ブッシング

方向性の剛性係数と慣性係数を定義します。

ブッシングは、移動量を特定の範囲に制限する防振材の一種です。SimSolidでは、2つのパートの間または1つのパートと地面の間にブッシングを定義できます。その定義には、方向性の剛性と慣性を使用します。SimSolidは ゼロ、有限、剛体の剛性をサポートしています。
注: SimSolidでは、減衰をサポートしていません。

ブッシングのすべてのプロパティは、ブッシングの参照座標系を基準に定義します。参照座標系のX軸とY軸は単位ベクトルを使用して定義します。

仮想コネクターは完全な剛体境界を作成するため、境界フェイスに沿った応力の局所集中が可能になります。

  1. Projectツリーで、Connectionsワークベンチをクリックします
  2. Connectionsワークベンチで、 > Bushingをクリックします。
  3. Virtual connectorダイアログで、Bushing typeのオプションを選択します。
  4. Apply toの下で、FaceまたはSpotのどちらに適用するかを選択します。
  5. モデリングウィンドウで、モデル上のパートを選択します。
  6. オプション: スポットに適用する場合は、Create new spotをクリックすることで新しいスポットを作成できます。
  7. ブッシングの座標軸を定義します。
    1. Coordinate systemタブに切り替えます。
    2. 原点は、デフォルトでは重心位置に設定されています。座標を編集するには、 Set in COGをオフにし、X、Y、Zのそれぞれの値を指定します。
    3. Axisのオプションを選択します。
    4. XYZ directionの値を入力します。
  8. 剛性を指定します。
    1. Stiffnessタブに切り替えます。
    2. Linear XYZの値を入力します。
    3. Angular XYZの値を入力します。
  9. 慣性を指定します。
    1. Inertiaタブに切り替えます。
    2. Massの値を指定します。
    3. Inertia momentsで、XYZの各値を指定します。
  10. 減衰を指定します。
    1. Dampingタブに切り替えます。
    2. TranslationalRotational dampingの値を入力します。
  11. OKをクリックします。
    Connectionsブランチに仮想コネクターが表示されます。選択すると、モデリングウィンドウの結合を表すベクトルが表示されます。
    注: 減衰付きブッシングは、複素固有値解析にのみ対応しています。実行モードは自動的に複素モードとして実行されます。