応力ひずみカーブの定義

非線形材料プロパティで参照する応力ひずみカーブを定義します。

SimSolidでは、工学応力工学ひずみカーブの使用を前提としています。
工学応力
変形の過程で断面積が一定で変化しないことを前提としています。
真応力
変形の各時点で断面積が変化することを前提としています。

データソースの中には、真応力真ひずみカーブを使用しているものがあります。SimSolidでは、このようなデータソースをCSVファイルからインポートできます。

  1. 設定メニューで、Material Databaseをクリックします。
  2. ダイアログで、材料を選択し、Edit materialをクリックします。
  3. Add Stress-strain curveを選択します。
  4. Stress-strain curveダイアログで、以下の方法のいずれかを使用して応力ひずみカーブを定義します。
    方法(Method)プロセス
    CSVからインポートする
    1. Import CSVをクリックします。
    2. ファイルブラウザで、目的のCSVファイルを選択してOpenをクリックします。
    N値から作成する K-nべき乗則関数を使用して応力ひずみカーブを作成します。
    • Create by n-valueをクリックします。
    • Kとnを指定する
    一般的な材料のK-n値の例がドロップダウンメニューに表示されます。
    手動で作成する
    • Add rowをクリックします。
    • 応力とひずみの値を入力します。3ポイント以上での値が必要です。
    ダイアログのXYグラフに結果がプロットされます。スクロールホイールを使用してズームインしたり、左マウスボタンを使用してパンしたり、Refitボタンを使用してグラフをリセットしたりできます。スクロールホイールによるズームイン操作、左マウスボタンによるパン操作、Refitボタンによるグラフのリセットができます。スクロールホイールによるズームイン操作、左マウスボタンによるパン操作、Refitボタンによるグラフのリセットができます。スクロールホイールを使用してズームインしたり、左マウスボタンを使用してパンしたり、Refitボタンを使用してグラフをリセットしたりできます。
  5. オプション: Edit elasticity modulusをクリックして、選択した材料の弾性係数を更新します。
    応力ひずみカーブが自動的に更新され、入力した弾性係数が反映されたカーブになります。
    カーブから得られる弾性係数よりも定義した弾性係数が小さい場合は、新しい弾性係数に相当する線と応力ひずみカーブとの交差により、応力ひずみカーブが切り詰められます。
    注: 入力されたX値がTableで指定されたX値の範囲外である場合、対応するY値の検索は2つの端点からの直線的な外挿を用いて行われます。

CSVファイルフォーマット

CSVフィールド

このファイルのフォーマットでは、ヘッダーに“strain, stress”があり、対応する値の行があります。データが真応力-真ひずみの場合は、次のようにヘッダー行の末尾に[true]を付記します。

stress, strain, [true]

注: こうすることで、この.csvファイルを読み取るときにデータが工学応力-工学ひずみに変換されます。

ファイルの例(elastic-perfectly-plastic.csv

strain,stress
0,00,0.00
0.005,5.30e8
0.4,5.30e8

ファイルの例(elastic-plastic-line-hardening.csv

strain,stress
0,00,0.00
0.005,5.30e8
0.4,5.83e8