ブランクネスティング解析

シートメタルコンポーネントのトランスファー型またはプログレッシブ型スタンピングのために最適な材料使用を決定する、多数の設定を作成します。

  1. ワンステップタブのネストアイコンでブランクネスティングの実行をクリックします。


    最後の実行で平坦化されたブランクがセッションに読み込まれます。必要に応じて、測定ツールを使用して平坦化されたブランクを測定し、ブランクネスティングダイアログに入力することができます。
  2. ブランクネスティングダイアログで、ブランクネスティング設定を定義します。
    1. 実行名を入力します。
    2. 単位質量あたりの材料およびスクラップコストを入力します。
    3. 余肉(スタンピングプロセス時にブランクを保持する役割を果たす成形形状周囲の余分材料)を入力します。
    4. オーバーラップを選択してオプションを有効にし、量を入力します。
    5. ストックフォームを選択します。
    6. プロセスタイプを選択します。
    7. プロセスタイプとしてプログレッシブダイを選択した場合は搬送オプションとパターンを選択します。
    8. プロセスタイプとしてトランスファーダイを選択した場合はブランクとパターンをフィッティングする際に使用するフィットさせる形状を選択します。
    9. レーザーカットを選択した場合は、パターンを選択します。
    10. フリー拘束ロック(手動調整回転)の中から、維持する 回転量とネストを選択します。拘束を選択した場合は、+/-の自由度を入力します。
    11. トリム角度の可視化を解析に含めるには、コンターの表示を選択します。
  3. 実行をクリックします。


実行が正常に完了したら、ブランクネスティングの結果を表示します。その後の処理に使用するアプリケーション用に、結果は.igesファイル内に保存されます。

ヒント: ブランクネスティングの実行を開始した後は、ブランクネスティング状態ダイアログを閉じて、実行の進行を妨げることなく作業を続行できます。ブランクネスティング状態ツールをクリックすることで、いつでも実行のステータスを確認できます。実行が完了すると、ネストツールグループ上にフラグが表示されます。緑のフラグは実行が正常に終了したことを示し、赤のフラグは失敗を示します。

ブランクネスティング

次の表では、スタンピングプロセス内のブランクネスティングのプロセスとコンポーネントについて説明しています。

表 1. ブランクネスティング
タイプ 説明
コイル コイル状に丸められた非常に短いシートメタル
シート 有限寸法の平坦なシートメタル
プログレッシブダイ 完成パートへと成形されるブランクシートメタルは、コイルに取り付けられたまま、ステージからステージに送られて最終ステージに到達し、その後、完成パートがコイルから分離されます。
トランスファーダイ ブランクシートメタルは最初のステージでコイルから分離されます。ブランクシートメタルは、ロボットまたはトランスファーメカニズムを使用して、ステージからステージに転送され、最終ステージに到達します。
レーザーカット 有限寸法の平坦なシートメタルがレーザーカットです。
キャリア キャリアは、プログレッシブダイスタンピング時にブランクシートが取り付けられたままになるコイルの一部です。パートをステージからステージに運び、最終ステージに届けることを支援します。最終ステージに到達すると、パートはコイルから分離されます。
片側 キャリアはパートの片側に取り付けられています。
両側 キャリアはパートの両側に取り付けられています。
ネスト キャリアはパート内にネストされています。
両側 / ネスト キャリアはパートの両側に取り付けられ、さらにパート間にネストされています。
中央 キャリアは中央に配置され、両側にパートが取り付けられています。パートはほとんど互いに鏡面対称になります。
両側 / 中央 キャリアは中央に配置され、両側にパートが取り付けられています。パートはほとんど互いに鏡面対称になります。両側にキャリアもあります。
1個取り

このオプションでは、コイルまたはシートメタル上に1つのパートインスタンスをネストすることができ、その結果として、プレスのストロークごとに1つのパートが作成されます。

2個取り

このオプションでは、コイルまたはシートメタル上に2つのパートインスタンスをネストすることができ、その結果として、プレスのストロークごとに2つのまったく同じパートが作成されます。

3個取り このオプションでは、コイルまたはシートメタル上に3つのパートインスタンスをネストすることができ、その結果として、プレスのストロークごとに3つのまったく同じパートが作成されます。
ミラー

このオプションでは、コイルまたはシートメタル上に1つのパートインスタンスとそのミラーイメージをネストすることができ、その結果として、プレスのストロークごとに、相互のミラーイメージである2つのパートが作成されます。

ブランクネスティング概要の表示

ブランクネスティングの概要を表示します。

  1. ワンステップタブのネストアイコンで、ブランクネスティングの表示アイコンをクリックします。

    Inspire Formでブランクネスティングの概要が開きます。
  2. ネスト実行テーブルで、実行をクリックするとその実行の結果のテーブルが表示されます。デフォルトでは、最後のブランクネスティングが選択されます。
  3. 結果を1つ選択すると、詳細情報が表示されます。
    注: テーラード溶接パートのブランクは、2つの別々のピースとしてネストされます。
    注: 対称境界条件を持つパートは、対称面を中心に鏡映され、パート全体がネストされます。
  4. 終了する場合、ネスト実行ダイアログを閉じる、またはEscキーを押してください。
    注: 実行フォルダーには、.htmフォーマットのブランクネスティングレポートも含まれています。

ブランクネスティング状態

現在の実行の状況をビューするには、現在処理中の実行のほか、まだ結果表示していない現在のモデルでの実行も表示されます。これまでのすべての実行を確認するには、実行履歴を使用します。

  1. ネストアイコン上にマウスを移動し、ブランクネスティング状態をクリックします

    実行状況が表示されます。

  2. 実行の完了後、そのステータスを確認します。
    ステータス 説明 メモ
    実行は正常終了しました。 この状態は、ネストアイコンの上に緑色の旗が表示されていることでも示されます。

    緑色のフラグをクリックして結果を読み込むことができます。

    実行は不完全でした。

    結果タイプのすべてではなくても、一部は有効である可能性があります。新規の解析を実行して完全な結果を生成することをお勧めします。

    計算はエラー終了で有効な結果はありません。 この状態は、ネストアイコンの上に赤色の旗が表示されていることでも示されます。
  3. 1つまたは複数の実行を表示します。
    • 実行を表示するには、その行をダブルクリックします。
    • 複数の実行を表示するには、CtrlまたはShiftを押したまま行をクリックしてから結果表示ボタンをクリックします。
      注: 同じパートに複数の結果が関連している場合、そのパートの最も直近に実行された結果がモデリングウィンドウでアクティベートされます。
    • 削除した実行または過去に表示した実行を表示するには履歴ボタンをクリックします。
ヒント: 実行結果が保存されているディレクトリを開くには、実行名を右クリックし、”実行フォルダを開く”を選択します。

ブランクネスティング履歴

現在のモデルと以前のモデルに対するこれまでの実行を表示、ソート、開くか、削除します。

解析実行を表示すると、実行状況ウィンドウから削除されますが、実行履歴テーブルを使用して表示できます。
  1. ネストアイコンの実行履歴をクリックします。

    実行履歴が表示されます。

  2. 実行のステータスを確認します。
    ステータス 説明 メモ
    実行は正常終了しました。  
    実行は不完全でした。

    結果タイプのすべてではなくても、一部は有効である可能性があります。新規の解析を実行して完全な結果を生成することをお勧めします。

    計算はエラー終了で有効な結果はありません。  
  3. 実行を表示するには、その行をダブルクリックします。