回転成分

埋め込み個体をバーチャル回転パートに変換し、その回転を流体解析でシミュレーションします。

まず、少なくとも1つの埋め込み個体領域を指定する必要があります。

埋め込み個体が回転成分として選択されると、最初にバーチャル回転ボリュームによって囲まれます。バーチャル回転ボリュームは、x軸を中心に回転すると想定して自動的に作成されますが、y軸またはz軸に変更することもできます。任意の軸を中心にした回転は現在サポートされていません。回転成分は次に、回転参照フレームと呼ばれる簡易化された技術を使用した定常アプローチによりシミュレーションされます。シミュレーション中、遠心力とコリオリ力が、バーチャルボリュームに含まれる流体領域に適用されます。さらに、指定された回転速度が、回転パートのサーフェスに適用されます。この回転力とサーフェス速度の組み合わせによって、埋め込み固体を物理的に回転させることなく、流体領域に時間平均回転速度フィールドが生成されます。

  1. 流体リボンで、回転成分ツールを選択します。

  2. 回転パートとして埋め込み固体を選択します。
  3. マイクロダイアログで、回転軸、オフセット、速度を選択します。
    注:
    • オフセットは、回転成分のサーフェスと、回転ボリュームのサーフェスの間の距離を定義します。
    • バーチャル回転ボリュームの推奨される直径は、回転パートの直径より少なくとも10%以上大きいものです。
    • 回転ボリュームが隣接するパートと重ならないようにしてください。