流入

1つまたは複数の流入サーフェスを定義し、条件を定義します。

  1. 流体リボンで、流入ツールを選択します。

    ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。
  2. 流入条件を設定する1つまたは複数のサーフェスを選択します。
  3. マイクロダイアログで、流入口条件を定義する方法を選択します。
    • 速度:流入サーフェスでの流入流体の速度値と方向を設定します。

      既定の方向に沿って、選択されたサーフェス上に一定の速度値が適用されます。流入流体の正確な向きがわかっている場合は、この条件を使用します。

    • 法線速度:流入サーフェスに対して垂直な方向に流入する流体の速度値を設定します。

      流入サーフェス上の各ポイントにおいて、局所的に垂直な方向に沿って一定速度値が適用されます。流入サーフェスに対して垂直な方向に、流体が領域に流入する場合は、この条件を使用します。

    • 平均速度:流入サーフェスに対して垂直な方向に流入する流体の平均速度を設定します。

      流入サーフェス上の各ポイントにおいて、局所的に垂直な方向に沿って、空間的に変化する速度プロファイルが流入サーフェス上に適用されます。この速度プロファイルは、ユーザー指定の速度値と等しい平均値を有する境界層の存在をモデル化する十分に発達したパイプ流の想定(層流または乱流)に基づいて計算されます。十分に発達した境界層の速度プロファイルは、壁の境界で流速がゼロとなり、壁から最も離れたところで流速が最大になります。正確な変化は、流れのレイノルズ数に基づいています。

      この条件は、流体が流入サーフェスに到達するまでにすでに十分な距離を移動しているダクトを通る流れをシミュレートする場合に一般的に適用されます。このように流体が上流に向かって流れているときは、流体の速度プロファイルは等速状態から十分に発達した状態へと徐々に変化してきたものと想定されます。
    • 容積流速:流入サーフェスに対して垂直な方向に流入する流体の単位時間あたりの容積を設定します。

      この条件の適用は、「平均速度」条件と同様の手法に従って行われます。すなわち、指定された流量が流入サーフェス上で適用されるように、十分に発達した速度プロファイルが計算されます。この速度プロファイルは、境界層の存在をモデル化する十分に発達したパイプ流の想定(層流または乱流)に基づいて計算されます。十分に発達した速度プロファイルは、壁の境界で速度がゼロになり、壁から最も離れたところで速度が最大になります。正確な変化は、流れのレイノルズ数に基づいています。

      この条件は、流体が流入サーフェスに到達するまでにすでに十分な距離を移動しているダクトを通る流れをシミュレートする場合に一般的に適用されます。このように流体が上流に向かって流れているときは、流体の速度プロファイルは等速状態から十分に発達した状態へと徐々に変化してきたものと想定されます。
    • よどみ圧:流入サーフェスに対して垂直な方向に流入する流体流れのよどみ圧のゲージ値を設定します。よどみ圧は、流体の静圧と動圧の合計値として計算されるため、一般に全圧としても知られています。圧力のゲージ値は、気圧に対する相対圧力として定義されます。たとえば、気圧が14.7 psi(ポンド/平方インチ)で、流入口における全圧(よどみ圧)が15.2 psiであることがわかっている場合は、流入サーフェスにおけるゲージよどみ厚条件として、0.5 psiの相対値を指定する必要があります。流入速度プロファイルは、この流入サーフェスで指定された全圧条件を満たすように、シミュレーション時に自動的に計算されます。流入速度または流量が不明な場合は、この条件を使用します。
  4. 流入での流体温度を定義します。