ジオメトリインポートの設定

インポートするジオメトリに対する前処理を定義するためのオプション。

これらの設定にアクセスするには、メニューバー設定 > ジオメトリインポートの設定の順にクリックします。

フェイスファセットパラメーター
SimSolidは、軽量なファセットを使用してパートのフェイスを表現します。アセンブリ、パート名、および階層が保持されます。ほとんどのジオメトリで、デフォルトのファセット設定が十分に効果的ですが、必要に応じて設定を調整できます。
以下の各ファセットパラメータを使用してテセレーションを制御します。
  • 角度偏差(度) - CADモデル全体の大きさと比較して相対的に小さい曲率半径を持つカーブのテセレーションに影響します。
  • 弦偏差(mm) - パートの実際のサーフェスと細分化したサーフェス間の最大距離。
解像度メニューを使用して、これらの偏差の値を設定できます。4つのオプションとして、Standard、Enhanced、Fine、Customが用意されています。カスタムメニューオプションを使用すれば、各パラメータを手動で入力できます。
注: まず標準から開始し、ジオメトリの曲率を捕捉するうえで必要な場合にのみ値を小さくしていくことがベストプラクティスです。この値を小さくするほど、解析の解法に要する時間が長くなります。
寸法なしCADファイルの単位
寸法なしのCADファイルのCAD リーダーのドロップダウンから単位を選択します。
CADリーダー
ParasolidParasolid、Spatial、レガシーリーダーに対応しています。
  • Parasolid – CoreTechnologie(CT)のサードパーティ製リーダーを持つInspire Readerを使用し、それらをParasolidライブラリに変換します。Parasolidファイルについては、Parasolidライブラリを直接使用して読み取りとテッセレーションを行い、その他のフォーマットについては、CT リーダーを使用した読み取りとParasolidエンジンを使用したテッセレーションを行います。
  • Parasolid + Spatial - CATIA、STEP、およびInventorファイルで作業する場合に使用することをお勧めします。CATIA、STEP、およびInventorファイルの読み取りとテッセレーションにはSpatialを使用し、その他のファイル形式には上記のParasolidリーダーを使用します。
  • Legacy - レガシーリーダーはCTリーダーを使用してCADを読み取り、ジオメトリをテッセレーションします。
インポートジオメトリタイプ
ソリッドとスキン、ソリッドのみ、スキンのみのオプションがサポートされています。
  • ソリッドとスキン - これはデフォルトのオプションです。アセンブリにサーフェスCADパートがある場合、ソリッドパートと一緒にインポートします。SimSolidは密閉ボリュームのみを取り込みます。小さな隙間は修復しようとしますが、大きな開口部を持つソリッド形状は無視されます。
  • ソリッドのみ - ソリッドのみをインポートします。スキンは無視され、SimSolidは密閉ソリッドのみを取り込みます。小さな隙間は修復しようとしますが、大きな開口部を持つ形状は無視されます。
  • スキンのみ - ソリッドパートは無視されます。サーフェスCADのパートやサーフェスが欠けているパートを含むスキンもスキンとしてインポートされます。
注: プラグインファイルとSTLフォーマットを除き、SimSolidは、現在使用されているすべての CADフォーマットのアセンブリまたはパートファイルからスキンをインポートできます。
材料のインポート
SimSolidは、材料特性名の文字列が使用された名前のパートメタデータ属性を探して読み取ろうとします。この名前の文字列が、SimSolidの材料データベースにある既存の名前と一致した場合は、SimSolid側のその名前の材料特性が適用されます。名前が一致する属性が見つからなかった場合は、適用できる材料特性がないことがSimSolidによって通知されます。
注: SimSolidでは、CAD材料特性データの一般的なインプリントをサポートしていません。現在のところ、SimSolidCATIA、NX、JTのみをサポートしているので、Import materialsオプションがすべてのCADファイルで機能するわけではありません。CADシステムに存在する材料特性定義を複製する方法については、カスタム材料データベースの定義をご参照ください。
材料が見つからなかった場合、SimSolidはダイアログを表示します。ここで、SimSolid材料データベースから代替材料をブラウズして選択することができます。CADのメタデータ属性と一致するアセンブリ内の複数の材料に対して機能します。
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カスタムメタデータ属性
必要なカスタムメタデータ属性をテキストボックスに記述できます。SimSolidでは、ここに記述した順序で検索が実行されるので、これらの値は内部のデフォルト値より優先されます。