テスト番号VNL04 塑性限界を超えて軸方向に荷重がかかっているバーの固定された両端の反力と最大変位を求めます。
        定義
            
            
                Figure 1. 
                    
                    

                
             
            バーの寸法は10 x 10 x 200 mmです。荷重ポイントと左端の間の距離はA=50 mmです。バーの材料のひずみ応力曲線は、べき法則で定義されます:
            ここで、 
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - 強度係数
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - [0,1]の範囲内にある必要があります
                                
                                    - 
                                                
                                            =0
 
                                    - 材料は完全にプラスチックです。
 
                                
                                
                                    - 
                                                
                                            =1
 
                                    - 材料は弾性です。
 
                                
                            
 
                    
                
 
            材料特性は以下の通りです:
                    
                        - 特性
 
                        - 値
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - 530 MPa
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - 0.26
 
                    
                    
                        - ポアソン比
 
                        - 0
 
                    
                
Figure 2. 対応するひずみ応力曲線
                    
                    

                 
            このスタディは、荷重F値30000 N、47000 N、55000 N、および60000 Nに対して実行されました。これらの荷重は、バーの弾性プラスチック応答のすべての範囲をカバーしています。
        
        基準解
            
            ここでは、1次元の解析基準解について説明します。
            バーの長さは、荷重下では変化しません。
            または
            ここで、
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - バーの左スパンでの引張ひずみ。
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - バーの右スパンでの圧縮ひずみ。
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - バーの左端での反力。
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - バーの右端での反力。
 
                    
                    
                        - 
                                    
                                
 
                        - バーの断面積
 
                    
                
 
            この式から、バーの左端での反力を求めることができます。
            また、右端では
                        
                    のようになります:
        
        結果
            
            バーを、両端が完全拘束された3Dソリッドとしてモデル化しました。ソリッドバー軸では軸力Fを正確に適用できませんでした。そのため、バーのサイドに4つのラインスポットを作成し、合計荷重Fをこれらのスポット上に均等に分配しました(
図 3)。
Figure 3. 
                        
                        

                    
                    
                 
            以下の表は、反力の結果をまとめたものです。
                            
                                | 力 F [N] | 
                                SOL基準、反力 [N] | 
                                SimSolid、反力 [N] | 
                                %差異 | 
                            
                        
                            
                                | 30000 | 
                                17128 | 
                                17522 | 
                                2.3% | 
                            
                            
                                | 47000 | 
                                26834 | 
                                26987 | 
                                0.5% | 
                            
                            
                                | 55000 | 
                                31401 | 
                                31660 | 
                                0.8% | 
                            
                            
                                | 60000 | 
                                34256 | 
                                34490 | 
                                0.6% |