Ityp = 2
Blockフォーマットキーワード この材料則を使用すれば、その状態を直接設定することにより、材料流入 / 流出をモデル化することができます。入力カードは/MAT/LAW11 (BOUND)と似ていますが、乱流パラメータを定義するための2つの新しい行を導入します。

フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/MAT/B-K-EPS/mat_ID/unit_ID | |||||||||
mat_title | |||||||||
Ityp | Psh | FscaleT |
Ityp =2: 一般流入 / 流出
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
空白のフォーマット | |||||||||
fct_ID | |||||||||
fct_IDp | P0 | ||||||||
fct_IDE | E0 | ||||||||
fct_IDk | fct_IDe | ||||||||
fct_IDT | fct_IDQ |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
mat_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
|
unit_ID | Unit Identifier。 (整数、最大10桁) |
|
mat_title | 材料のタイトル (文字、最大100文字) |
|
初期密度 3 (実数) |
||
E.O.S(状態方程式)で使用される基準密度 デフォルト = (実数) |
||
Ityp | 境界条件タイプ 1
(整数) |
|
Psh | 圧力シフト 3 (実数) |
|
FscaleT | 時間スケールファクター 3 (実数) |
|
fct_ID | 境界密度用の関数
識別子 3
(整数) |
|
fct_IDp | 境界圧力用の関数
識別子 3
(整数) |
|
P0 | 初期圧力 3 (実数) |
|
fct_IDE | 境界エネルギー用の関数
識別子 3
(整数) |
|
E0 | 内部エネルギー 3 6 (実数) |
|
初期乱流エネルギー (実数) |
||
初期乱流散逸 (実数) |
||
fct_IDk | 乱流モデリングの関数
識別子
(整数) |
|
fct_ID | (オプション)乱流モデリングの関数
識別子
(整数) |
|
乱流粘性係数 デフォルト = 0.09(実数) |
||
パラメータの拡散係数 デフォルト = 1.00(実数) |
||
パラメータの拡散係数 デフォルト = 1.30(実数) |
||
層流プラントル数(デフォルトは0.7)と乱流プラントル数(デフォルトは0.9)の比率 (実数) |
||
fct_IDT | 流入温度用の関数
識別子
(整数) |
|
fct_IDQ | 流入熱流束用の関数
識別子
(整数) |
例(気体)
#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/B-K-EPS/3
GAS INLET (unit: kg_m_s)
# RHO_I
.3828
# ITYP Psh Fscale_T
2
#blank line
# fct_RHO
1
# fct_P P_0
0
# fct_E E_0
1 253300
# Rho0k0 Rho0Eps0 fct_k fct_eps
20 0 1 0
# Cmu Sigma-k Sigma-epsilon Pr/Prt
0 0 0 0
# fct_T fct_Q
/ALE/MAT/3
# Modif. factor.
0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/1
CST
# X Y
0 1
1.0E20 1
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
/END
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
コメント
- 指定された状態が流入境界要素に直接強制されます。これが次の流入状態につながります。
この定式化を使用すれば、境界節点上の速度を物理流入速度(/IMPVEL)と一致させることができます。/MAT/LAW11 - Ityp=0および1は、流入速度を強制する必要がない停滞点からの材料状態に基づきます。
- Pshパラメータを使用すれば、P-Pshにもなる出力圧力をシフトさせることができます。 を使用している場合は、出力圧力が (初期値は0.0)になります。
- 関数が定義されていない場合は、関連する量 またはQが一定になり、初期値に設定されます。ただし、すべての入力量 およびQは、指定された関数識別子を使用して時間依存関数として定義できます。横軸関数は、 ではなく の使用につながるFscaleTパラメータを使用してスケーリングすることもできます。
- 熱モデリングを使用すれば、すべての熱データ( , …)を/HEATを使って定義できます。
- この境界材料則は、多相材料ALE /MAT/LAW37 (BIPHAS)および/MAT/LAW51 (MULTIMAT)と一緒に使用することができません。
- 固有体積エネルギーEは
として定義されます。 ここで、
- 内部エネルギー。これは、/TH/BRICを使用して出力できます。
固有質量エネルギーeは として定義されます。これが につながります。固有質量エネルギーeは、/ANIM/ELEM/ENERを使用して出力できます。これは、ユーザーモデリングによって相対エネルギーになる場合があります。