材料特性

材料特性は、アセンブリにある各パートの構造と熱特性を定義しています。

SimSolidによる構造解析では、応力ひずみカーブの線形弾性領域に材料がとどまることを前提としています。つまり、ひずみが小さいこと(0.2%未満)、荷重や時間で材料特性が変化しないことを仮定しています。
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材料特性は、問題の物理学に基づいて定義する必要があります。構造解析のためには、機械的特性を定義する必要があります。ヤング率、密度、熱膨張係数は必須項目です。熱解析には、熱特性と密度の定義が必要です。

また、安全係数の計算には材料の降伏強度が使用されます。疲労解析では、UTSから推定するか、応力-寿命またはひずみ-寿命曲線パラメータを入力して、疲労特性を指定する必要があります。

SimSolidには、一般的な材料(鋼やアルミニウムなど)のパラメータを定義したサンプル材料データベースが付属しています。一方で、カスタム材料特性も作成できます。
重要: 材料のプロパティは、シミュレーションで得られる解に大きく影響します。SimSolidSimSolidに用意されている材料のプロパティはあくまでも例にすぎません。材料の実際のプロパティは、該当のパートまたは材料の供給元から入手して、ローカルユーザーデータベースに入力しておく必要があります。SimSolid Corporationでは、ここに用意されている材料例の正確さを確認も検証もしていません。

Onshapeの材料特性の統合

設計モデルをOnshapeと統合することで、ジオメトリ特性と材料特性の両方がサポートされるようになります。パートをインポートすると、Onshapeの材料名があるかどうかがSIMSOLIDによってチェックされます。その名前がSIMSOLID側の材料名と同じであれば、SIMSOLID側の材料特性が割り当てられます。Onshape側の密度値は使用されない点に注意します。すべての材料特性値は、SIMSOLIDの材料データベースから得られます。この扱いは、Onshapeドキュメントでの材料特性の割り当てと管理で便利です。現在は、ジオメトリを更新しても、CADでの材料特性定義が保持されるようになっています。