OS-HM-T:7000 区分モード合成(CMS)法を使用した動的縮退とレジデュアル解析

チュートリアルレベル:上級本チュートリアルでは、OptiStructで機体セクションの区分モード合成(CMS)法を使用して、スーパーエレメントの実装による縮退構造の解析方法を説明します。

開始する前に、このチュートリアルで使用するファイルを作業ディレクトリにコピーします。
区分モード合成(CMS)法を使用して、弾性体の有限要素モデルをインターフェース自由度とノーマルモードのセットに縮退します。この結果は、マルチボディダイナミクス解析で弾性体として使用することも、有限要素解析でスーパーエレメントアセンブリを表す外部マトリックスとして使用することもできます。CMS法は、質量マトリックスを正確に捉えるため、動解析に適しています。CMSスーパーエレメント作成時に、荷重ベクトルは縮退されません。
1. モデル概要


スーパーエレメントは、構造または構造の一部の挙動とパフォーマンスの縮退表現です。これらのマトリックスを使用したシステム方程式が解かれ、構造の挙動がシミュレートされます。これは、直接マトリックス入力またはスーパーエレメントと呼ばれています。スーパーエレメントが作成された後に残るフルモデルの一部がレジデュアル構造です。縮退した荷重、質量、剛性、および減衰マトリックスは、複数の方法を使用して生成することができます。フルモデルが慎重に検証され、スーパーエレメントとして縮退可能なセクションまたはパートが特定されます。スーパーエレメントとレジデュアル構造間の境界が結合 / インターフェースポイントを使用して識別されます。インターフェースポイントを特定したら、残りの構造(レジデュアル)をフルモデルから削除できるようになります。選択されたスーパーエレメント作成方法に応じて、対応するエントリが追加されます(CMSMETH)。

以下の演習が含まれます:
  • スーパーエレメント生成
    • ASET境界拘束条件の作成
    • レジデュアル構造の削除
    • DMIG出力の要求
  • レジデュアル(動的縮退)
    • スーパーエレメントの削除
    • DMIGマトリックスを参照するカードの作成