ジョイント
ジョイントツールを使用して、ジョイント位置で移動ができる状態でパートを結合します。

ジョイントツールの上にマウスカーソルを合わせると表示される サテライトアイコンをクリックして、モデル内のすべてのジョイントのリストを表示します。
ジョイントの作成
ジョイントを作成できるフィーチャーを検出し、作成するジョイントタイプを選択してから、適用をクリックします。
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構造リボンまたはモーションリボンで、ジョイントツールを選択します。
ヒント: ツールを検索して開くには、Ctrl+Fキーを押します。詳細については、ツールの検出と検索を参照してください。 - ガイドバーで、モデル内のすべてのパートを検索するか、パートの選択してクリックしたパート間のジョイントのみを検索するかを選択します。
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検索結果をフィルタリングします。
- ジョイントを配置できるフィーチャーをインテリジェントに検索するには、ガイドバーのすべてを選択します。
- 一致した穴、円筒形ペアなどの特定のフィーチャータイプについては、別のフィルターオプションを選択します。
メニューを使用して、検索条件を絞ります。
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検索ボタンをクリックします。
- すべてのパートを選択した場合、検索をクリックすると、検出されたフィーチャーが赤く表示されます。
- パートの選択メソッドを選択した場合、少なくとも2つの隣接するパートを選択する必要があります。選択したパート間で検出されたフィーチャーは赤色で表示されます。注: パートの選択メソッドを使用する場合、モデル内のパートをクリックするとフィーチャーが自動的に検出されるため、検索ボタンはグレーアウトされた状態で開始されます。検索ボタンは、検出されたフィーチャーがリセットボタンでクリアされた場合にのみ必要です。検索をクリックすると、以前に検出されたフィーチャーが再度検出されます。
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作成するジョイントタイプを選択します(ジョイントのタイプと状態を参照してください)。
- フィーチャー位置ごとに配置する最適なジョイントタイプを自動的に判別するには、自動を選択します。
- 選択したフィーチャーのすべてに対して特定のジョイントタイプを作成するには、別のオプションを選択します。オプションは、前のステップで選択した内容によって異なります。
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ガイドバーの適用
ボタンをクリックして、選択した(赤色の)すべてのフィーチャーに自動的にジョイントを作成するか、選択した(赤色の)フィーチャーを左クリックして、個々にジョイントを作成します。
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ジョイントを選択して編集します。
マイクロダイアログが表示されます。ジョイント編集オプションを以下に示します。
動作 操作 メモ ジョイントのタイプを変更する マイクロダイアログで、ドロップダウンメニューからジョイントタイプを選択します。 ジョイントは、Inspireが作成するジョイントのタイプに関係なく、検出された形状に応じて任意のタイプに変更できます。 ジョイントを移動または回転する マイクロダイアログで、移動ツール を選択します。
白い矢印をドラッグするか、X、Y、Zに値を入力してジョイントを移動または回転させます。
ジョイントを元の位置と向きに戻す マイクロダイアログで、リセット ボタンを選択します。
ジョイントタイプはリセットされません。 ジョイントのサイズを変更する - ジョイントの編集コンテキストで、ジョイントをクリックします。
- 左クリックしたまま白い矢印をドラッグするか、グラフィックスケールの値を入力します。
- クリアスペースをクリックすると、グラフィックのサイジングが終了し、通常の編集モードになります。
複数のジョイントのサイズを変更する - Ctrlキーを押したまま
- 複数のジョイントを選択します。
- グラフィックスケールマイクロダイアログに値を入力します。
ジョイントのサイズが同時に変更されます。
ジョイントを自動フィットさせる ジョイントの編集コンテキストでジョイントをクリックし、白い矢印をクリックします。マイクロダイアログで をクリックします。
検出されたフィーチャーとしてジョイントを表示する マイクロダイアログで、 検出されたフィーチャーの表示を選択します。
