ブロックでの作業

パラメーターとプロパティの変更、ブロックの配置と検索について学習します。

ブロックダイアログのパラメータ変更

各ブロックには、そのブロックの挙動およびオプションを制御する一連のパラメーターが含まれています。必要な場合は、これらのブロックダイアログのパラメーターを変更することができます。

  1. ダイアグラム内の変更したいブロックを見つけ、そのブロックをダブルクリックします。
    モデルのパラメーターが含まれているブロックダイアログが表示されます。
  2. 必要な場合、モデルに応じてパラメーター値を入力します。
次のダイアログには、SineWaveGeneratorブロックに対して設定できるパラメーターが示されています。例えば、振幅の数値を設定できます。

MagnitudeをM、FrequencyをFとして設定することにより、ブロックをパラメーター化できます。ここでMとFの両方は、モデルコンテキストで定義できるモデルパラメーターです。



ヒント: あるブロックのすべてのパラメーターに関する情報を得るには、そのブロックを選択し、F1キーを押してそのブロックのヘルプページを表示します。

プロパティエディターでプロパティを変更する

ブロックの名称やその他の表示プロパティを変更するには、プロパティエディターを使用します。

  1. リボンでView > Property Editorを選択します。
  2. 編集するモデル内のブロックを選択します。
    プロパティエディターには、選択したブロックで利用可能なプロパティが表示されます。


  3. Property Editorで、ブロックに適用されるプロパティを定義します。
    一般プロパティ説明
    名前 ブロック名を入力します。ブロック名はブロックの下に表示されます。
    フォント - 名前 ブロック名のフォントファミリーとサイズを入力します。
    テキスト 説明文を入力すると、ブロックの中に表示されます。
    フォント - テキスト ブロック説明文のフォントファミリーとサイズを入力します。
    フォント - ポートラベル ポートラベルのフォントサイズを入力します。ポート名は、ブロックをダブルクリックして表示されるブロックダイアログで定義することに注意してください。
    表示状態プロパティ説明
    反転 ブロックと関連リンクを180度反転させます。
    名前を表示 モデル内のブロック名を表示します。
    背景色 ブロックイメージの色を設定します。
    半透明 ブロックイメージの色の透明度を設定します。
    フレーム表示 ブロックフレームのオンとオフを切り替えます。
    イメージプロパティ説明
    縦横比を保持 ブロックサイズを変更する場合に、縦横のアスペクト比を維持します。
    ヒント: 多くのプロパティはブロックダイアログコンテキストメニューを使用して変更することもできます。ブロックダイアログを表示するには、ブロックをダブルクリックします。コンテキストメニューにアクセスするには、ブロックを右クリックします。

外部アクティベーションの有効化

ブロックが、外部アクティベーションポートを通してアクティベーション信号を受信できるようにします。

  1. Activationブロックに接続したいブロックをダブルクリックします。
  2. 表示されるダイアログで、External Activationボックスを選択します。
    External Activationをオンにすると、Activationブロックからリンクを受け入れることができる赤い入力ポートが示されます。次のダイアグラムのScopeブロックは、このポートを示しています。


ブロックの配置

ダイアグラムの中でブロックの切り替え、回転、反転、整列、および中心への配置を実行します。

ブロックの回転と反転

向きツールグループまたはコンテキストメニューを使用して、ダイアグラム内のブロックおよびリンクの向きを変更できます。

  1. 再配置するブロックを選択します。
  2. リボンの向きツールグループで、

    ブロックを左に反転、または右に反転、あるいはブロックを左に回転、または右に回転するように選択します。または、右クリックしてコンテキストメニューのオプションから選択します。


    選択したブロック間のリンクは、指定したとおりに自動的に反転または回転します。

ブロックの整列

ダイアグラムの中でブロックが整列するようにリンクセグメントまたはリンクセグメントに対するポイントを調整します。

  • 手動でブロックを整列させるには、リンクセグメントまたはリンクセグメント上のポイントを左クリックし、マウスでリンクを配置します。
  • 自動でブロックを整列させるには、それらのブロックをクロス選択します。次に、リボンの整列ツールグループで、

    、右 、上 または下 に整列させるためのツールを選択します。または、右クリックしてコンテキストメニューの整列オプションから選択します。

    選択したブロック間のリンクセグメントは、指定したブロックを整列させるように自動的に移動します。

ダイアグラム内のブロックの中心揃え

リンクセグメントまたはリンクポイントを移動して、ダイアグラムの中心にブロックを配置します。

  • 手動でブロックを中心で揃えるには、リンクセグメントまたはリンクセグメント上のポイントを左クリックし、マウスでリンクを再配置します。
  • 自動でブロックを中心で揃えるには、まず、処理するブロックをダイアグラム上でクロス選択します。次に、リボンの中心で揃えるツールグループで、

    縦方向 か、横方向 で中心に揃えるようにツールを選択します。または、右クリックしてコンテキストメニューのオプションから選択します。
    選択したブロック間のリンクセグメントは、指定したブロックを中心で揃えるように自動的に移動します。

2つのブロックの切り替え

ダイアグラムの中で2つのブロックの配置を入れ替えます。

  1. ダイアグラム内で再配置する2つのブロックを選択します。

  2. Ctrl+Tを押すか、右クリックしてコンテキストメニューから切り替えを選択します。
    ダイアグラム内でブロックの位置が入れ替わります。
次の図は、モデルの中で2つのブロックを切り替える様子を示しています。本ソフトウェアは、ブロックのポートが持つ互換性によって許される範囲で、ダイアグラムの中でブロックを自動的に再接続します。ブロックが入れ替えられたら、必要に応じてリンクを調整できます。

ブロックの検索

特定のパレット内のブロックまたは、ライブラリ全体からブロックまたはパレットを検索します。

Paletteブラウザ パレットの検索アイコンをクリックし、検索フィールドに用語を入力します。検索で見つかったブロックがすべて表示されます。