Teamcenterコネクターのオプション設定

DefaultArchitectureTypeの設定

DefaultArchitectureType設定は、Teamcenter APIが部品表(BOM)構造の生成方法を決定するために使用されるデフォルトのアーキテクチャタイプを定義します。

目的

DefaultArchitectureType設定は、アーキテクチャタイプがpdmconfig.xmlファイルで定義されていない場合のフォールバック設定として動作します。DefaultArchitectureType設定は、Teamcenterとの統合時にBOMデータの構造と解釈方法に直接影響します。

有効値

  • 2:2階層BOM構造
  • 4:4階層BOM構造(通常はより詳細)

設定例

<DefaultArchitectureType>4</DefaultArchitectureType>
この場合、デフォルトで4階層のBOM構造が適用されます。

Parsersの設定

<Parsers>セクションでは、特定のPLMXMLタグを、Altair製品で使用される内部パーサーコンポーネントにマッピングします。

これらのマッピングは、インポート時や変換時にさまざまな要素タイプを解釈する方法をシステムに指示します。

ガイドライン

  • Parser名は内部ロジックと緊密に結合しているので、その名前を変更しないことが非常に重要です。
  • 新しいPLMXML要素のサポートを追加するには、Altair開発部に連絡してください。
  • それぞれのParserは次のように定義されます。
    • name属性(Parserモジュール識別子)
    • そのParserによって扱われるPLMXMLタグを表す1つ以上の<Value>タグ。

設定例

<Parsers>
  <!-- Maps multiple PLMXML types to the PartParser -->
  <Parser name="PartParser">
    <Value>DesignRevision</Value>
    <Value>ValidationCheckRevision</Value>
    <Value>ProductRevision</Value>
    <Value>OperationRevision</Value>
    <Value>ConnectionRevision</Value>
    <Value>ValidationCheckRevision</Value>
    <Value>GDE</Value>
    <Value>ConnectionRevision</Value>
  </Parser>
  <!-- Maps instance-based tags to the ProductInstanceParser -->
  <Parser name="ProductInstanceParser">
    <Value>ProductInstance</Value>
    <Value>ConnectionInstance</Value>
    <Value>Instance</Value>
    <Value>CompositionInstance</Value>
    <Value>ConnectionInstance</Value>
    <Value>GDEInstance</Value>
  </Parser>
</Parsers>
注: 完全なpdmsyscfg.xmlファイルには、より多くのパーサー設定が含まれています。これらの設定は、次のような追加PLMXML要素に及びます。UserRoleFormDatasetなど。

TransferContextsの設定

<TransferContexts>セクションでは、さまざまな統合ワークフローについて、製品構造と関連データがどのように抽出され、マッピングされるかを定義します。

<TransferContext>セクションは、その特定のコンテキストに関連するオブジェクトタイプ、関係ロジック、検索の優先順位を指定します。

目的

<TransferContexts>セクションの目的は次のとおりです。
  • BOM変換とデータインポートの動作を制御する。
  • さまざまなCAD/CAEワークフローやスキーマフォーマットに合わせて動作を調整する。
  • どの要素がプロトタイプ、オカレンス、構造上のルートとして機能するかを特定する。

各TransferContextのコア要素

name
コンテキストを特定する一意のラベル(CUSTOM_CAE_ExternalProcessSmaragdなど)。
<PrototypePart>
メインアイテムまたはリビジョンとして機能するオブジェクトタイプを定義します。
この要素はオプションです。
<OccurrencePart>
BOM内でインスタンスまたは子を表すオブジェクトタイプを指定します。
<RootIdSearchOrder>
構造体のルートノードを特定するために使用される優先順位を決定します。
<GeneralRelationTypes>
結合を構築するときに解析する必要のある関係タグをリストします。
この要素はオプションです。

例:CAE外部プロセスコンテキスト

このコンテキストは、プロトタイプとオカレンスパートの解析を含むCAEワークフロー向けに設計されています。Teamcenter固有(TC_*)の関係タイプと汎用(CAE_*)の関係タイプをサポートしています。
<TransferContext name="CUSTOM_CAE_ExternalProcess">
  <PrototypePart>
    <Value>ProductRevision</Value>
  </PrototypePart>
  <OccurrencePart>
    <Value>Occurrence</Value>
    <Value>ProductInstance</Value>
  </OccurrencePart>
  <RootIdSearchOrder>
    <Value>ProductView</Value>
    <Value>Header</Value>
  </RootIdSearchOrder>
  <GeneralRelationTypes>
    <Value>TC_CAE_Source</Value>
    <Value>TC_CAE_Target</Value>
    <Value>TC_CAE_Include</Value>
    <Value>CAE_Source</Value>
    <Value>CAE_Target</Value>
    <Value>CAE_Include</Value>
  </GeneralRelationTypes>
</TransferContext>

