OS-HM-T: 6020 E-N(ひずみ - 寿命)法を用いたFatigue Process Manager(FPM)
与えられた周期荷重の下で塑性ひずみが発生する場合、疲労寿命の予測にE-N(ひずみ - 寿命)法が選択されるべきです。S-N(応力 - 寿命)法は疲労挙動に塑性ひずみが中心的な役割を担う低サイクル疲労には適していません。

図 1. S-N 曲線の低サイクルと高サイクルの領域

図 2. ひずみ-寿命曲線
OptiStructではさまざまなひずみの組み合わせタイプが利用可能で、デフォルトは “Absolute maximum principle strain (絶対値最大の主ひずみ)”です。一般的に脆性材料には "Absolute maximum principle stain"が推奨されますが、延性材料には "Signed von Mises stain"が推奨されます。符号付きパラメータの符号には最大絶対値主値の符号が用いられます。
本チュートリアルでは、E-N法による疲労寿命を評価することができます。