SS-T: 2050 リモート質量

SimSolidでリモート質量を作成します。

目的
SimSolidは、簡略化されていない形状を使用したパートとアセンブリに対して機能するメッシュレス構造解析を実行しますが、ジオメトリの不完全性に寛容で、数秒から数分で実行を完了します。このチュートリアルでは次の操作を実行します：
  • ガントリーホイストにリモート質量を作成します。
モデルの説明
このチュートリアルには以下のファイルが必要です。
  • RemoteMass.ssp
図 1.


このプロジェクトファイルには以下の指定があります。
  • すべてのパートの材料が鋼に設定されている。
  • ギャップと貫通のトレランスが0.003mmである標準結合。

プロジェクトを開く

  1. 新しいSimSolidセッションを開始します。
  2. メインウィンドウのツールバーで、Open Project をクリックします。
  3. Open project fileダイアログで、RemoteMass.sspを選択します。
  4. OKをクリックします。

リモート質量の作成

  1. で、 > Remote Massを選択します。
  2. 図 2にオレンジ色で表示されているフェイスをmodeling windowで選択します。
    図 2.


  3. Coordinate system タブが選択されていることを確認し、Set in COGをオフにします。
  4. リモート質量の適用先とする位置の座標値を入力します。
    1. Origin Xに0.00422237と入力します。
    2. Origin Yに-0.25と入力します。
    3. Origin Zに0.00197289と入力します。
  5. 座標系を設定します。
    1. Axis Xラジオボタンを選択して[X, Y, Z]に[1, 0, 0]と入力します。
    2. Axis Yラジオボタンを選択して[X, Y, Z]に[0,1, 0]と入力します。
  6. Inertiaタブをクリックします。Inertiaタブをクリックします。
  7. Massに25と入力します。
    図 3.


  8. OKをクリックします。
    のConnections > Virtual Connectorsにリモート質量が一覧表示されます。また、指定した座標の点の質量として、modeling windowにもリモート質量が表示されます。
    図 4.


固有値解析の作成

  1. メインウィンドウのツールバーで、（Modal analysis）アイコンをクリックします。
  2. ポップアップ表示されたNumber of modesウィンドウで、モードの数を9として指定します。
  3. OKをクリックします。
    新しい固有値解析がに表示されます。

完全拘束の作成

  1. で、Immovable Support をクリックします。
  2. ダイアログでFacesラジオボタンが選択されていることを確認します。
  3. modeling windowで、図 5に示すようにタイヤのフェイスを選択します。
    図 5.
  4. OKをクリックします。

ソリューション設定の編集

  1. のAnalysisブランチでSolution settingsをダブルクリックします。
  2. Solution settingsダイアログの、AdaptationのドロップダウンメニューでGlobal+Localを選択します。
  3. OKをクリックします。

解析の実行

  1. でを開きます。
  2. （Solve）をクリックします。

結果の表示

  1. で、（Results plot）をクリックします。
  2. Displacement Magnitudeを選択します。
    Legendウィンドウが開いてコンタープロットが表示されます。Frequency (Hz)ウィンドウが開いてモードが表示されます。周波数を切り替えながら、そのモード形状を表示できます。
    図 6.


リモート質量を使用した結果と使用しない結果の比較

  1. Design Study 1をコピーしてDesign Study 2を作成します。
    1. で、Design Study 1を右クリックしてcontext menuからCopyを選択します。
  2. Design Study 2 > Connectionsの下で、Remote mass 1を右クリックして、context menuからDeleteを選択します。
  3. Design Study 2を選択して、ワークベンチツールバーで（Solve）をクリックします。
  4. Design Study 2の変位量をプロットします。
    1. で、（Results plot）をクリックします。
    2. Displacement Magnitudeを選択します。
  5. で、両方のモーダル解析のResultsブランチを交互にクリックして変位量プロットを比較します。
    図 7. リモート質量を使用した結果


    図 8. リモート質量を使用しない結果