オンデマンドライブラリ
オプションで、拡張マネージャーからオンデマンドライブラリをインストールできます。
拡張マネージャーをライブラリローダとして使用する場合、loader.omlとunload.omlファイルで使用中のコマンドが拡張マネージャーの動作に影響する可能性があることに注意してください。
Altair CAE Readers and Writers
この拡張機能には、Altair CAEリーダーとライターのライブラリが含まれています。
モジュール
- ABF - Altairバイナリフォーマット(*.ABF)でのデータの作成および書き込みに使用するコマンド。
- CAE Readers - コマンドはAltairリーダーを使用して、指定されたCAE結果ファイルからデータを読み込みます。
- CAE Readers 3D - コマンドは、コーナーデータ、平均化法、レイヤー、座標系などのモデル情報にアクセスする必要があるデータの読み込みにAltair Readersを使用します。
- CAE Writers - Altair H3D形式のデータの作成、書き込み(新規作成および追加)に使用するコマンドです。
- CAE Reader Utility - CAE/テスト結果ファイルからデータを抽出するためのコマンドを手動で選択して取得するGUIユーティリティです。
Altair Production Integration
この拡張機能には、Hyperstudy Python FitとMultibody Postprocessワークフローが含まれています。
モジュール
- Multibody Processing - このライブラリは、マルチボディ関連および多分野にわたるワークフローと、時間領域および周波数領域におけるシステムレベルの振動解析をサポートします。
- Hstpyfit - Hyperstudy .pyfitを読み込み、評価するコマンドです。
Altair Advance Optimization
この拡張機能には、高度な最適化アルゴリズムが含まれています。
- arsm - 実関数の制約付き最小値を求めます。
- arsmoptimset - arsm最適化関数のオプションを指定します。
- grsm - 複数目的関数の制約付き最小値を求めます。
- grsmoptimset - grsm最適化関数のオプションを指定します。
- moga - 複数目的関数の制約付き最小値を求めます。
- mogaoptimset - moga最適化関数のオプションを指定します。
OMLPY
OMLPYは、Compose、HyperMesh、HyperGraph、HyperView、InspireなどのAltair製品のPython環境内から、OML組み込み関数やユーザー定義関数をシームレスに呼び出すことができる拡張機能です。
概要
OMLPY拡張機能の概要。
- OMLのすべての組み込み機能にアクセスできます。
- Pythonからの.omlファイルのユーザー定義関数を実行し、その出力をPythonに返す機能。
- Pythonデータ型は自動的にOMLデータ型にマッピングされます。
- 拡張機能の読み込み後、デモブラウザでデモが利用可能になります。
使用方法
OMLPYの基本的な使い方。
OMLPYを使うには、Pythonから、OmlPyクラスをインスタンス化し、OML関数を開始します。
OMLPYは、ComposeのPythonとOMLの間の通信を可能にする双方向ブリッジを活用し、メモリ上のデータを共有します。
from omlpy import OmlPy
x=OmlPy()
t = x.linspace(0,1000,1000) #evaluates oml built-in command - linspace
OMLのエラーはすべて検出され、自動的にPythonに表示されます。指定された製品環境で利用可能な関数がない場合、属性エラーがスローされます。

関数
OMLPYには、OML組み込みコマンドのサポートに加えて、OMLファイルで定義されたOML関数を実行できる'omlfunction'メソッドが付属しています。
omlfunction
指定したファイル名と引数からOML関数を評価します。
シンタックス
omlfunction(self,filename,func, *args, **kwargs):
Inputs
- filename : filename
- OMLファイルの場所。
- func : str
- 評価するOML関数名。
- *args :
- OML関数の引数。
Outputs
- filename : filename
- OML関数からの出力のリスト。
例
from omlpy import OmlPy
import numpy as np
wp=500; # Passband frequency
ws=2000; # Stopband frequency
Rp=3; # Passband ripple
Rs=20; # Stopband attenuation
Fs=8000; # Sampling frequency
Fn=Fs/2; # Normalized sampling frequency
x = OmlPy()
f = x.linspace(0,4000,10) # running linspace oml built-in command
#calling user defined function from filename
filename = './ButterworthFilterDesign.oml'
x.omlfunction(filename,'ButterworthFilterDesign',f,wp,ws,Rp,Rs,Fs,Fn)
拡張機能マネージャでのライブラリのインストール
-
.を選択します。利用可能なライブラリは、対応する拡張子とともに一覧表示されます。
-
インストールしたいライブラリで、インストールボタンを右
にスライドさせます。
ライブラリは自動的にライブラリブラウザで利用可能になります。例えば、Multibody Processingライブラリをインストールすると、コアライブラリと一緒に表示されます。
拡張機能マネージャでのライブラリのアンインストール
-
を選択します。利用可能なライブラリは、対応する拡張子とともに一覧表示されます。
-
アンインストールしたいライブラリで、インストールボタン
を左にスライドさせます。
MultibodyProcessingなどのネイティブComposeライブラリは、アンインストールされますが、システムから削除されるわけではないことに注意してください。削除ボタンをクリックしても、ライブラリは現在のセッションでのみ削除され、後で新しいセッションで再インストールする場合はシステムに残ります。
ライブラリマネージャー関数の使用
librarymanager関数を使用してネイティブのオンデマンドライブラリをインストールまたはアンインストールすると、この関数で定義したライブラリの状態(インストール済みまたはアンインストール済み)が自動的に拡張マネージャーに反映されます。