シーム溶接

連続したエッジまたはラインに沿って複数のパートを結合します。

注:
  • パートがシーム溶接されている場合、サーフェス間の接触は「固着」から「接触無視」に自動的に変換されます。
  • シーム溶接はソリッドのみに適用できます。どちらのソルバーも解析に使用できます。ソルバーの設定は、プリファレンスのInspire > 実行オプション > 実行オプション解析ソルバーで行うことができます。

シーム溶接を自動的に作成する

2つのパートが互いに近接している場所である、シーム溶接の候補箇所を自動的に検出する方法を説明します。

  1. 構造リボンで、シーム溶接ツールを選択します。

    ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。
  2. ガイドパネルで、自動タブを選択します。
  3. パートの横の選択ボタンはアクティブになっています。2つ以上のパートを選択します。パートが選択されていない場合、表示されているパートがこのツールによって処理されます。
  4. 断面サイズを入力します。これはシーム溶接の断面の半径です。
    注: 感度の解析または最適化を実行するには、f(x)を使用して設計探索スタディ用の変数を生成します。
  5. 最小長さを入力します。これはシーム溶接の対象として検討されるエッジの最小長さです。
    注: 感度の解析または最適化を実行するには、f(x)を使用して設計探索スタディ用の変数を生成します。
  6. 溶接プレビューをクリックして、予想されるシーム溶接のプレビューを表示します。
  7. スキップの横にある溶接ボタンをクリックして、製造不可能であるか他の点で望ましくない可能性のあるシーム溶接を選択します。
  8. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

シーム溶接を手動で作成する

手動で溶接を作成することで、溶接をより制御できるようになり、最適化のためにより多くの溶接プロパティをパラメータ化できます。

ヒント: 溶接結合を妨げる可能性のある隙間がパート間にないことを確認します。プッシュ/プルやブーリアンのようなツールを使用して、隙間を減らすか無くすかして、溶接の検出を可能にします。
  1. 構造リボンで、シーム溶接ツールを選択します。

    ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。
  2. ガイドパネルで、手動タブを選択します。
  3. パスの横の選択ボタンはアクティブになっています。エッジを選択します。このツールによって複数のライン連続箇所が検出されるか、ユーザーが「周囲のフィレットへの拡張」 をオンにして単一のラインを溶接できます。
  4. 断面サイズを入力します。これはシーム溶接の断面の半径です。
    注: 感度の解析または最適化を実行するには、f(x)を使用して設計探索スタディ用の変数を生成します。
  5. 最小長さを入力します。これはシーム溶接の対象として検討されるエッジの最小長さです。
    注: 感度の解析または最適化を実行するには、f(x)を使用して設計探索スタディ用の変数を生成します。
  6. 終端1の調整または終端2の調整に、シーム溶接の終端にするエッジ/ラインからの距離を入力します。または、シーム溶接の終端にある白い矢印をドラッグします。
    注: 感度の解析または最適化を実行するには、f(x)を使用して設計探索スタディ用の変数を生成します。
  7. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

シーム溶接テーブル

すべてのシーム溶接を確認し、これらの名前を一箇所で編集できます。

シーム溶接ツールの サテライトアイコンをクリックして、テーブル内の溶接を確認します。

注: 構築履歴に依存するため、編集できないプロパティもあります。
動作 操作
シーム溶接の名前を変更する テーブル内のセルを選択し、もう一度クリックしてフィールドを編集可能にします。
材料を変更する テーブル内のセルを選択し、リストから別のオプションを選択します。
カラムをソートする カラムヘッダーをクリックします。続けてクリックすると、昇順と降順を切り替えられます。
カラムを追加または削除する カラムヘッダーを右クリックします。