演習2:Systems/Assemblyパネルからのシステムの追加
本演習では、Systems/Assemblyパネルを使ってMotionViewグラフィカルユーザーインターフェースからシステムをインスタンス化する方法を説明します。
- (演習1:システム定義の作成と使用からの)二重振子モデルに別の振子リンクを追加し、図 1に示すような三重振子を作成します。
- シミュレーションを実行し、アニメーションを確認します。
![](../../../images/tutorials/mv/mv_1070_triple_pendulum_schematic.png)
![](../../../images/tutorials/mv/mv_1070_properties_triple_pendulum.png)
MotionViewからのシステム定義の追加
このステップでは、MotionViewからシステム定義をモデルに追加する方法について学習します。
- 新規のMotionViewセッションを開始し、MBD modeling windowで、演習1:システム定義の作成と使用からの振子モデルを開きます。
- Project BrowserでModelをクリックします。
- Systems/Assemblyパネルで、Import/Exportタブをクリックします。
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(ファイルブラウザ)をクリックし、先ほど作成したsys_pendu.mdlシステムを選択します。
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Importをクリックします。
図 3.
- ダイアログ内のSelect a definitionの下で、sys_def_pendulumをクリックします。LabelをThird Pendulum System、Variableをsystem3と指定します。
- OKをクリックします。
アタッチメントの選択とポイントの更新
このステップでは、MotionViewのグラフィカルユーザーインターフェースを使って、モデル内のアタッチメントの選択とポイントの更新を行います。
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Project Browserで、新たに追加されたシステムを選択します。
システムについてのAttachmentsタブで、*Attachments()行がシステム定義に追加されます。
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3番目の振子のリンクを、振子システムの2番目のリンクに付加します。
図 4.
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Attachmentsタブで、Attachmentボディ用の
コレクターをダブルクリックします。
- ダイアログで、Pendulum Bodyを選択します。続いて、OKをクリックします。 フォルダーを拡張し、
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Pivot Point用の
コレクターをダブルクリックします。
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ダイアログで、フォルダーPendulum CM ポイントを選択します。続いて、OKをクリックします。
を拡張し、modeling windowで、3番目の振子システムが見えているはずです。
- 将来使用できるように、モデルをtriplependulum.mdlとして保存します。
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MotionSolveを実行し、結果を確認します。
重要: 定義は独立していなくてはなりません。したがって、*DefineXXXブロックには別の*DefineXXXブロックが含まれていてはいけません。図 5の左側には、別の*Defineブロック内にある*Defineブロックが示されています。このような定義はネスト化された定義と呼ばれ、読み込み中にMotionViewでエラーとなる場合があります。図 5の右側は、定義の正しい置き方を示しています。
演習1:システム定義の作成と使用では、既存のモデルMDLを修正する、つまり、*BeginMDL()と *EndMDL()を*DefineSystem()と*EndDefine()で置き換えることでシステム定義をオーサリングしました。多くのケースでこの方法を適用できますが、*BeginMDLブロック内の既存の定義ブロックがネスト化してしまわないよう、特に気をつける必要があります。そのような定義ブロックは、互いに独立するようブロックの外に移動させなくてはなりません。図 5.