モデルコンテキスト
モデルの初期化スクリプト、最終化スクリプト、プロパティを定義します。
初期化スクリプト
初期化スクリプトは、シミュレーションのためのOML変数と関数を定義する手段を提供します。
メインダイアグラムのコンテキストの上に、初期化スクリプトを適用します。これは、シミュレーション処理の最初に実行される、もう一つのOMLスクリプトです。このスクリプトの主な目的は、シミュレーション中にモデル全体で必要とされる変数や関数を定義することです。
初期化変数と関数の定義
シミュレーションで利用可能なOML変数と関数(シミュレーションの最終時間など)でスクリプトを作成します。
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リボンからモデルの初期化とプロパティツールを選択します。
- 初期化タブを選択します。
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OMLエディターで、モデルの初期化情報を入力します。変数定義や関数定義/実行など、任意の有効なOMLコマンドを入力することができます。
または、既存の初期化ファイルを読み込む場合は、
を選択して、読み込み対象の.oml スクリプトを指定します。
最終処理スクリプト
最終処理スクリプトは、シミュレーションの最後に実行されるOMLコマンドを定義するための手段を提供します。
最終処理スクリプトを使用すると、結果のプロットや指定した場所へのデータの保存など、シミュレーションの終了時に自動的に実行されるOMLコマンドを定義できます。
最終処理スクリプトは、シミュレーションが終了する(最終時間に達する)か、停止したときに実行されることに注意してください。シミュレーションが一時停止している場合は実行されません。
最終化スクリプトの定義
シミュレーションの終了時に自動的に実行させたいOMLコマンドを入力します。
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リボンからモデルの初期化とプロパティツールを選択します。
- 最終化タブを選択します。
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OMLエディターで、必要な OML コマンドを入力します。
または、ロードしたい既存のOMLスクリプトがある場合は、
を選択し、ファイルに移動してください。