/VISC/LPRONY
Blockフォーマットキーワード このモデルは、全ひずみ定式化(Ismstr=10または12)でソリッド要素に粘弾性を追加するために使用できる等方粘弾性Maxwellモデルについて説明しています。
この粘弾性はProny級数を使用して入力されます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/VISC/LPRONY/mat_ID/unit_ID | |||||||||
M | Form | flag_visc |
行ごとにせん断緩和およびせん断崩壊の各ペアを読み込む
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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定義
フィールド | 内容 | SI 単位の例 |
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mat_ID | 粘性カードを参照する材料識別子。 (整数、最大10桁) |
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unit_ID | (オプション)単位の識別子。 (整数、最大10桁) |
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M | Maxwellモデルの次数(Prony係数の数)最大次数は100。 デフォルト = 1(整数) |
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Form | 初期粘弾性係数を使用。
(整数) |
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flag_visc | 粘性定式化フラグ
(整数) |
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番目の項に対するせん断緩和係数(
=1、M) (実数) |
||
番目の項に対する崩壊せん断定数(
=1, M). (実数) |
コメント
- この粘性モデルは、ソリッドプロパティでIsmstr=10または12を指定した全ひずみ定式化でのみ使用できます。
- Form=1は、材料則/MAT/LAW42 (OGDEN)、/MAT/LAW62 (VISC_HYP)、/MAT/LAW69でのみ利用可能です。
- 粘性モデルは、適合しない材料やひずみ配合に適用される場合は無視されます。
- 係数(
、
)は、Maxwellモデルによって速度効果を記述するために使用されます。
図 1.
下式で与えられる初期せん断係数は、材料則のせん断係数に相当します。
および
剛性比は次のように定義されます:
ここで、 です。
- 粘性効果は、Prony級数を使用することによって考慮されます。キルヒホッフ粘性応力は次のようにして計算します:
ここで、 。