エアバッグのセットアップに関する推奨事項
エアバッグの材料
LAW19を使用した繊維材料モデルのセットアップに関する推奨事項。
LAW19のオプション | 推奨値 | 推奨オプションの詳細 |
---|---|---|
RE | 0.001 < RE < 0.01 | REを0.01より大きくすると圧縮剛性が高くなりすぎます。 |
ZeroStress | 1 | エアバッグの予ひずみは正しく適用されます。 |
sens_ID | /MONVOLカードで使用するセンサーと同じセンサーを使用 | 参照形状による繊維の予ひずみは、TTF時点でアクティブにする必要があります。 |
LAW58を使用した繊維材料モデルのセットアップに関する推奨事項。
LAW58オプション | 推奨値 | 推奨オプションの詳細 |
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B1とB2 | > 0 | B1とB2の値は正数とする必要があります。 |
Flex | 0.01 | デフォルト値で十分です。 |
G0 < GT | -- | せん断パラメータは一定とする必要があります。 |
度単位の値を入力します | せん断ロック角度を度単位で入力する必要があります。 | |
ZeroStress | 1 | エアバッグの予ひずみは正しく適用されます。 |
sens_ID | /MONVOLカードで使用するセンサーと同じセンサー | 参照形状による繊維の予ひずみは、TTF時点でアクティブにする必要があります。 |
エアバッグのプロパティ
繊維プロパティ/PROP/TYPE9 (SH_ORTH)および/PROP/TYPE16 (SH_FABR)における推奨事項。
プロパティのオプション | 推奨値(材料別) | 推奨オプションの詳細 | |
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LAW19 1 | LAW58 2 | ||
Ish3n(三角形要素の場合) | 2 | 2 | これはデフォルトの三角形要素定式化です。 |
Ismstr(三角形要素の場合) | 1 | 4 | 3節点の三角形要素で推奨のベストプラクティス |
Ishell(4節点シェルの場合) | 12 | 12 | この定式化によってアワグラスの発生を回避できます。 |
Ismstr(4節点シェルの場合) | 11 | 11 | 4節点シェルのIshell =12と共に使用する必要があります。 |
N | 1 | 1 | 膜を定式化できます |
Thick | > 0 | > 0 | 厚みを設定する必要があります |
Iplas | 0 | 0 | 繊維には適用しません |
Ithick | 0 | 0 | 繊維には適用しません |
Vx, Vy, Vz | ゼロではないベクトル | ゼロではないベクトル | この入力によって、1番目の直交異方性の方向を決定するベクトルを設定します。設定しない場合は、この方向として全体座標系のX軸が使用されます。 |
Idril | 0 | 0 | 繊維には適用しません |
エアバッグの自己接触
すべての交差をエアバッグから除去できる場合は、/INTER/TYPE19を使用して、サーフェスどうしの接触とエッジの接触を定義できます。一部の高度なケースでは、2つの別々の接触を定義することが推奨されます。すなわち、/INTER/TYPE7を使用して節点とサーフェスとの接触を定義し、/INTER/TYPE11を使用してエッジの接触を定義します。
インターフェースのオプション | TYPE7、TYPE11、TYPE19の接触での推奨値 | コメント |
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交差 | 交差なし | 交差は許可されていません。 |
貫通 | 貫通がギャップの95%未満であること | ギャップの95%を超える貫通はすべて除去する必要があります。 |
Istf | 4 | インターフェース剛性は、メインおよびセカンダリ剛性の最小値です。 |
Stmin(kN/mm) | 1 | 柔らかすぎる接触を回避します。 |
Idel | 0 | エアバッグの自己接触には適用しません。 |
Igap | 0 | Gapminで定義した一定値のギャップが使用されます。 |
Gapmin | 1.0 mm | TYPE11の場合は、Gapmin =0.9mmを使用します。 |
Inacti | 6 | 接触ギャップを小さくすることによって、初期貫通を自動的に除去します。 |
Fric | 0 | エアバッグの自己接触では摩擦を使用しません。 |
Ibag | 1 | 接触時にベントホールと多孔繊維をブロックします。 |
交差を除去できない場合は、以下の推奨値を指定した/INTER/TYPE23を使用できます。
インターフェースのオプション | TYPE23での推奨値 | コメント |
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貫通 | 貫通がギャップの95%未満であること | ギャップの95%を超える貫通はすべて除去する必要があります。 |
Istf | 4 | インターフェース剛性は、メインおよびセカンダリ剛性の最小値です。 |
Idel | 0 | エアバッグの自己接触には適用しません。 |
Igap | 0 | Gapminで定義した一定値のギャップが使用されます。 |
Gapmin | 繊維材料の厚み | この値によって、接触ギャップと接触の深さの両方が決定されます。この値が大きすぎると、接触が深すぎるために、交差した節点が解放されなくなります。 |
Inacti | 6 | 接触ギャップを小さくすることによって、初期貫通を自動的に除去します。 |
Fric | 0 | エアバッグの自己接触では摩擦を使用しません。 |
Ibag | 1 | 接触時にベントホールと多孔繊維をブロックします。 |
1 繊維の材料則LAW19は、/PROP/TYPE9 (SH_ORTH)でのみ使用できます。
2 繊維の材料則LAW58は、/PROP/TYPE16 (SH_FABR)でのみ使用できます。