CAERO2
バルクデータエントリ Doublet-Lattice法による空気力学用の空気力学細長体および干渉要素を定義します。
フォーマット
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CAERO2 | EID | PID | CP | NSB | NCHORD | NINT | LSB | IGID | |
X1 | Y1 | Z1 | X12 |
例
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CAERO2 | 3000 | 3 | 10 | 2 | 1 | ||||
1.0 | 0.0 | 0.0 | 8.8 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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EID | 固有の要素識別番号。 デフォルト無し(整数 > 0) |
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PID | PAERO2プロパティエントリの識別番号。 デフォルト無し(整数 > 0) |
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CP | ポイント1と4を配置する座標系。 デフォルト = 0(整数 ≥ 0) |
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NSB | Slender Bodyの要素数。
デフォルトなし(整数 ≥ 0または空白) |
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NINT | 干渉要素の数。
デフォルトなし(整数 ≥ 0または空白) |
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LSB | Slender Bodyの分割点のAEFACTバルクデータエントリのID。NSBがゼロまたは空白の場合にのみ使用されます。 デフォルト = 空白(整数 ≥ 0) |
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LINT | 干渉要素の分割点のリストを含むAEFACTバルクデータエントリのID。NINTがゼロまたは空白の場合にのみ使用されます。
デフォルト = 空白(整数 ≥ 0) |
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IGID | 干渉グループのID。異なるIGIDを持つ空力要素は連成されません。 (整数 > 0) |
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X1, Y1, Z1 | 座標系CPにおけるポイント1の位置。 (実数) |
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X12 | 空力座標系のx方向におけるボディの長さ。 (実数 > 0) |
コメント
- ポイント1はボディの先頭。
- 同じIGID (グループ)内のすべてのCAERO1 (パネル)とCAERO2 (ボディ)は空力的相互作用を持ちます。
- このエントリで指定された空力ボディには、少なくとも1つの干渉要素が必要です。
- ビームと接続ポイントにはEIDから始まる連続番号が付けられます。すべてのAero要素と接続ポイント IDは一意でなければなりません。PARAM,AEMESH,YESによって結果の可視化が要求された場合、構造モデルと空力モデル間のIDの重複が許容されます。
- 各空力ボディには、少なくとも2つのSlender Body要素が必要です。
- 干渉要素は、パネルでの使用のみを目的としています。
- スレンダーボディ(CAERO2カード)は超音速解析ではサポートされていません。