ヒンジジョイント、円筒形ジョイント、並進ジョイント、ボールアンドソケットジョイント、平面ジョイント、不明ジョイントにのみ使用できます。 ジョイントが移動または回転できる距離または角度を制限する マイクロダイアログで、制限をオンにします。 ヒンジジョイント、円筒形ジョイント、並進ジョイント、ボールアンドソケットジョイント、平面ジョイント、ピンベースジョイントにのみ使用できます。 - ジョイントの編集コンテキストで、ジョイントをクリックします。
- チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。
ヒント:
- ジョイントタイプには、グラウンドに固定されたピンとグラウンドに固定されたスライディングピンがあります。グラウンドに固定されたジョイントは、コネクターの下ではなく、モデルブラウザの荷重ケースの下に表示されます。
- ジョイントが見つからない一般的な理由は、形状が接触していないためです。検索オプションで自動検索距離をオフにし、検索距離を手動で入力します。
- 検索操作で、期待されるすべての機能が検出されない場合は、検索オプションの検索許容範囲を大きくしてみてください。
- ジョイントをすでに定義していても、ジョイントマイクロダイアログまたはテーブルに想定していたジョイントタイプが表示されない場合は、ジョイントテーブルの検索距離を調整してみてください。
- ツールを開いたときに関連フィーチャーを自動的に検出するには、自動検出をオンにします。 のプリファレンスで、
- パートをグラウンドに結合するには、サポートツールも使用できます。
- モデルブラウザでは、ジョイントの名前にも、そのタイプが括弧内に表示されます。また、フリーまたはロックである場合は、その状態が表示されます。編集できるのは名前のみです。
- ジョイントを除去/除去解除して、モデルへの影響を把握します。ジョイントを右クリックして、除去を選択します。モデルブラウザまたはテーブルから、右クリックして、除去解除を選択します。
検索オプション
ガイドバーの メニューをクリックして、検索結果を絞り込みます。
- より大きい対象を検索/より小さい対象を検索/類似した対象を検索
- 選択した穴のサイズに対してより小さい、より大きい、類似した対象(±5%)の穴を検索します。
- オプション
- クリックして、検索操作のオプションを指定します。
- サイズ
- 穴の直径の最小サイズと最大サイズを指定します。このオプションは一致した穴と単一の穴に適用されます。デフォルト値をリセットするには、
アイコンをクリックします。
- 穴内のパートの検索
- このオプションが有効になっている場合、ジョイントツールは、穴にある既存の形状を自動的に検索し、その形状を非表示にして非アクティベートすることで、その形状が解析や最適化の計算に含まれないようにします。この動作を無効にするには、穴内のパートの検索を選択解除します。その場合は、既存の形状を手動で削除する必要があります。
- 止り穴の検索
- 検索操作中の止り穴の自動検出を有効にします。
- 自動検索の距離
- これはジョイントを作成できる場所を検索するための、デフォルトのトレランスを使用するグローバル検索閾値です。これはチェックボックスが選択されている場合、自動的に計算されます。検索距離を変更するには、このチェックボックスを選択解除し、テキストボックスに値を入力します。入力した検索距離より小さい最小部材ギャップのあるジョイントが検出されます。(最小部材ギャップは2つのパート間の正確な最小距離です。)
マイクロダイアログオプション
ジョイントタイプと拘束方法を変更するには、マイクロダイアログにあるオプションを使用します。

- ジョイントタイプ
- ジョイントには、ピン、ヒンジ、ボールアンドソケットなど、いろいろなタイプがあります。検出された機能に基づいて、最も可能性の高いジョイントタイプが自動的に選択されます。ジョイントタイプは、任意のタイプに変更できます。
- ジョイント状態
- 各ジョイントの状態は、ロック、アクティブ、またはフリーに設定できます。
- ジョイントが移動しないようにするには、ロックを選択します。
- ジョイントの存在を意識せずにメカニズムを動作させるには、フリーを選択します。注: 詳細については、ジョイントのタイプと状態を参照してください。
- ツール移動
を選択してジョイントの移動ツールを開きます。白い矢印を使用するか、X、Y、Zの値を入力して、ジョイントを移動または回転させます。
- リセット
を選択すると、ジョイントが元の位置と向きにリセットされます。
- 検出されたフィーチャーの表示