例:PLMXML可視化スキーマコンテキスト

この例は、可視的スキーマに焦点を当てた最小限のコンテキストです。プロトタイプパートは必要ありません。ルートの決定にはInstanceGraphに依拠します。

<TransferContext name="PLMXMLTcVisSchema">
  <OccurrencePart>
    <Value>ProductInstance</Value>
  </OccurrencePart>
  <RootIdSearchOrder>
    <Value>InstanceGraph</Value>
  </RootIdSearchOrder>
</TransferContext>
注: 完全なpdmsyscfg.xmlファイルには、より多くのTransferContext設定が含まれています。

データセットの設定

<Dataset>セクションでは、TeamcenterからUDMへの変換処理中に、TeamcenterのItem Revisionsがどのようにデータセットに関連付けられるかを定義します。

<Dataset>セクションでは、どのデータセットの関係が考慮されるのか、入れ子になったデータセットがどのように扱われるのか、デフォルトのフィルタリングルールをオーバーライドするかどうかを制御します。

主要な要素

<Role>
データセットをItem Revisionsに関連付けるために使用される正確なTeamcenter関係名を指定します。
  • 目的:どのデータセットがUDM変換に含まれるかをフィルタリングする。
  • 要件:これらの関係がTeamcenter BMIDE構成に存在する必要がある。
  • 動作:OverrideRolesが有効になっていない限り、これらの関係を通して接続されたデータセットのみが処理される。
Roleの例:
  • IMAN_Rendering:通常、可視化またはファイルのレンダリングに使用されます。
  • IMAN_specification:一般的な仕様の連結。
  • IMAN_reference:一般的な参照データ連結。
    <Role>
      <Value>IMAN_Rendering</Value>
      <Value>IMAN_specification</Value>
      <Value>IMAN_reference</Value>
    </Role>
<Nested>
入れ子になったデータセット(データセット内のデータセット)がUDM構造でどのように表示されるかを決定します。
有効値:
  • UDMRepresentation:別のUDM表示パートを作成し、それをプロトタイプパートにリンクします。
  • UDMDataSourceFile:入れ子になったデータセットを親表示パートの下にファイルとして直接アタッチします。
選択のガイダンス:
  • UDMRepresentationを使用して、分離とトレーサビリティをより明確にします。
  • UDMDataSourceFileを使用して、構造がより平坦でコンパクトになるようにします。
例:
<Nested>UDMRepresentation</Nested>
<OverrideRoles>
有効(true)にすると、システムは<Role>リストを無視し、代わりにTeamcenter BMIDEモデルで定義されたすべてのデータセット関係を処理します。
  • 使用例:組織で、<Role>に明示的にはリストされていないカスタム関係タイプを使用している場合。
  • 警告:大規模な構成では、処理時間とメモリ使用量が大幅に増加する可能性があります。
例:
<OverrideRoles>false</OverrideRoles>

Formの設定

<Form>セクションでは、Item RevisionsにリンクされたTeamcenterのFormオブジェクトがどのように解釈され、UDM構造に含められるかを定義します。

<Form>セクションは、構造的な関係(フォームがどのように接続されているか)と属性レベルのデータ転送(有効になっている場合)の両方を制御します。

目的

<Form>セクションの目的は次のとおりです。
  • TeamcenterのFormオブジェクトを解釈し、UDMにマッピングする。
  • Formの属性がリビジョン間で転送される方法を定義する。
  • どの関係タイプが含める対象と見なされるかを選択する。
  • オプション:<ManageFormAttributes>(現在はデフォルトでコメントアウトされています)を使用して属性の伝播を設定します。

リビジョン間の属性マッピング(ManageFormAttributes)

オプションのManageFormAttributesブロックは、ソースアイテムリビジョンとターゲットアイテムリビジョン間の属性転送を有効にします。

注: このブロックは現在XMLでコメントアウトされており、有効にするにはコメントを解除して設定する必要があります。
設定の詳細:
<Source>
itemRevisionType:ソースIRタイプ(ItemRevisionなど)を定義します。
productIdAttributeName:オプションでPLMXML productIdをカスタムUDM属性名にマッピングします。
<Value>:属性マッピングのために含める特定のFormサブタイプをリストします。
<Target>
itemRevisionType:ターゲットIRタイプ(CAEModelRevisionなど)。
attributeOverwrite:既存の属性の更新を許可するには、"true"である必要があります。
productIdAttributeName:オプションで、ソースからのマッピングロジックをミラーリングします。
例(デフォルトではコメント付き):
<!--
<ManageFormAttributes>
  <Source itemRevisionType="ItemRevision" productIdAttributeName="itemid">
    <Value>ItemRevision Master</Value>
    <Value>catia_model_attributes</Value>
  </Source>
  <Target itemRevisionType="CAEModelRevision" attributeOverwrite="true" productIdAttributeName="itemid"/>
</ManageFormAttributes

