TSTEPE

バルクデータエントリ 陽解法解析で解を生成して出力する間隔を制御するための時間ステップパラメータを定義します。

重要: 陽解法解析のみに有効

フォーマット

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TSTEPE SID TYPE DTFAC DTMIN DTMAX        

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TSTEPE 2 ELEM .9 1.0-7 1.0.-2        

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID セット識別番号。

デフォルト無し(整数 > 0)

 
TYPE 陽解法時間ステップの制御タイプ。 2
ELEM(デフォルト)
安定した要素時間増分の最小値。要素ごとの安定した時間増分の最小値を計算し、安定したグローバル時間増分として、この最小値を選択します。
NODA
安定した節点時間増分の最小値。節点ごとの安定した時間増分の最小値を計算し、安定したグローバル時間増分として、この最小値を選択します。
 
DFAC 安定した時間増分のスケールファクター。OptiStructでは、TYPEフィールドで選択した時間ステップ制御タイプに基づき、安定したグローバル時間増分が計算され、スケーリングされます。

デフォルト = 0.9 (実数 > 0.0)

 
DTMIN 許容最小時間増分。この値が、算出された臨界時間増分(安定したグローバル時間増分にDTFACを乗算した値)を上回る場合は、マススケーリングが使用されます。

マススケーリングがアクティブになると、DTMINが新たな最小時間増分になります。マススケーリングでは、臨界時間増分がDTMINを下回るたびに質量が追加されます。 3

デフォルト = 0.0(実数 ≥ 0.0)

 
DTMAX 許容最大時間増分。

デフォルトなし (実数 > 0.0)

 

コメント

  1. サブケース情報コマンドTSTEPE= SIDを使用して、TSTEPEエントリを選択する必要があります。
  2. 節点時間ステップの計算では、接触節点による寄与が節点剛性に算入されます。接触のペナルティを大きくすると、時間増分が短くなり、サイクル数が増加することがあります。
  3. スケーリングした臨界時間ステップ(DTFACでスケーリングした値)がDTMINを下回る節点にのみマススケーリングが適用されます。