MV-6000:プロッティングの基礎

カーブのプロッティング用としてMotionSolve結果(プロット)ファイルをインポート、1つのウィンドウに複数のカーブをプロット、異なるウィンドウ内の1つのページに複数のカーブをプロット、および作業をセッションファイルとして保存する方法について学びます。

Build Plotsパネルでは、2Dレイアウトでプロット可能なプロットファイルをインポートできます。このパネルでは、どのカーブをシングルまたはマルチウィンドウのどちらでプロットするかをコントロールすることが可能です。MotionViewHyperViewまたはHyperGraphから、このパネルにアクセスすることが可能です。

プロットファイルのオープン

プロットファイルを開きます。

mbd_modeling\plottingフォルダーにあるDemo.pltファイルを、自身の<作業ディレクトリ>にコピーします。
  1. 新しいMotionViewセッションを開始します。
  2. Select applicationメニューで HyperGraph 2Dを選択します。
  3. (Build Plots)アイコンをクリックします。
  4. パネル内で、(Open File)をクリックします。
  5. ファイル<作業ディレクトリ>\Demo.pltを選択します。
  6. Openをクリックします。
    このファイルには、いくつかのカーブが含まれます。
  7. X TypeがTimeにセットされていることを確認します。
  8. Y TypeにDisplacementをクリックします。
    Y Requestテキストボックスに、ファイル内の使用可能なデータが表示されます。
  9. Y Requestについて、(Expand)ボタンをクリックし、Y Requestのリストを確認します。
  10. 以下の方法のいずれかで、REQ/70000006REQ/70000007を選択します:
    • Controlを押し、それぞれをクリックします。
    • マウスを左クリックしながら両方の上にドラッグします。
  11. OKをクリックします。
  12. Y Componentの下でXを選択します。
  13. Layoutをone plot per Componentに設定します。
  14. Applyをクリックします。
    プロットウィンドウに、ラインのタイプと色がそれぞれ異なる2つのカーブがプロットされます。カーブを識別するレジェンドは、プロットの上部右側コーナーに配置されています。
    1. Build Plotsパネルを用いて作成された複数カーブを有するシングルプロット


複数プロット上の複数カーブの作成

複数のカーブを選択し、それらを複数のウィンドウにプロットします。

  1. 引き続き、Build Plotsパネルを使用します。
  2. Step プロットファイルのオープンからの設定を保持します:
    • X: Time
    • Y Type: Displacement
    • Y Request:REQ/70000006およびREQ/70000007
  3. Controlを押し、Y Component:の下にXPsiMAG、およびRMAGを選択します。
  4. Layoutプルダウンメニューで、One plot per componentを選択します。
    この選択により、Y componentの下で選択されたリクエスト毎に1つのプロットが作成されます。作成されるプロットは4つです。各プロットについて1つのページとすることも可能です。しかし、本チュートリアルでは、4つのプロットすべてを同じページに置きます。
  5. Show Legendsチェックボックスの横にある(Page Layout)ボタンをクリックします。
  6. 4ウィンドウレイアウトのオプションをクリックします。
    Page Layoutダイアログが自動的に閉じます。
  7. Applyをクリックします。
    リクエストしたプロットを含む4ウィンドウの2つ目のページがページリストに追加されます。
    2. Build Plotsパネルを用いて作成された複数カーブを有するマルチプロット


    注: 他の結果 / リクエストファイル(.req.abfなど)からカーブをプロットおよび編集する手順は、本チュートリアルで説明した手順と同じです。

作業セッションの保存

プロットをセッションファイルとして保存します。

複数ページ上の複数ウィンドウ内の複数カーブについての作業は、セッションファイルとして保存できます。セッションは後に、表示、印刷または情報の追加を行うために復元することが可能です。セッションファイルは、拡張子.mvwのついたスクリプトです。.mvwファイルのコンテンツは、スクリプトファイル内に記録されているプログラム内のすべての情報です。
注: 以下の方法で、カーブデータと共にスクリプトファイルとしてセッションを保存することができます:
  1. Annotationsツールバーから、Optionsパネルアイコンを選択します。
  2. Sessionタブで、Save All Curve Data to Session File/Report Templateオプションチェックボックスをアクティブにします。
    3.


  1. menu barからFile > Save As > Sessionを選択します。
  2. ディレクトリを選択します。
  3. ファイル名をDemo1.mvwと指定します。
    4. Save Session Asダイアログ


  4. 保存するファイルの種類がSession (*.mvw)に設定されていることを確認します。
  5. Saveをクリックします。
    現在の作業セッションが、Demo1.mvwという名称のセッションスクリプトファイルとして保存されます。
  6. menu barFile > Exitをクリックし、セッションを終了します。
    セッションの保存を促すダイアログが表示されます。
  7. 1つ前の演習でセッションを保存したので、Noをクリックします。
より高度なプロッティングオプションについては、HyperGraphチュートリアルをご参照ください。