SS-T:3060 風荷重による構造解析
チュートリアルレベル:中級
- 目的
- SimSolidは、簡略化されていない形状を使用したパートとアセンブリに対して機能するメッシュレス構造解析を実行しますが、ジオメトリの不完全性に寛容で、数秒から数分で実行を完了します。このチュートリアルでは次の操作を実行します:
- 構造静解析のための風荷重の適用を学びます。
- モデルの説明
- このチュートリアルには以下のモデルファイルが必要です。
- facade.ssp
プロジェクトを開く
- 新しいSimSolidセッションを開始します。
-
メインウィンドウのツールバーでプロジェクトを開く
をクリックします。
- プロジェクトファイルを開くダイアログで、facade.sspを選択します。
- OKをクリックします。
サブケースの作成
メインウィンドウツールバーで
をクリックします。
完全拘束の作成
-
解析ワークベンチで
完全拘束をクリックします。
- 表示されたダイアログでフェイスラジオボタンが選択されていることを確認します。
-
モデリングウィンドウで、下図でオレンジ色でハイライトされているフェイスを選択します。
図 2.
- OKをクリックします。
風荷重境界条件の作成
-
解析ワークベンチで
圧力 > 風荷重をクリックします。
- 固定位置には、グローバル座標系を基準とした座標値を入力します。
-
空気密度単位を選択し、空気密度に値を入力します。
デフォルトでは、空気密度の値は1.2kg/m3に設定されています。
- 摩擦係数、形状係数にそれぞれ0.01、1に設定します。
-
シールドを有効にするチェックボックスを選択します。
注: シールドを有効にするオプションには、コンポーネントを他のパートで遮られる風荷重から保護するための機能が用意されています。シールドを有効にするをオフにすると、風荷重がすべてのコンポーネントに作用します。風力源に面したサーフェスがアセンブリの中で他のパートによって遮られているかどうかは無関係になります。
図 3.
風の方向と高さ軸の定義
- ダイアログで風の方向タブに移動します。
- グローバル座標軸に対する風プロファイル速度方向に適切な値を入力します。
- Y軸方向に1を入力します。
- 高さ軸 タブに移動します。
- グローバル座標軸に対する風プロファイルの高さ方向に適切な値を入力します。
- Z軸方向に1を入力します。
-
オプション:軸を反転をクリックすると、軸の正負を切り替えることができます。
図 4.
風プロファイルの作成
- 風荷重ダイアログで、プロファイルの編集をクリックして風プロファイルを作成します。
-
ダイアログから標準を選択します。
標準の風プロフィール用のダイアログが表示されます。
- プロファイルタイプの場合は、均等を選択します。
- 速度に27 m/secと入力します。
-
オプション:地上からの高さ(H)は、高さ方向に基づいてモデルから自動的に計算されます。
図 5.
図 6.
-
OKを3回クリックして、風荷重の作成を完了します。
SimSolidでは、風プロファイルの作成は、外部CSVからインポート、標準テンプレートから作成、または手動で行うことができます。
ソリューション設定の編集
- プロジェクトツリーの解析ブランチでのソリューション設定をダブルクリックします。
- ソリューション設定ダイアログの、アダプティブのドロップダウンメニューでグローバル+ローカルを選択します。
- OKをクリックします。
解析の実行
- プロジェクトツリーで解析ワークベンチを開きます。
-
解析をクリックします。
結果の表示
- プロジェクトツリーでStructural 1サブケースを選択します。
-
解析ワークベンチで
結果プロット > 変位 > 変位量をクリックします。