関係タイプによるフォームの関連付け

<Role>要素は、FormsItem Revisionsに関連付けるために使用されるTeamcenter関係タイプを指定します。
  • OverrideRolesが有効になっていない限り、リストされた関係タイプを通してリンクされたFormsのみが含まれます。
  • これらの役割はBMIDE設定に存在している必要があります。
サポートされる関係値:
  • TC_Attaches
  • IMAN_master_form_rev
  • IMAN_specification
  • IMAN_manifestation
  • IMAN_reference
例:
<Role>
  <Value>TC_Attaches</Value>
  <Value>IMAN_master_form_rev</Value>
  <Value>IMAN_specification</Value>
  <Value>IMAN_manifestation</Value>
  <Value>IMAN_reference</Value>
</Role>

OverrideRoles

OverrideRoles要素は、<Role>リストに厳密に従うか、BMIDEで定義されたすべてのFormタイプを含めるかを決定します。
  • false(デフォルト):<Role>にリストされた関係タイプのみを使用します。
  • true<Role>を無視し、関係に関係なくすべてのFormオブジェクトを含みます。

現在、HyperWorks製品でもInspire UIでもサポートされていません。有効にすると処理時間が大幅に増加する可能性があります。

例:
<OverrideRoles>false</OverrideRoles>

設定の表示とインポート

GUI(特にMore Propertiesパネル)での属性の表示方法、BOMの表示方法、PLMXMLファイルのTeamcenterへのインポート方法について説明します。

DisplayAttributesFailingOrder(オプション、コメント付き)

DisplayAttributesFailingOrder要素は、その他のプロパティの取得パネルで、属性データの取得するフォールバック順序を決定します。

有効なソース:
  • PartMetadata:パートから直接メタデータを取得します。
  • Relations:関係に基づいた属性データを使用します。
重要: 両方のソースを含める場合は注意が必要です。複数のソースから属性が重複していると、データの競合が起きることがあります。
一貫性を確保するために、単一の優先ソースを定義することをお勧めします。
例(現在はコメント付き):
<!--
<DisplayAttributesFailingOrder>
  <Value>PartMetadata</Value>
  <Value>Relations</Value>
</DisplayAttributesFailingOrder>
-->

DisplayAllProperties

DisplayAllProperties要素は、空の属性がその他のプロパティパネルに表示されるかどうかを制御します。
  • true:値のないものも含めすべての属性を表示します。
  • false(デフォルト):値を持つ属性のみを表示します。
現在の設定:
<DisplayAllProperties>false</DisplayAllProperties>
乱雑さを最小限に抑え、読みやすさを向上させるため、ほとんどの本番環境でfalseを使用することをお勧めします。

BVRRevisionRule

BVRRevisionRule要素は、Exploreダイアログで表示されるBOMを生成するために使用されるリビジョンルールを定義します。
  • BVRRevisionRule要素は、次のような、Teamcenterで設定されたルールと一致している必要があります。
    • 任意のステータス;動作中
    • 解除済みのみ
  • システムのデフォルトを使用するには、BVRRevisionRule要素は空白のままにしてください。
例:
<BVRRevisionRule></BVRRevisionRule>

PLMXMLImport

PLMXMLImport要素は、システムでTeamcenterサーバーへのPLMXMLの直接インポートを処理する方法を定義します。

TransferMode要素はデータのインポート方法を指定します。デフォルトは次のとおりです。ConfiguredDataImportDefault - ほとんどのシナリオに最適化されています。

例:
<PLMXMLImport>
  <TransferMode>
    	<Value>ConfiguredDataImportDefault</Value>
  </TransferMode>
</PLMXMLImport>

必要に応じて、別の転送モードを設定するには、Teamcenter管理者またはAltair開発部にお問い合わせください。

DownloadFileTypesの設定

<DownloadFileTypes>要素は、BOM構造または事前定義されたファイル拡張子に基づいて、Teamcenterからファイルタイプを選択しダウンロードする方法を決定します。これは、データ検索時のパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスの両方に影響します。

属性による動作の制御

deepSearchLevel要素とextensionList要素のどちらかを使用してダウンロードロジックを制御できますが、両方を同時に使用することはできません。deepSearchLevel要素の使用をお勧めします。

deepSearchLevel要素とextensionList要素の両方が定義されている場合は、両方が無視され、システムはデフォルトでdeepSearchLevel=0となります。

