ダイ補正

成形後のスプリングバックの影響に対応するため、モデルにダイ補正機能を適用する方法について説明します。

モデルを開く

インポートするモデルデータには、シングルアクションおよびスプリングバックオペレーションのシミュレーション結果が含まれます。
  1. ファイルメニューから開くを選択します。
  2. ファイルを開くダイアログで、インストールディレクトリのtutorialsフォルダーに移動し、SRAIL_Springback_compensation1.iformを開きます。標準的なパス:Program Files\Altair\2023.1\InspireForm2023.1\tutorials\SRAIL_Springback_compensation1.iform
    以下のようなモデルが表示されます:

モデル設定と結果のレビュー

このチュートリアル用のモデルには、シングルアクションおよびスプリングバック解析の結果が含まれています。
  1. インクリメンタルリボンで、解析結果の表示アイコンをクリックします。
    解析エクスプローラが開き、s-rail_ext12mmという実行の結果が表示されます。
  2. 実行は現在の実行のままにして、オペレーションとしてスプリングバックを選択し、結果タイプとして変位を選択します。


  3. 変位の値をレビューします。補正前の最大値は3.887e+00mmであることに注目してください。

ダイの再設計

  1. インクリメンタルリボンの再設計ツールから、補正アイコンをクリックします。
    ガイドバーが表示され、補正プロセスのワークフローが示されます。この補正プロセスには、参照パートの選択、最大3つの固定ポイントの選択、および補正オペレーションの実行が含まれます。
  2. このチュートリアルでは、参照パートを選択する必要はありません。参照パートを選択しない場合は、デフォルトで、直前の成形オペレーションのダイが自動的に選択されます。
  3. モデル上で、下図のとおり3つの固定ポイントを選択します。配置場所はおおよそでかまいません。
    これらの固定ポイントは、補正プロセス時に指定ポイント位置でモデルの変更を制限します。
  4. ガイドバーで、ツールの置き換えボックスを選択し、補正ボタンをクリックします。
    補正オペレーションによって、成形後形状で発生することが分かっているスプリングバックを相殺する新しいダイが生成されます。ツールの置き換えオプションを使用すると、既存のツールが新しい補正済みツールに自動的に置き換えられます。
    注:
    • ダイ補正プロセスが完了するのに数分かかる可能性があります。
    • 置き換えられたツールがクローズド位置に表示されます。
    • 元のダイは依然としてツールセットに存在しますが、表示されません。
  5. 元のダイを表示するには、ビュー > パートのアクティブ化を選択します。
    元のツールがツリー上にグレー表示されます。

ダイセットの配置

  1. リボン上で、シングルアクション絞りオペレーションの上にマウスカーソルを移動します。


  2. ツール位置の編集 矢印をクリックします。
  3. ガイドバーの1つ目の欄で、開くを選択します。


    ツールがオープン状態に自動的に配置されます。
  4. 現在のツールセットの成形アクションをプレビューするには、シングルアクションアイコンで、ツールモーションのプレビュー をクリックします。
    モデルの成形オペレーションのアニメーションが生成されます。

補正されたツールを使用した解析の実行

  1. インクリメンタルタブの実行ツールで、解析の実行をクリックします

  2. 解析の実行ダイアログで、SRAIL_Springback_compensated2という名前を入力します。
  3. 実行をクリックします。
    注: この解析の実行には最大で10分かかります。

補正されたツールの結果のレビュー

  1. インクリメントタブの解析アイコンで解析結果の表示をクリックします。


    解析エクスプローラーダイアログが開きます。
  2. 実行として、SRAIL_Springback_compensation2を選択します。
  3. オペレーションとして、スプリングバックを選択します。
  4. 結果タイプとして、変位を選択し、結果をレビューします。
  5. 実行SRAIL_Springback_compensationについてステップを繰り返し、SRAIL_Springback_compensation2と比較します。変位値でのスプリングバックのための修正に注目してください。
    図 1. 補正前のスプリングバックの変位
    図 2. 補正後のスプリングバックの変位