.cmode.csvファイル

このファイルは、音響複素固有値解析時に生成される出力ファイルです。

ファイル生成

このファイルは、音響複素固有値解析でPARAM, FCACSVバルクデータエントリが-1または2に設定されている場合に作成されます。

ファイル内容

このファイルは、Mass Fraction、Modal Assurance Criterion (MAC) – Structural、Modal Assurance Criterion (MAC) – Interface (Wet Surface)、Modal Assurance Criterion (MAC) – Fluidの4つのセクションで構成されています。

質量率

ファイルフォーマット



図 1.
カラム
内容
モードID
複合モードID
固有値(R)
固有値の実数部
固有値(I)
固有値の虚数部
周波数
周波数モード
質量率(S)
質量率(構造)
質量率(F)
質量率(流体)

Modal Assurance Criterion (MAC) – Structural

ファイル内容

マッピングされた構造モード:

構造節点のみに対応する複素連成モードは、それぞれの非連成構造モードと相関関係にあります。図 2のMapped Mode ID列の出力には、最大のMAC値を有するモードが選択されます。その後、対応する周波数の差の値が計算されます。追加の列MAC_Wet(S)には、“ウェット構造節点に対応する連成モード”対“非連成構造モード”(このモードはマッピングされたモードIDを通じて既に指定されています)のMAC値が含まれています。
Coupled Mode ID
完全固有ベクトル連成モードのID(例: モードA1)。
Mapped Mode ID(S)
完全固有ベクトル(EV)非連成構造モードのID。
このモードは、最大のMAC(S)を有する非連成モードとして識別されます。
MAC(S)
MAC値の計算対象:“構造節点のみに対応する連成モード(A1)EV”対“それぞれの完全EV非連成構造モード”(モード1~モードN。Nは非連成構造モードの合計数)。
このような取得された最大MAC値がMAC(S)として出力され、対応する非連成構造モードIDが“Mapped Mode ID(S)”として出力されます。
MAC_Wet(S)
MAC値の計算対象:“ウェットサーフェスの構造節点のみに対応する連成モード(A1)EV”対“ウェットサーフェスの構造節点に対応する非連成構造モード”(Mapped Mode ID(S)フィールドに示されています)。

ファイルフォーマット



図 2.
カラム
内容
Mapped Mode ID
マッピングされた非連成構造モードID
周波数
非連成構造モードの周波数
Frequency Diff(S)
周波数差:連成モードから非連成モードを差し引いた値
Frequency Diff(S) (%)
周波数差のパーセンテージ
MAC(S)
モード信頼性評価基準:“連成モード”(構造節点のみ)対“非連成完全固有ベクトル構造モード”(MAC)
MAC_Wet(S)
“連成モード”対“構造ウェットモード”のモード信頼性評価基準値
重要: これらは、Mapped Mode ID(S)列内のリストされている対応モードのウェットサーフェス構造節点のモードです。

Modal Assurance Criterion (MAC) –Interface (Wet Surface)

ファイル内容

マッピングされたウェットモード:

ウェットサーフェスの構造節点のみに対応する連成モードは、ウェットサーフェスの構造節点に対応するそれぞれの非連成構造モードと相関関係にあります。図 3のMapped Mode ID列の出力には、最大のMAC値を有するモードが選択されます。その後、対応する周波数の差の値が計算されます。
Coupled Mode ID
完全固有ベクトル連成モードのID(例: モードA1)。
Mapped Mode ID(WS)
ウェットサーフェスの構造節点のみに対応する非連成構造モードのID。
このモードは、最大のMAC(WS)を有する該当の非連成構造モードとして識別されます。
MAC(WS)
MAC値の計算対象:“ウェットサーフェスの構造節点のみに対応する連成モード(A1)”対“ウェットサーフェスの構造節点のみに対応する各非連成構造モード”(モード1~モードN。Nは非連成構造モードの合計数)。
このような取得された最大MAC値がMAC(WS)として出力され、対応する非連成構造モードIDが“Mapped Mode ID(WS)”として出力されます。

ファイルフォーマット



図 3.
カラム
内容
Mapped Mode ID(WS)
ウェットサーフェスに対応するマッピングされた非連成モードID
Frequency(WS)
ウェットサーフェスに対応するモードIDの周波数
Frequency Diff(WS)
周波数差:“ウェットサーフェスに対応する連成モード”から“ウェットサーフェスに対応する非連成モード”を差し引いた値
Frequency Diff(WS) (%)
周波数差のパーセンテージ
MAC(WS)
“ウェットサーフェスに対応する非連成モード”対“ウェットサーフェスに対応する連成モード”のモード信頼性評価基準値

Modal Assurance Criterion (MAC) – Fluid

ファイル内容

流体モードのマッピング:

流体節点のみに対応する連成モードは、それぞれの非連成流体モードと相関関係にあり、図 4のMapped Mode ID列の出力には、最大のMAC値を有するモードが選択されます。その後、対応する周波数の差の値が計算されます。
Coupled Mode ID
完全固有ベクトル連成モードのID(例: モードA1)。
Mapped Mode ID
完全固有ベクトル(EV)非連成流体モードのID。
このモードは、最大のMAC(WS)を有する非連成モードとして識別されます。
MAC(F)
MAC値の計算対象:“流体節点のみに対応する連成モード(A1)EV”対“それぞれの完全EV非連成流体モード”(モード1~モードN。Nは非連成流体モードの合計数)。
このような取得された最大MAC値がMAC(F)として出力され、対応する非連成構造モードIDが“Mapped Mode ID(F)”として出力されます。

ファイルフォーマット



図 4.
カラム
内容
Mapped Mode ID(F)
マッピングされた非連成流体モードID
周波数
非連成流体モードの周波数
Frequency Diff(F)
周波数差:連成モードから非連成モードを差し引いた値
Frequency Diff(F) (%)
周波数差のパーセンテージ
MAC(F)
“流体モード”対”連成モード”のモード信頼性評価基準値