プロジェクトブラウザでのスコープ管理
シミュレーション実行後のスコープ管理は、プロジェクトブラウザのコンテキストメニューのオプションを使用します。
- シミュレーションを実行し、スコープウィンドウを開きます。
-
プロジェクトブラウザから、スコープブロック名を右クリックし、コンテキストメニューで以下のオプションを選択します。
オプション 説明 <uicontrol>Shows/Hide</uicontrol> 作成されたプロットの表示と非表示を設定します。 <uicontrol>Delete</uicontrol> スコープブロックではなく、プロットウィンドウを削除します。 <uicontrol>Show in Diagram</uicontrol> 選択したブロックをダイアグラム内でハイライト表示します。 <uicontrol>Save as Image</uicontrol> プロットをイメージの.pngまたは.bmpファイルとして保存します。 <uicontrol>Save Data</uicontrol> プロットに表示されているデータを.csvまたは.matファイルとして保存します。このオプションは、サブプロットのあるプロットにもサブプロットのないプロットにも有効です。 スコープブロックのデータを周波数領域で表示します。 FFT - 片側 正規化またはパワースペクトル密度 オプションを選択し、Inputダイアログでサンプリング周波数を入力します。
新しいウィンドウは周波数領域プロットで生成され、主なスコープウィンドウに続いてFFTまたはPSDに基づいた名前が付けられます。
周波数領域計算の前提条件
FFTとPSDの計算の初期時間は、内部で0に設定されています。
t=t-min (t)このアルゴリズムは、サンプリング周波数の逆数であるサンプリング周期に従ってデータの再サンプリングを行います:
Twin Activateシミュレーションにおいて、同じ時刻に複数のデータポイントが生成されることがあるため、時間領域から周波数領域へのデータ変換を行う方法では、時刻の重複が削除されます。
この機能は、データを周波数領域でシームレスに可視化するための入門機能であるため、エイリアシングやリークなど、一部の現象を考慮することができません。周波数領域でのパラメータをさらにカスタマイズするために、信号処理用のOML関数が用意されており、スクリプトで使用することができます。
FFTの計算
サンプル数が偶数の場合、定式化は以下のようになります。
ここで、Nは信号のサンプル数です。対応する周波数ベクトルは:
奇数であれば:
ここで、 N は信号のサンプル数です。対応する周波数ベクトルは:
PSDの計算
サンプル数が偶数の場合は、前述のようにFFTと周波数ベクトルを算出し、PSDを算出します:
ここで、Nは信号のサンプル数です。
奇数の場合は、前述のようにFFTと周波数ベクトルを計算し、PSDはサンプル数が偶数の場合と同じ式に従います。
ここで、 N は信号のサンプル数です。