流体結果の表示

解析エクスプローラで流体シミュレーションの結果を表示します。

流体リボンで、解析ツールグループの流体結果の表示ツールを選択します。

ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。

解析エクスプローラオプション

解析エクスプローラには次のオプションがあります。

実行

デフォルトでは、最新の解析実行がモデリングウィンドウに表示されます。別の解析結果を表示するには、解析エクスプローラの一番上にある実行の一覧から目的の項目をクリックします。

解析エクスプローラから実行を削除するには、実行名を右クリックして結果削除を選択します。

結果タイプ

流体解析では、ゲージ圧、速度、温度など、様々な結果タイプが生成されます。結果タイプ一覧の項目をクリックすると、結果が表示されます。

ゲージ圧

ゲージ圧の結果タイプは、シミュレーション領域内の相対的な静圧の空間的変化を示します。モデルの最も赤い色の領域に、最も高い圧力が生じています。

速度

速度結果タイプは、流体領域における速度の大きさを示します。モデルの最も赤い色の領域に、最も高い流速が生じています。
注: 下の画像では、静的流線のスイッチが有効になっています。


温度

温度結果タイプは、流体および固体内の温度の空間的な変化を示します。モデルの最も赤い色の領域に、最も大きな変位が生じています。

結果スライダー

結果スライダーはスケーラブルであり、選択した結果タイプのカラーグラデーションを表示します。

動作 操作
結果スライダーの上限または下限を変更する 上限または下限の辺をクリックして新しい値を入力します。リセットボタンをクリックしてデフォルト値に戻します。
モデル上の指定した値より大きい結果を持つ領域がマスクされるように、結果をフィルタリングする 結果スライダーの矢印をクリックしてドラッグします。指定した値より小さい結果を伴う領域をマスクするには、 をクリックしてマスク設定反転を選択します。矢印を選択して指定する値を入力します。
結果タイプの凡例色を変更する 結果スライダーの隣の アイコンをクリックし、凡例色を選択します。
アニメーションのステップごとに凡例の最大値と最小値の変更を有効にする 結果スライダーの隣の アイコンをクリックし、ダイナミック凡例を選択します。
結果スライダーの色の意味をデフォルトと逆にする
注: デフォルトでは、赤は「高」、緑は「中」、青は「低」を示しています。
結果スライダーの横にある アイコンをクリックして、色を反転を選択します。色を反転させると、青は「高」、緑は「中」、赤は「低」を示します。

要素の表示と非表示

解析エクスプローラがアクティブになっている場合、モデリングウィンドウの左下隅にあるビューコントロールに要素の表示/非表示 アイコンが追加表示されます。

ボリュームレンダリング

解析エクスプローラの下部にあるボリュームレンダリングコントロールを使用すると、固体領域と流体領域をある程度半透明にすることができます。

これは、断面カットを使用せずにモデルの内部を完全な3次元ビューで観察する場合に便利です。チェックボックスをオンにしてボリュームレンダリングを有効にし、スライダーを使用してドメインの半透明度を変更します。

注釈オプション

解析結果の注目箇所を示す注釈を追加します。

オプション 説明 メモ
注釈の作成、表示、非表示

選択して注釈を作成し、注釈の表示/非表示を選択します。
  • アイコンをクリックし、続いて注釈を作成するモデル上のポイントをクリックします。
  • 注釈の作成後、 アイコンをクリックすると、モデリングウィンドウで注釈が表示/非表示されます。
注釈のリスト

作成したすべての注釈が、結果のタイプと値と共にテーブルに表示されます。各注釈の値は、選択された実行と荷重ケースに固有です。
  • アイコンをクリックすると、モデリングウィンドウで注釈が表示/非表示されます。
  • モデリングウィンドウで行を選択してから、注釈を選択します。
  • カラムをソートするには、カラムヘッダーをクリックします。クリックすると、昇順と降順を切り替えられます。
  • カラムヘッダーをクリックしてドラッグし、注釈リストにそれらを再配置します。
  • 表示される結果タイプを変更するには、カラムヘッダーを右クリックします。
最小値 / 最大値の注釈

選択した結果タイプの最小値または最大値の発生場所を示す注釈を作成します。
注: 安全係数が選択されている場合は、最小値が表示されます。
  • アイコンをクリックすると、注釈がモデルに自動的に生成されます。
  • モデリングウィンドウの最小値/最大値の注釈をクリックして、同じ位置に標準の注釈を作成します。
プロット 構造解析用に定義された注釈の時間履歴プロットを表示します。結果タイプオプションの変更は、解析エクスプローラの設定と同期されます。このオプションを使用すると、複数のタイプが混在した複数のプロットを1つのページに配置することができます。
注: モーション解析の再生中に注釈プロットを表示するには、プロットを右クリックしてから、解析中に表示を選択します。
このオプションは、モーションパート解析結果でのみ使用できます。
ダイナミック注釈

既存の注釈にさまざまな結果タイプの結果を表示します。
注: 注釈で結果の比較フィーチャーを有効にすると、注釈は静的になります。
特定の結果タイプの注釈を作成後に、 アイコンをクリックして、別の結果タイプを選択します。注釈の値は新しい結果タイプを反映します。

スタイルオプション

結果を静的流線、アニメーション流線、またはベクトルとして可視化します。また、流線やベクトルを編集することもできます。

オプション 説明 マイクロダイアログオプション
静的流線

結果を静的な流線として可視化します。マイクロダイアログでは、次のパラメータを調整できます。
  • 直径:チューブとしてレンダリングされる各ストリームラインの直径を定義します。
  • 密度:表示されるストリームラインの密度を定義します。
ストリームラインのマイクロダイアログオプションにアクセスするには、静的流線アイコン を選択します。マイクロダイアログのオプションを使用して、局所流線をモデルに追加および編集できます
  • 名前:新しいストリームライン領域の名前を入力します。

  • 寸法:新しいストリームライン領域内のストリームライン間の距離を定義します。

  • ポイント数:新しいストリームライン領域に作成したいストリームラインの数を入力します。

  • 領域の追加:ストリームラインの局所領域を追加します。

  • 線形:線形ストリームラインの局所領域を追加する場合に選択します。

  • 円形:円形ストリームラインの領域を追加する場合に選択します。

  • ストリームライン領域の表示/非表示:このスイッチをオンにすると、対応するストリームライン領域が表示されます。オフにすると非表示になります。

  • 移動:再配置するストリームライン領域を選択して移動ツールを開き、調整します。

    以下の画像は、ローカルに作成されたストリームラインです。

流線のアニメーション

流線がオンになっている場合のみ利用可能です。

アイコンを1回クリックすると、結果が流線のアニメーションとして可視化されます。もう一度アイコンをクリックすると、アニメーションの最後にジャンプします。

ベクトル

結果をベクトルで可視化します。マイクロダイアログで、次のパラメータを調整できます。
  • 長さ:各ベクトルの長さを指定します。
  • 密度:表示されるベクトルの密度を定義します。

ベクトルのマイクロダイアログオプションにアクセスするには、ベクトルアイコン を選択します。

ベクトルを編集するには、マイクロダイアログのオプションを使用します。
  • スケール寸法
  • サイズ
  • 密度
平均化セクション

流体領域の断面を通過するときの平均速度/流速を可視化します。

平均化セクションのマイクロダイアログオプションにアクセスするには、平均化セクションアイコン を選択します。



マイクロダイアログのオプションを使用して、断面を作成および編集します。



移動ツールを使用して、断面を移動、回転、サイズ変更します。