OS-E:0300 モード寄与
この例題では、OptiStructを使用したモーダル周波数応答解析のためのモード寄与の要求を取り上げます。
モード寄与は、特定の周波数における応答への構造または流体モードの複雑な寄与を表します。モード寄与は、モードが適切に分離されている、すなわちモード密度が低い際に、低周波数NVH問題を診断する一助となります。図 1. 簡素化した車両モデル


モデルファイル
開始前に、この例で使用するファイルを作業ディレクトリにコピーしてください。
モデル概要
使用されるモデルは、図 1に示すような音響空間が簡素化された車両モデルです。モデルは既に、モーダル周波数応答解析用にセットアップされています。モード寄与の応答ポイントは、音響空間内のドライバーの耳位置に近い節点です。加振のソースは、エンジンブロックの全体Z方向の単位荷重です。NVH問題を検証する際、応答が一定のターゲットレベルを上回るピークにユーザーは着目します。したがって、すべてのソリューション周波数におけるモード寄与を出力するのではなく、ピークの大きさがターゲットに違反している周波数におけるデータを要求したほうがより効率的です。これは、PFMODE(モード寄与の出力要求)およびPEAKOUT(‘n’個のピークについての出力データ要求。ここで‘n’はユーザーにより変更が可能)で為されます。
- FE Model
- 要素タイプ
- CHEXA
線形材料プロパティは:
- MAT1
- 鋼材用
- MAT10
- 音響空間用
結果
結果のポスト処理には、HyperViewのModal/Panel Participationユーティリティを使用します。NVH問題が発生する周波数を選択し、それに最も寄与する構造 / 流体のモードを確認します。図 2. Bar Plotフォーマットでの特定の周波数における一番の要因

