汎用インターフェース(/INTER/TYPE7)
インターフェースタイプ7は汎用のインターフェースで、メインサーフェスと節点のセットの間の全てのタイプの接触をシミュレートすることができます。インターフェースタイプ3と5とは異なり、インターフェースタイプ7には向きが無く、セカンダリ節点がメインサーフェスに属することもできます。これにより、このインターフェースは自動接触をシミュレートすることができ、特に高速衝突の間の座屈をシミュレートできます。図 1. インターフェースTYPE7


インターフェースTYPE7は、インターフェースTYPE3とTYPE5で発生する全ての問題および制限を解決します。最も近いセグメントの探索は直接探索アルゴリズムを使用して行われるため、探索の制限はなく、全ての可能な接触が検出されます。エネルギージャンプを誘発するシェルエッジからの節点の接触は、エッジ周りの円筒形ギャップの使用により除去されます。
インターフェースTYPE7の主な利点は、剛性が一定ではなく、貫通に対して増加して節点のシェルの中立面の突き抜けを防止します。これにより、(インターフェースタイプ3または5のどちらかを用いた時に共通の)悪い接触の取り扱いを解決できます。
インターフェースタイプ7で用いられているギャップは、これまでのインターフェースのものとは異なります。ギャップはシェルの中立面の両面に用いられ、エッジの周りに円筒形のギャップが追加されます(図 2)。ギャップはシェルの中立面の両面に用いられ、エッジの周りに円筒形のギャップが追加されます()。図 2. インターフェースTYPE7のギャップ


円筒ギャップはエネルギージャンプを取り除くことを可能にし、エッジから接触する節点は貫通時と貫通除去時で同じ経路に従います。加えて、このようなギャップはセグメント間のスライドの間、滑らかな反力を保ちます。図 3. セグメント間のスライド


インターフェースTYPE3とTYPE5とは異なり、空間内の可変ギャップが可能です。オプションIgapに依って、可変ギャップは各衝撃についてメイン要素ギャップ(gm)とセカンダリ節点ギャップ(gs)の合計として計算されます。
Igap = 1の場合、可変ギャップは次のように計算されます:
Igap = 2の場合、可変ギャップは次のように計算されます:
Igap = 3の場合、可変ギャップは次のように計算されます:
要素 | メイン要素ギャップ(gm) | セカンダリ節点ギャップ(gs) |
---|---|---|
SHELL |
t: メインセグメントの板厚 |
t: セカンダリ節点に結合されているシェル要素の最大板厚 |
BRICK | ||
トラスとビーム | 適用不可 |
S: 断面積 |
接触アクティブ化の最小ギャップ(Gapmin)も用いられた場合、計算されるギャップは最小ギャップより小さくはなれません。ギャップに対してスケールファクターを与え、最小ギャップを定義することが可能です。