HOURGLS

バルクデータエントリ 低減積分を使用した要素での誤ったゼロエネルギーモードを低減するアワグラス制御パラメータを定義します。

重要: 陽解法解析のみに有効

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
HOURGLS HGID HGTYP HGFAC            

例

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
HOURGLS 2 2 .05            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
HGID アワグラス制御カードの識別番号

デフォルトなし（整数 > 0）

  
HGTYP アワグラス制御タイプ 2
1
Flanagan-Belytschko粘性形式（ソリッドとシェルの両方で使用可能）。
2（MAT1/MATS1のデフォルト）
ソリッドの場合：Puso拡張想定ひずみ剛性形式（8節点のCHEXA要素のみで使用可能）。 4
シェルの場合Flanagan-Belytschko剛性形式（シェルのみで使用可能）。
4（MATHEのデフォルト）
Reese拡張想定ひずみ剛性形式（8節点のCHEXA要素のみで使用可能）。 2 3
  
HGFAC アワグラス制御力のスケールファクター

HGTYP=1（0.05 < HGFAC < 0.15）の場合、Default = 0.1

HGTYP=2（0.0 < HGFAC < 0.1）のシェルの場合、Default = 0.05

HGTYP=2（0.0 < HGFAC < 1.0）のソリッドの場合、Default = 1.0

HGTYP=4（0.0 < HGFAC < 0.1）の場合、Default = 0.01

  

コメント

  1. HOURGLSバルクデータエントリを要素プロパティ定義で選択して、デフォルトのアワグラス制御パラメータを無効にすることができます。
  2. =1およびHGTYP=2をMAT1/MATS1に対して使用できます。MATHEに対しては、HGTYP=2とHGTYP=4のみを使用できます。MATHEでは、ほとんどの場合、HGTYP=4で優れたパフォーマンスが得られます。HGTYP=4は、MATHE材料でのみ使用できます。
  3. HOURGLSエントリは、それに対応するPSOLID、PLSOLID、またはPSHELLのいずれかのエントリのHGIDフィールドで参照されている場合、PARAM, HOURGLSで定義された値を上書きします。
  4. HGTYP=2が、MAT1 / MATS1とともに指定されている場合、入力HGFACは無視され、固定値 HGFAC=1.0が使用されます。