CTAXI

バルクデータエントリ 軸対称の三角形断面リング要素を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CTAXI EID PID G1 G2 G3 G4 G5 G6  
  Theta                

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CTAXI 111 2 31 74 75 32 51 52  
  15.0                

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有の要素識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
PID PAXIエントリの識別番号。

デフォルト = EID(整数 > 0)

 
G1, G3, G5 結合されているコーナー節点の識別番号(デフォルト)。これらの識別番号は省略できません。詳細については、SYSSETTING,AXEGORDをご参照ください。

デフォルト値はありません(整数 > 0、すべて一意)。

 
G2, G4, G6 結合されているエッジ節点の識別番号(デフォルト)。省略可能です。詳細については、SYSSETTING,AXEGORDをご参照ください。

デフォルト = 空白(整数 > 0 、すべて一意)

 
Theta 材料方向角(度単位)。

デフォルト = 0.0(実数)

 

コメント

  1. 要素識別番号は、その他すべての要素識別番号の中で固有である必要があります。
  2. 全ての節点は基準座標系のx-y平面またはx-z平面上に配置される必要があり、x = r ≥ 0である必要があります。節点は、コーナーの節点から連続して、外周のいずれかの方向に進む必要があります。

    コーナー節点G1G3、およびG5は必ず存在する必要があります。エッジポイントG2G4G6はオプションです。エッジポイントが存在する場合は、すべて使用する必要があります。

    この情報に一致するのは、デフォルトのSYSSETTING,AXEGORD,0の場合のみです。この設定を1に切り替えた場合は、対応する節点参照を、この設定に応じて解釈する必要があります。


    ctriax6
    図 1. CTAXIの定義
  3. 継続行はオプションです。
  4. フィールド3で参照されているPAXIエントリがMAT3エントリを参照している場合、材料のプロパティと応力は、上図で示された(xm, zm)座標系で必ず与えられます。
  5. この要素の節点Giでの集中荷重(例えばFORCEエントリで指定される荷重)は半径Giの円周上に作用していることを示します。例えば、半径0.4mにあるGiの円周に200N/mの荷重を作用させるためには、静的荷重エントリの大きさは以下のようになる必要があります:(1)
    ( 200 N / m ) * 2 π * ( 0.4 m ) = 502.655 N
  6. CTAXICTRIAX6要素は1つの入力モデルで同時に用いる事はできません。
  7. 軸対称要素は、線形静解析、非線形静解析(小変位および大変位)、熱伝導解析(線形および非線形、定常およ非定常)でのみサポートされています。現在、大変位非線形解析の慣性リリーフ解析では、軸対称要素はサポートされていません。
  8. 軸対称要素は、応力応答を使用した寸法最適化(材料特性 - DVMREL1DVMREL2のみ)と形状最適化に対してのみサポートされます。詳細については、DRESP1 - 静的応力/ひずみのアイテムコードをご参照ください。
  9. 要素節点の番号付け方式は、SYSSETTING,AXEGORD,0/1によって制御されます。
    SYSSETTING, コーナー節点 エッジ節点
    C1 C2 C3 C4 E1 E2 E3 E4
    0(デフォルト) G1 G3 G5 G7 G2 G4 G6 G8
    1 G1 G2 G3 G4 G5 G6 G7 G8
  10. PARAM,AXI2DTOR,YESを使用して、モデル内の2D軸対称要素CQAXICTAXIを、それぞれ一般軸対称要素CQAXIGCTAXIGに変換できます。PAXIPAXIGに変換されます。後者は、対称軸を中心にしたねじれ変形を可能にします。

    このオプションを使用した場合、剛体運動を排除するには、要素に面外方向の追加の拘束が必要になる可能性があります。現在このオプションがサポートされているのは、線形解析(静解析、動解析、初期荷重解析を含む)のみです。

  11. HyperMeshでは、このカードは要素として表されます。