どちらの要素も定義されていない場合も、システムは同様にデフォルトでdeepSearchLevel=0となります。

  • deepSearchLevel
    • deepSearchLevel要素は、関連するファイルタイプを見つけるために、BOM階層のうちいくつの階層をトラバースする必要があるかを定義します。
    • 値:
      • 0:現在のパートのみ。
      • 正の数:高くなるほどスキャンが深くなり、パフォーマンスに影響する可能性があります。
  • extensionList
    • extensionList要素は、スペースで区切られたファイル拡張子のリストであり、UIに表示されるファイルタイプをフィルタリングします。
    • 例:extensionList="asm prt catpart"

ファイルタイプのマッピング

FileType要素は、サポートされているCADファイルタイプの親子ファイル拡張子関係を定義します。これにより、アセンブリファイルと、関連するパートファイルとの自動ペアリングが可能になります。

構造:
  • parentType:アセンブリまたはコンテナファイルのファイル拡張子(一意である必要があります)。
  • <ChildTypeList>:親に関連する個々のパートファイルを表す1つ以上のファイル拡張子。
設定例:
<DownloadFileTypes deepSearchLevel="2">
  <FileType parentType="CATProduct">
    <ChildTypeList>
      <Value>CATPart</Value>
    </ChildTypeList>
  </FileType>
  <FileType parentType="CATPart">
    <ChildTypeList>
      <Value>CATPart</Value>
    </ChildTypeList>
  </FileType>
  <FileType parentType="asm">
    <ChildTypeList>
      <Value>prt</Value>
    </ChildTypeList>
  </FileType>
</DownloadFileTypes>

推奨事項

製品構造の深さが既知であり管理可能であるほとんどの設定には、deepSearchLevel要素を使用します。extensionList要素は、厳密に管理されたデータセットで、適格なファイルタイプをハードコードしたい場合にのみ使用してください。

完全なpdmsyscfg.xmlファイルには、より多くのファイルタイプの設定が含まれています。

UGクローン(InvokeUGClone)によるNXアセンブリのダウンロード

<InvokeUGClone>要素により、システムは、ug_cloneユーティリティを使用して、TeamcenterからNXベースのアセンブリデータをダウンロードできます。

<InvokeUGClone>要素の目的

  • <InvokeUGClone>要素は、特殊なファイル検索ロジックを必要とする複雑なNXアセンブリを扱う場合に使用されます。
  • <InvokeUGClone>要素は、Teamcenter設定に従ってNXパートの依存関係が解決されるようにします。

属性

  • locale(オプション):
    • locale属性は、ug_cloneの呼び出し時に使用される言語/ロケールを指定します。
    • locale属性が省略された場合は、システムのデフォルトが使用されます。
    • locale属性のサポートされている値は、en_UScs_CZde_DEes_ESfr_FRit_ITja_JPko_KRpl_PLpt_BRru_RUzh_CNzh_TWです。
  • revisionRule:今後使用できるようにリザーブされています。現在、revisionRule属性には機能的な影響はありません。
注: パフォーマンス警告

このオプションを有効にすると、処理時間が大幅に増加する可能性があります。統合に必要な場合にのみ使用します。

<InvokeUGClone locale="en_US">true</InvokeUGClone>

CAEからCADへのリンク(CAECAD)

<CAECAD>ブロックは、Teamcenterで定義されたリレーションタイプを使用して、CAEとCADアイテムリビジョン間のリンクを有効にします。

<CAECAD>ブロックの目的

  • <CAECAD>ブロックは、CAE Item RevisionsGeneralRelationリンクを介してCADの対応するものを参照できるようにします。
  • <CAECAD>ブロックはUDM構造で追跡可能なリンクを構築し、マルチドメインデータ解析をサポートするために使用されます。

GeneralRelation要素

  • enabled="true":このリンク動作を有効にします。
  • <Value>エンティティ:フォールバック順でリレーションタイプをリストします。

    最初のリレーションタイプが存在する場合、それが使用されます。それ以外の場合、システムは次の順序のものをチェックします。

一般的なTeamcenterリレーションタイプ

  • TC_CAE_Source
  • TC_CAE_Target

設定例

<CAECAD>
  <GeneralRelation enabled="true">
    <Value>TC_CAE_Source</Value>
    <Value>TC_CAE_Target</Value>
  </GeneralRelation>
</CAECAD>

Teamcenter SSOバージョンチェック

TeamcenterSSOVersionCheck設定は、シングルサインオン(SSO)認証時にTeamcenterサーバーバージョンの厳密な検証を行うかどうかを制御します。これは、クライアントおよびサーバーのサービス指向アーキテクチャ(SOA)API間の互換性を確保するのに役立ちます。

  • 厳密なバージョン検証を行うには、enabled="true"を設定します。
  • バージョン検証をスキップするには、enabled="false"を設定します。

設定例

<TeamcenterSSOVersionCheck enabled="false"/>