CTETRAの要素チェックおよびデフォルトの制限値
CTETRAの1次(4節点)要素チェック
CTETRAの1次要素について、以下の品質をチェックします:
- 縦横比
- CTETRAの1次要素の縦横比は、その4つの三角形面の最大の縦横比として定義されます。各面はCTRIA3要素として扱われます。
- 面スキュー角度
- CTETRAの1次要素の面スキュー角度は、その4つの三角形面の最大のスキュー角度度として定義されます。各面はCTRIA3要素として扱われます。
- 頂点角度
- すべての面について同じ頂点角度チェックが実行されます。各面は、3角形要素(CTRIA3)または4角形要素(CQUAD4)として扱われます。要素についての最小値と最大値がレポートされます。
- 潰れ
- CTETRAの1次要素の潰れは、各頂点から向かい合う面までの距離と、向かい合う面の面積の平方根の比として計算される4つの値のうちの最小値として定義されます。
- エッジ角度
- エッジ角度は、共通のエッジを持つ2つの面が成す角度を90度から引いた値の絶対値です。CTETRAの1次要素のエッジ角度(EA)は、その6つのエッジ角度のうちの最大値として定義されます。
CTETRAの2次(10節点)要素チェック
CTETRAの2次要素について、以下の品質をチェックします:
- 縦横比
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CTETRAの1次要素での定義と同じです。
- 面スキュー角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CTETRAの1次要素での定義と同じです。
- 頂点角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CTETRAの1次要素での定義と同じです。
- 潰れ
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CTETRAの1次要素での定義と同じです。
- エッジ角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CTETRAの1次要素での定義と同じです。
- ホー・ノーマルのオフセット
- CTETRAの2次要素のホー・ノーマルおよびホー・タンジェントのオフセットは、それぞれ6つのエッジのホー・ノーマルおよびホー・タンジェントのオフセットの最大値として定義されます。参照コメント: 3節点エッジのホー・ノーマルのオフセット
- ホー・タンジェントのオフセット
- CTETRAの2次要素のホー・ノーマルおよびホー・タンジェントのオフセットは、それぞれ6つのエッジのホー・ノーマルおよびホー・タンジェントのオフセットの最大値として定義されます。参照コメント: 3節点エッジのホー・タンジェントのオフセット
CTETRAのデフォルトの制限値
情報 | 警告メッセージのデフォルト値 | エラーメッセージのデフォルト値 | 妥当性チェックのデフォルト値 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
下限 | 上限 | 下限 | 上限 | 下限 | 上限 | |
縦横比 | - | 100.0 | - | 1000.0 | - | 1.0E5 |
面スキュー角度 | - | 75.0 | - | 85.0 | - | 90.0 |
潰れ | 0.001 | 100.0 | 0.0 | 100.0 | 0.0 | 1000.0 |
エッジ角度(CTETRA4) | - | 75.0 | - | 87.0 | - | 90.0 |
エッジ角度(CTETRA10) | - | 75.0 | - | 90.0 | - | 90.0 |
ホー・ノーマルのオフセット | - | 0.30 | - | 0.60 | - | 1.0E5 |
ホー・タンジェントのオフセット | - | 0.20 | - | 0.25 | - | 0.50 |
警告チェックとエラーチェックに使用される値はELEMQUALバルクデータエントリによって調整できますが、妥当性チェックはハードコーディングされています。