解析の実行
湯流れ解析、凝固解析、、変形解析、トリミング解析、またはその組み合わせを定義して実行します。
解析を実行する前に、鋳物パートを定義し、ゲートやその他のオプションパートを追加する必要があります。
注: 解析結果は、鋳造 > 解析 > 実行オプションのプリファレンス設定で指定したフォルダに保存されます。
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解析アイコンにある解析の実行をクリックします。
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パラメーターを定義します。
オプション 説明 名前 実行の名前を入力します。(デフォルトでは、モデルの名前が使用されます。) 平均板厚 パートの平均板厚を入力するには、これを選択します。要素サイズは、この値に変更されて更新されます。 要素サイズ 結果の品質を規定するメッシュの要素サイズを入力するには、これを選択します。一般的に、要素サイズが小さいほど結果は正確ですが、解析の実行速度が遅くなります。 スピード / 精度 平均板厚を選択した場合、 ボタンをクリックし、スライダーを使用して、解析のスピードと精度を調整できます。速度重視すると要素サイズが大きくなり、精度を重視すると精度が増します。要素サイズはこの変更を反映します。
湯流れ解析の実行 凝固解析のみを実行する場合は、開始温度はパート全体で同じです。 湯流れと凝固の両方の解析を実行する場合、湯流れ解析の終了時の温度分布が、凝固解析の開始ポイントとして使用されます。
凝固解析の実行 変形計算 解析に変形を含めます。 注: このオプションは、凝固解析の実行が選択されている場合にのみ使用できます。高速 / ロバスト 変形計算を選択した場合、このスライダーを使用して、解析のスピードと精度を調整できます。 トリミングを行う 解析には、完成パートからトリミングされるランナー、オーバーフローなどのシミュレーションも含まれます。 注: このオプションを使用できるのは、変形計算が有効な場合のみです。パート温度 鋳型が開かれる温度を入力する。 経過時間 鋳型を開ける前に経過する時間を入力します。 脱型方法 設定ボタンをクリックして、脱型の設定ウィンドウを開きます。その後、空冷、強制空冷、水冷、またはカスタム脱型方法のいずれかを選択します。それぞれの欄に冷却媒体の温度と熱伝達係数を入力します。保存ボタンをクリックして設定を保存します。 パート温度 解析が停止する温度を変更します。 サイクルの使用 設定ボタンをクリックして、サイクルの設定 ウィンドウを開き、鋳造シミュレーションにサイクルデータを含めます。設定: - 解析するサイクル数を入力します。
- 鋳型を開けてから次のサイクルが始まるまでの時間を入力します。
- 必要であれば、噴霧の計算を有効にし、スプレーの強度を、最小、中、または強のいずれかに選択し、鋳型が開いてからスプレーが始まるまでの遅延を定義し、スプレーの持続時間を設定します。
- 必要であれば、ブローイングの計算を有効にし、送風時間を設定します。
対称を使用 オンにすると、対称パートの半分のみが解析されることで、シミュレーション時間を短縮できます。必要に応じて、対称平面の向きを変更したり対称平面を移動したりできます。 注:- このオプションは非対称パートにはお勧めしません。
- で、代替メッシュまたはソリッド用ボクセルメッシュを選択している場合、このオプションは無視されます。
CFL アドバンストタブをクリックして、解析に使用するカスタムCFL(Courant-Friedrichs-Lewy)番号を選択します。 鋳型なしで実行 アドバンストタブをクリックすると、仮想金型が作成され、材料と温度が設定されます。このオプションは、鋳型温度の解析が必要ない場合に有効です。 コンポーネントメッシュ係数 定義した各コンポーネントのメッシュサイズを調整するには、アドバンストタブをクリックします。要素サイズに乗じるファクターを入力します。 鋳型以外の各コンポーネントで使用可能な範囲は0.2-3です。
鋳型の範囲は、選択した要素サイズ(または平均板厚)によって変わります。要素サイズが小さいほど、ファクターと範囲は大きくなります。
元に戻す コンポーネントメッシュ係数をデフォルト値に設定します。 液体グレード係数 アドバンストタブをクリックして値を入力し、鋳造中に流体状態にある異なる2つのボディ(パート、ランナー、オーバーフロー、押し湯など)間の遷移(メッシュの変化)を編集するための値を入力します。1.1未満または10以上の値は無効です。 凝固グレード係数 アドバンストタブをクリックして1.1~10の間の値を入力し、鋳造中の固体状態にある異なる2つのボディ(冷し金、鋳型、スリーブなど)間の遷移(メッシュの変化)を編集するための値を入力します。1.1未満または10以上の値は無効です。 自動調整 アドバンストタブをクリックし、このオプションを選択して以下の値を入力します。 - 最小板厚:サーフェス間の距離が最小板厚以内の場合、このサーフェス上のメッシュはさらに細分化されます。
- 最小サイズ:指定した最小サイズより小さいエッジでは、メッシュの調整による要素の作成は行われません。
- 最小レイヤー数:ボディ内の薄い断面では、メッシュの調整により要素のレイヤーが作成されます。エッジ長さが最小サイズより大きければ、レイヤーの数はここで定義された最小レイヤー数以上にすることができます。
センサー アドバンストタブをクリックしてセンサーを配置し、モデル内の特に関心のあるポイントからコールアウトデータを取得します。新しいセンサーを配置するには、 アイコンを使用します。
アイコンを使用して、センサーを .txtまたは.csvファイルにエクスポートします。
アイコンを使用して、.txt または.csv ファイルからセンサーのセットをインポートします。
解析が完了したら、解析エクスプローラウィンドウの
アイコンを使用して、センサーからのデータを表示します。
ソルバーデックとメッシュのエクスポート バッチタブをクリックすると、モデルに関連付けられた編集済みファイルをエクスポート、直接編集、および使用することができます。直接編集するには、このオプションを選択してモデルのファイルを保存してください。 入力デックを使って実行 ファイルパス欄で指定したファイルを使用して解析を実行する場合は、バッチタブでこのオプションを選択します。 ファイルパス バッチタブで、エクスポート先、または入力元のディレクトリパスを入力します。 注: デフォルトのオプションに戻すには元に戻すをクリックします。 -
実行をクリックします。
実行状況が表示されます。