/BEGIN

Blockフォーマットキーワード ランネーム、入力マニュアルのバージョン、Starterランおよび入力の数、そして作業単位系を設定します。

内容

このオプションは必須です。

作業単位系および入力単位系が、前に定義されていた単位系(バージョン10.0以前の入力フォーマットのために/UNIT/nameで定義)に代わって使用されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/BEGIN
Runname
Invers
Input_mass_unit Input_length_unit Input_time_unit
Work_mass_unit Work_length_unit Work_time_unit

定義

フィールド 内容 SI単位の例
Runname 実行識別名

(文字、最大80文字)

Invers バージョン入力 8
= 2025
:現在のリリース。

(整数)

Input_mass_unit 質量の入力単位系 7

デフォルト = 1 kg (実数またはコード)

Input_length_unit 長さの入力単位系 7

デフォルト = 1 m (実数またはコード)

Input_time_unit 時間の入力単位系 7

デフォルト = 1 s (実数またはコード)

Work_mass_unit 質量計算に使用する単位系 7

デフォルト = 1 kg (実数またはコード)

Work_length_unit 長さの計算に使用する単位系 7

デフォルト = 1 m (実数またはコード)

Work_time_unit 時間計算に使用する単位系 7

デフォルト = 1 s (実数またはコード)

コメント

  1. このオプションを反映させるには、必須キーワード#Radioss Starterの後に記述する必要があります。
  2. Runnameは、空白文字ではない最初の文字によって定義されます。最大80文字、最小4文字で指定することができます。文字“/”と“\”は使用できません。
  3. 入力単位系は、入力デックの単位を定義します。作業単位系は計算の間に用いられる単位を定義します。入力単位系が作業単位系と異なる場合、Radiossは入力単位系を (EngineファイルではなくStarterファイルで) 作業単位系に自動的に変換します。
  4. 作業単位系は、計算の実行単位を定義します。出力は、作業単位系で定義されます。
  5. サブモデルでは、サブモデルの/BEGINで定義された作業単位系は無視されます。メインの/BEGINカードで定義された作業単位系が使用されます。
  6. 入力単位系が定義されていない場合、入力単位系は作業単位系と同じです。
  7. 長さと時間の単位を定義するコードは、たとえば、SI単位の場合: 質量はkg、長さはm、時間はtなどのように与えられます:
    コード(質量)
    yg
    1.E-27
    zg
    1.E-24
    ag
    1.E-21
    fg
    1.E-18
    pg
    1.E-15
    ng
    1.E-12
    μ g MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacqaH8oqBca WGNbaaaa@3A0A@ またはmug
    1.E-09
    mg
    1.E-06
    cg
    1.E-05
    dg
    1.E-04
    g
    1.E-03
    dag
    1.E-02
    hg
    1.E-01
    kg
    1
    Mg
    1.E+03
    Gg
    1.E+06
    Tg
    1.E+09
    Pg
    1.E+12
    Eg
    1.E+15
    Zg
    1.E+18
    Yg
    1.E+21
    コード(長さ)
    ym
    1.E-24
    zm
    1.E-21
    am
    1.E-18
    fm
    1.E-15
    pm
    1.E-12
    nm
    1.E-09
    μ m MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacqaH8oqBca WGTbaaaa@3A10@ またはmum
    1.E-06
    mm
    1.E-03
    cm
    1.E-02
    dm
    1.E-01
    m
    1
    dam
    1.E+01
    hm
    1.E+02
    km
    1.E+03
    Mm
    1.E+06
    Gm
    1.E+09
    Tm
    1.E+12
    Pm
    1.E+15
    Em
    1.E+18
    Zm
    1.E+21
    Ym
    1.E+24
    コード(時間)
    ys
    1.E-24
    zs
    1.E-21
    as
    1.E-18
    fs
    1.E-15
    ps
    1.E-12
    ns
    1.E-09
    μ s MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacqaH8oqBca WGZbaaaa@3A16@ またはmus
    1.E-06
    ms
    1.E-03
    cs
    1.E-02
    ds
    1.E-01
    s
    1
    das
    1.E+01
    hs
    1.E+02
    ks
    1.E+03
    Ms
    1.E+06
    Gs
    1.E+09
    Ts
    1.E+12
    Ps
    1.E+15
    Es
    1.E+18
    Zs
    1.E+21
    Ys
    1.E+24

    Radiossはビルトインされた単位系は持っていません、従ってモデルでの単位の一貫性は非常に重要です。

    単位コードの代わりに、同等の値を入力することも可能です。

  8. Inverseの値がある場合:
    Invers
    Radiossバージョン
    90
    9.0を使用
    100
    10.0を使用
    110
    11.0を使用
    120
    12.0を使用
    130
    13.0を使用
    140
    14.0を使用
    2017
    2017を使用
    2018
    2018を使用
    2019
    2019を使用
    2020
    2020を使用
    2021
    2021を使用
    2022
    2022を使用
    2023
    2023を使用
    2024
    2024を使用
    2025
    2025を使用(現在のフォーマット)

    サポートされている入力フォーマットであれば、Radiossの最新版で使用可能です。あるバージョンで追加された新機能は、そのRadioss バージョン以上のInvers値でないと利用できません。表に記載されている以前の入力フォーマットはサポートされなくなりました。モデルフォーマットは、HyperMeshを使用して更新する必要があります。