MONCARL

バルクデータエントリ ノンパラメトリック手法を用いた変動モデリングのためのモンテカルロシミュレーションの制御設定。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MONCARL SID VARTYP
STRVAR MSVAR KSVAR BSVAR K4SVAR
FLUVAR MFVAR KFVAR BFVAR AFSVAR K4FVAR
DMIG SID1

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
MONCARL 2 ALPHAVAR
STRVAR 0.02 0.01 0.004

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID 識別番号。

デフォルト無し(整数 > 0)

VARTYP 変数タイプ。
ALPHAVAR(デフォルト)
アルファ変数。
DELTAVAR
デルタ変数。
STRVAR 構造変数パラメーターが続くことを示すフラグ。
MSVAR 構造質量変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

KSVAR 構造の剛性変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

BSVAR 構造粘性減衰の変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

K4SVAR 構造材料減衰変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

FLUVAR 流体変数パラメーターが続くことを示すフラグ。
MFVAR 流体質量変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

KFVAR 流体剛性変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

BFVAR 流体粘性減衰の変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

AFSVAR 流体-構造の相関マトリックスの値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

K4FVAR 流体材料減衰変数値。

デフォルト = 0.0 (実数 ≤ 0.0)

DMIG (オプション) 上記の変数値を、以下の指定されたDMIGに適用されることを示すフラグ。
SID1 TYPE=LABELSETバルクデータエントリの識別番号(このSETは上記の変数値が適用される各種のDMIGマトリックスを一覧表示します)。2

コメント

  1. MONCARLは、モーダル周波数応答解析のみでサポートされています。また、モーダル周波数応答のサブケースは1つだけ定義できます。MONCARL
  2. DMIGマトリックスの変数パラメータを、LABEL-ベースのSETバルクデータ(例:
    SET,<SID1>,LABEL 
    +,<DMIG1>,…,<DMIG2> 
    )として指定するために、オプションでDMIG継続行を使用できます。
    ラベルDMIGiは以下を参照できます:
    1. DMIGマトリックスは、K2GGM2GGB2GGK42GGエントリによって参照されます。
    2. H3DスーパーエレメントはASSIGNエントリによって参照されます。
    3. 内部のルートスーパーエレメントの ID。
  3. 同じIDを持つ複数のMONCARLエントリを使用して、個々のスーパーエレメントマトリックスに異なる変数を指定できます。DMIG継続行はMONCARLエントリで最大1つまで省略できます。DMIG行が省略された場合、指定された変数がレジデュアル構造(つまり、個別に定義された変数を持つDMIGマトリックスを除く各構造マトリックス)に適用されます。