を選択して、検出されたフィーチャーとしてジョイントを表示します。ヒンジジョイント、円筒形ジョイント、並進ジョイント、ボールアンドソケットジョイント、平面ジョイント、不明ジョイントにのみ使用できます。
- 制限
- このオプションをオンにすると、ジョイントの並進または回転の距離または角度が制限されます。ヒンジジョイント、円筒形ジョイント、並進ジョイント、ボールアンドソケットジョイント、平面ジョイント、ピンベースジョイントでのみ使用できます。
ジョイントプロパティ
プロパティエディター(F3)で使用可能なジョイントプロパティを使用して、ジョイントの動作と表示状態を調整します。
- 接続剛性
- グラウンドに固定されたジョイントに関する接続剛性の定義方法(構造解析に関してのみ)を変更します。
- パート順を反転
- 指定したジョイントの2つのパートの順序を変更します。カーブを逆転する際(荷重と反力など)に便利です。
- 動作
- ジョイントを変形しない、変形する、またはバーチャルに定義します。バーチャルは、剛体ジョイントと非常に似ていますが、冗長なジョイントを回避するのに便利な「ソフト制約」動作を持つエキスパート向けオプションです。デフォルトでは、モーション解析の実行ウィンドウのグローバル設定が使用されます。
- モーションの摩擦
- 剛体ジョイントまたはバーチャルジョイントの場合は、ジョイント摩擦を適用できるため、別のプロパティも有効になります。
- モーションレート
- 変形するジョイントの場合は、モーションレート(グローバル、標準、アドバンスト)を指定するオプションがあります。アドバンストオプションを使用すると、ジョイントの自由度について、および変形するジョイントで使用するローカル参照フレームの角度について、互いに別々の剛性率と減衰率を指定できます。角度は、ジョイントツールのグラフィカルマニピュレーターを使用して設定することもできます。注: デフォルトのモーションレート値を変更してジョイントをさらに変形しやすくするときは、モーション解析の実行設定ウィンドウの許容変形設定を大きくする必要があります。
図 2. 変形するジョイントのジョイントツール角度マニピュレーター(アドバンストレート指定)。
注: 変形するジョイントのエッジへのアライメントスナップ:角度マニピュレータツールを使用すると、x軸をモーションモデル内の別の任意のエッジと簡単に揃えることができます。マニピュレータをエッジ上でドラッグすると、X軸の方向がエッジに合わせてスナップされ、正の方向(または負の方向)がエッジに沿って近づくことで制御されます。参考までに、ねじりばね上でアームを整列させる際にエッジスナップも機能します。
ジョイントテーブル
ジョイントテーブルには、結合のタイプ、結合に接続されているパート、割り当てた材料など、モデルにあるすべてのジョイントの一覧が表示されます。
ジョイントツールの サテライトアイコンをクリックして、テーブルを表示します。

テーブルデータは次の操作で編集できます。
動作 | 操作 |
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結合の名前を変更する | テーブル内のセルを選択し、もう一度クリックしてフィールドを編集可能にします。 |
結合のタイプ、状態、材料、または動作を変更する | テーブル内のセルを選択し、リストから別のオプションを選択します。 |
カラムをソートする | カラムヘッダーをクリックします。続けてクリックすると、昇順と降順を切り替えられます。 |
カラムを追加または削除する | カラムヘッダーを右クリックします。 |
注: ジョイントテーブルにリストされた検索距離は、最小間隔(2つのパート間の正確な最小距離)を示します。このテーブルで定義された個々のジョイントの検索距離は、ガイドバーの検索オプションで定義されたグローバル検索距離をオーバーライドします。検出フィーチャータイプが一致した穴または単一の穴である場合、検索距離は無視されます。
ショートカット
動作 | 操作 |
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穴を選択に追加する | Ctrlキーを押しながら、選択解除した穴を左クリックします。選択した穴が赤色になります。 |
穴を選択解除する | Ctrlキーを押しながら、選択した穴を左クリックします。 |
ジョイントを作成する | 選択されている(赤色)フィーチャーまたは穴を左クリックします。 |
選択ジョイントのみを表示する | 選択したジョイントとその従属パートをズームするには、Iを押します。これは、モデリングウィンドウ、モデルブラウザ、およびジョイントテーブルから機能します。 |
ツールを終了する | チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。 |