファイルで使用可能なチャンネルが、そのプロットと座標とともに一覧表示されます。それらを切り替えながら、プロットを表示できます。
    注: このダイアログからチャンネルを編集することはできません。
    6.


  5. オプション: 列見出しをクリックし、プロットテーブルを時間または増幅率で並べ替えます。
  6. キャンセルをクリックしてウィンドウを閉じます。
    注: 図 7は、.csvファイルのヘッダー形式を示しています。最初の列はTimeで、残りの列はチャンネル名です
    7.


解析の実行

  1. プロジェクトツリー解析ワークベンチを開きます。
  2. 解析をクリックします。

結果の表示

  1. プロジェクトツリー疲労 SN 時間 1サブケースを開きます。
  2. 解析ワークベンチで、 > 疲労損傷を選択します。
    凡例ウィンドウが開いてコンタープロットが表示されます。
    8.


    注: 荷重ケースに複数のイベントがある場合は、各イベントの損傷をプロットするか、累積損傷をプロットできます。
  3. 情報を選択します。
    1. 結果ワークベンチツールバーで、(選択情報)をクリックします。
    2. モデリングウィンドウで、関心のあるポイントを選択します。
    3. 選択情報ダイアログのイベントで、ドロップダウンメニューからトータルを選択して累積損傷を表示するか、関心のある個々のイベントを選択します。
      9.