.dispファイル
.dispファイルは、OptiStruct ASCIIフォーマットの結果ファイルです。
ファイル生成
このファイルは、OPTI、OS、またはBOTHフォーマットが選択されたときに作成されます。(入出力オプションのOUTPUTの説明をご参照ください)。
ファイル内容
結果 | 内容 |
---|---|
加速度 | 周波数応答解析と線形過渡解析による加速度結果。 出力は、入出力オプションのACCELERATIONによって制御されます。 |
変位 | 線形静解析、慣性リリーフ解析、周波数応答解析、線形過渡解析による変位結果。 出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。 |
固有ベクトル | ノーマルモード解析と線形座屈解析からの固有ベクトル結果。 出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。 |
速度 | 周波数応答解析と線形過渡解析による速度結果。 出力は、入出力オプションのVELOCITYによって制御されます。 |
ファイルフォーマット
変位ファイルのフォーマットは以下のとおりです。
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。 | |||||
iter | Iteration | Numids |
- データ
- 内容
- iter
- 次のフィールドが反復計算番号であることを示すキーワード。
- Iteration
- 反復計算番号です。
- Numids
- 線形静的サブケースの数に計算されたノーマルモードおよび座屈モードの数を足したものです。
反復計算セクションでは、線形静的サブケース、ノーマルまたは線形座屈モード、または直接モーダル法による周波数応答ごとに以下のヘッダーが使用されます。 | |||||
LCID | Numnod | Freq | Result: SPCcase (Datatype) |
- データ
- 内容
- LCID
- サブケースまたはモードの出力ID。これは、必ずしも入力データ内で定義されたサブケースIDと同じではありません。
- Numnod
- モデル内のグリッド数。
- Freq
- 周波数または座屈固有値(静的サブケースの場合は1.0)。
- Result
- 指定の結果タイプを示すキーワード。
- SPCcase
- SPCセット識別番号(線形静的サブケース、慣性リリーフサブケース、または周波数応答サブケースの場合)または1(固有ベクトルの場合)。
- Datatype
- 関係するサブケースのタイプを示すキーワード。
サブケースまたはモードセクションでは、節点ごとに以下の情報が提供されます。 | |||||
NID | X disp | Y disp | Z disp |
- データ
- 内容
- NID
- 節点識別番号
- X
- 節点のX変位。
- Y
- 節点のY変位。
- Z
- 節点のZ変位。
線形過渡解析の場合、変位ファイルは次のようなフォーマットとなります:
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。 | |||||
iter | Iteration |
- データ
- 内容
- iter
- 次のフィールドが反復計算番号であることを示すキーワード。
- Iteration
- 反復計算番号です。
反復計算セクションでは、過渡解析サブケースごとに以下のヘッダーが使用されます: | ||||
サブケース | Id | Label | ||
時間 | Time | |||
結果タイプ | Domain | [Format] |
- データ
- 内容
- Id
- サブケースの出力ID。これは、必ずしも入力データ内で定義されたサブケースIDと同じではありません。
- Label
- サブケースラベル。
- Time
- 時間増分情報。
- Format
- Complex、Real、Imaginary、Phaseなど。
- Result Type
- 指定の結果タイプを示すキーワード。
サブケースセクションでは、サブケースごとに以下の情報が提供されます: | |||||||
GID | X | Y | Z | RX | RY | RZ |
- データ
- 内容
- GID
- 節点識別番号。
- X
- 節点のX値。
- Y
- 節点のY値。
- Z
- 節点のZ値。
- RX
- 節点のRX値。
- RY
- 節点のRY値。
- RZ
- 節点のRZ値。
コメント
- 入出力オプションのPreviously Supported Resultsは、最適化中の解析結果の出力頻度を制御します。